青汁でむくみ解消ができるだろうか…
気になって検索してみた結果、
「青汁を飲んでただけでむくみ解消した!」
「1日1杯の青汁だけでむくみがスッキリ!」
「顔と足のむくみが、青汁を2週間飲んだおかげで解消しました♪とても楽なのでオススメです」
など、青汁を”飲んだだけ”でむくみを解消したという意見が商品の口コミでもそうですが、
いくつかのサイトにも記載されていました。
目次で青汁とむくみの関係を知る
青汁の原料に含まれる『カリウム』がむくみ解消効果があります。
ですが、すべてのむくみに効果的とは、言い切れません。
むくみにはいくつかの種類があり、改善する方法もそれぞれ異なります。
まずは、むくみになる原因について見ていきます!
むくみの原因にはいくつかありますが、代表的なものを5つ挙げてみます。
・長時間の立ちっぱなし
・運動不足
・冷え性
・水分不足、塩分の摂りすぎ
・便秘
長時間立ちっぱなしもそうですが、オフィス勤務であまり動かないという人もむくみやすいようです。冷え性や水分不足は便秘の原因でもあるので、便秘で悩む方はむくみでも悩んでいるケースも。
Sさん(24歳)
昔スタバでバイトしてたときが1番ひどかったかな~。立ち仕事っていうのもあるし、むくみすぎていつも履いてるスキニーが履けなくなる、なんてことが多かった。今はデスクワークになってむくむことが少なくなったけど、それでも週1くらいは、なんか足太くなってないって感じるくらいむくんでることあるよ。
Rさん(34歳女性)
30歳くらいから、夜中にしょっぱいものとか食べて朝起きたときに、顔がむくんでパンパンになっていることがたくさんある。手もパンパンになって、クリームパンみたいになる。疲労でもむくむし、お酒飲んだ翌日もむくむ。とにかくむくむことが多いから、自分の体が心配になる(笑)
Yさん(29歳女性)
OLの足はだいたいむくんでる。水分不足もあるだろうし、冷房の効きすぎも関係あるって。
むくみの原因は人それぞれありますが、やはり冷えによるむくみが多いように感じました。男性にも聞いてみたのですが、むくんでるってどんな感じ?と答える方が多かったですね。
人間の体の60%は水分でできています。水分を補給し、尿や便として排出して水分を”循環”させています。そうして体を健康に保っているので、循環させることが健康もキープするカギとも言えます。
青汁を飲むことで期待できるのは、この塩分の摂りすぎによるむくみの解消です。
余分なナトリウムを排出してくれる『カリウム』が有効な働きます。
血液は、心臓から動脈を通って足まで送られます。そして、静脈を通り心臓に戻ります。
このとき、静脈を通り心臓に戻るときに、足の筋肉がポンプ代わりになっているんです。
体を活発に動かしているときは、足の筋肉を使っているためスムーズに心臓に戻っていきますが、長時間の立ちっぱなしなどで足の筋肉を使わなくなってしまうと、静脈が滞ってしまいむくんでしまいます。
塩分を摂りすぎたことによって、余ってしまったナトリウム。ナトリウムの濃度を下げようと体は水分をため込んでしまい、結果むくみに繋がってしまいます。
そこで、余ったナトリウムを排出してくれる『カリウム』が有効なわけです。
青汁の原料として使われるのは、明日葉・大麦若葉・ケールが主流です。
・カリウム
むくみを解消するには、カリウムを摂るか塩分(ナトリウム)を摂りすぎないようにすることが重要です。利尿作用があるため、体内の水分をバランスよく保ち、むくみ解消に期待できる重要な成分です。ケールや明日葉に多く含まれています。
・ビタミンB1
疲労回復に役立ち、飲みすぎた日の翌日などにみられる顔のむくみなどを解消・予防するのに役立ちます。
・ビタミンB6
ホルモンバランスを整える働きがあるので、生理前や更年期などに起こりがちなむくみに効果的です。青汁であれば、ケールや明日葉から摂取することができます。
・カルコン(明日葉)
明日葉特有の成分で、強い抗酸化作用があるのが特徴です。コレステロール値を下げる働きがある他、血液やリンパの循環を良好にする働きもあり、むくみ解消に効果的です。
・クマリン(明日葉)
利尿作用、血流の改善、抗菌作用など、むくみ解消サプリとても使われている成分です。
明日葉やパセリに含まれています。
大麦若葉やケールも優秀な原料ですが、むくみ解消のことを1番に考えた場合、
明日葉が最も優秀ではないかなと思います。
では、明日葉・大麦若葉・ケールの成分を比較してみます。
カリウムを摂取するにのオススメなのが『ふるさと青汁』です。
明日葉をメインに使った青汁で、茎も根も使っているので明日葉を余すことなく使っているのもポイント!桑の葉、大麦若葉も含まれているので、栄養バランスも良い青汁だと言えます。
青汁1杯分で考えると、内容量は3g程度。
その中に含まれている明日葉や大麦若葉の量は、数mgでしょう。
いくら100gあたりに栄養があっても青汁1杯程度じゃ、思っているほど栄養を摂取できません!
