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出産前後でこんなに違う!骨盤のゆがみにより生じるさまざまな症状と骨盤矯正の効果
出産前後で異なる骨盤、出産後に骨盤がゆがむ症状が出ることも
骨盤は、仙骨・寛骨・尾骨で構成され、逆三角形のハート型をしています。妊娠初期から中期になると、胎児を受け入れるために関節がゆるみ始め、妊娠後期はおなかが前に出てくることで腰椎のS字カーブがきつくなります。出産後、ゆるんだ骨盤はゆっくりともとの大きさに戻りますが、体を動かしたときに骨盤がゆがむ症状が出る人も。この歪みが固定してしまい、産後のトラブルを招く要因になるようです。産後の不快な症状を予防するためには、この骨盤のゆがみを矯正する必要があるでしょう。
放っておくと大変な骨盤のゆがみ、骨盤痛などの歪みによる悪影響が出る前に対策を
出産で開いた骨盤は、出産後1~2か月かけてゆっくりと戻るのですが、正しい位置に戻らない場合も多く、骨盤痛などの不快な症状となって現れます。結果、骨盤のゆがみがホルモンバランスを乱し、筋肉、内臓の活動に影響します。さらに、代謝も悪くなり、太りやすくなってしまいます。そこで、産後に以下のような症状を感じたら、早めに骨盤を正しい位置に戻すことをおすすめします。 1. 頭痛・腰痛がひどくなった。 2. 顔のゆがみが気になるようになった。 3. 便秘がちになった。 4. 股関節や恥骨の痛みが治まらない。 5. 母乳が出にくい、または出ない。 6. 足がむくみやすくなった。 7. 仰向けに寝られず、足を伸ばせない。 8. 尿失禁に困るようになった。 9. 眠りが浅くなった。 10. 下半身太りになった。
産後に必要な骨盤矯正
骨盤は出産直後はとても不安定なため、整体やマッサージなどで骨盤矯正をはじめるのは産後3か月以上たってからが望ましいでしょう。骨盤が閉じるのは産後6か月までなので、産後3か月~6か月の間が最適です。自宅でできる骨盤矯正は、骨盤ストレッチや骨盤体操がおすすめです。ほかにも、毎日の生活習慣でゆがみを予防することも可能です。以下のことを心がけましょう。 1. 床に座るとき、横座りをしない 2. 片足に体重をかけて立たない 3. 赤ちゃんを抱っこするとき、片方の腕ばかりに負担をかけない 産後の骨盤ケアを怠ってしまった人も、毎日の骨盤ストレッチや体操などで、ゆがみ改善の効果は期待できますが、まずは専門家のもとで相談・施術を受けるのが一番です。
まだ間に合う効果的な骨盤矯正の方法
骨盤ストレッチや専門家のもとでの施術など、どんな骨盤矯正でももっとも効果的なのは継続することです。毎日の生活習慣に気を付けて、美と健康を手に入れましょう。