会津版シュトーレン 全国へ ホームベーカリーコビヤマ(若松) 風評払拭の一助に
会津の食を全国に届け、風評を吹き飛ばそうと会津若松市のパン店「ホームベーカリーコビヤマ」が企画した事業が実現する。ドイツの伝統的な菓子パン「シュトーレン」に会津清酒「会津娘」と会津身不知(みしらず)柿を加えたパン「會津が香るシュトーレン」を全国に広げる取り組みで、購入型クラウドファンディングで事業実施に必要な目標額を24日までに調達した。
伊藤忠商事や全国信用協同組合連合会などが運営する購入型クラウドファンディングサービス「MOTTAINAIもっと」のサイトに登録し、協力を呼び掛けてきた。目標額50万円に対し、55万6000円が集まり、資金が調達されたとして事業実施が決まった。
「シュトーレン」は海外でクリスマス菓子としても親しまれている。代表の小桧山和馬さん(33)は「全国から最高のプレゼントをいただいた。会津の魅力を発信し、活動を有意義に展開したい」としている。
資金提供者にパンや酒、農産物などを贈り、会津の食の現状を理解してもらう。会津観光なども働き掛けていく考えだ。
資金は2月下旬まで募集している。問い合わせはホームベーカリーコビヤマ 電話0242(22)1898へ。
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