青汁に使われている明日葉や大麦若葉、ケールにはむくみ解消に有効な成分が含まれていますが、青汁を飲んでいるだけではむくみを解消することは難しいでしょう。
①太もものリンパを刺激
太ももの付け根にはリンパ節というものがあります。あぐらをかいた状態で、ここを両の手のひらでグーッと押してあげます。体重をかけるのがポイントです。これを左右5回ずつ。
最初にリンパ節を刺激することで、デトックス効果が促進されます。
②ひざから足の付け根をマッサージ
体育座りをした状態で、両手で覆うようにひざから太ももに向かってなでるようにマッサージをします。
③ひざ裏のリンパ節を刺激
ひざ裏にあるへこみを親指以外でつかむように4本の指をあてます。
そして、あてた指で上に向かってさするように動かします。
④足首からひざに向かって優しくマッサージ
足首からひざ裏に向かって、手のひらを使って優しくさすっていきます。
⑤つま先から足首に向けてさすっていく
足首を軽く回して、足の甲と裏をつま先から足首に向かってさすります。
⑥これらの工程の順番を逆にしてマッサージ
⑤が終わったら、次は⑤から①に向けて進めます。
①顔の余分な水分を下に流す
最初に顔ではなく、首をほぐします。首を右に3回、左に3回大き目に回します。そして、鎖骨にあるくぼみに指を置き、10回程度グイグイ押します。痛いと感じないくらいの力でやるのがポイント。
②あごから耳の上にかけてマッサージ
溜まっている水分を流すように、あごから耳の上にかけてマッサージをします。
あまりにも強くやってしまうと肌が痛むので、クリームなどを使って行うのが良いです。
③鎖骨に水分を流すイメージ
②が終わったら、耳の後ろから首筋にかけて水分を鎖骨のほうに流すイメージで、さすっていきます。
明日葉が使われている青汁を飲むこと、毎日のむくみ解消のためのマッサージ、
これだけでなく食生活に気を付けることもできれば、むくみ解消・予防に期待できます。
・野菜類
・芋類
・豆類
・海藻類
・果物類
カリウムが豊富に含まれているのはこれらの食材です。もちろんこれら全ての食材に含まれているわけではありませんが、上手く特定の食材を取り入れることで、むくみ解消に繋がるでしょう。
カリウムの1日の摂取目安は2000~2,500mgとされていますが、
この数字を目指そうとすると、ほうれん草であれば300gも食べなければいけません!
1日の目安分摂らなきゃ!と思うのではなく、まずはバランスの良い食事を心がけるところから始めるのが良いと思います。カリウムをたくさん摂ろうというのは、そのあとでも十分です。
カリウムはむくみを解消するのに有効ですが、それらを青汁だけで補おうとするのは無理があります。1杯に含まれる量は不明ですが、0.1~0.9mg程度だと思います。
青汁だけに頼るのではなく、塩分を控えた食事、軽い運動、むくみ解消のマッサージ、など
毎日継続することで徐々にむくみにくい体ができていくでしょう。