医師と暴力団組員らによる臓器売買事件で、組員が医師の自宅周辺で臓器売買があったことを示すビラをまいていたことが分かりました。口止め料を狙った嫌がらせとみられています。

 医師・堀内利信容疑者(55)は、暴力団組員・滝野和久容疑者(50)に1000万円で腎臓移植のドナー探しを依頼した疑いが持たれています。警視庁によりますと、金銭トラブルから交渉は決裂し、堀内容疑者は去年6月、別の暴力団幹部の仲介で、当時20歳の男性から移植手術を受けました。その後の警視庁への取材で、滝野容疑者がこの手術後に、堀内容疑者の自宅の周辺で臓器売買があったことを示す嫌がらせのビラを繰り返しまいていたことが分かりました。ビラには、ドナーになった男性の存在が書かれていたということです。

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