先日ビットコインは33万円から24万円台まで一気に25%も暴落しました。
早速回復を見せていますが、最高値を超えていくには4つの心理的な「壁」を超えなければなりません。
心理的な「壁」とはいったい何でしょうか??
心理的な「壁」とは
人は区切りのいい数字が好きなんですね。それはビットコインの価格も例外ではありません。
例えば27万円でビットコインを買ったとしましょう。あなたなら売るタイミングをどこに設定しますか?
恐らく多くの人が30万円, 35万円, 40万円, 50万円,100万円と、区切りのいい数字を設定するでしょう。もしくは損切りのため25万円にも設定するかもしれませんね。
そのような心理こそが、「壁」です。
「そんな設定のしかたはしないよ!」という賢明な方でも、「大勢はそうなんだろうな」ということは直感的に理解しているかと思います。
多くの人はこの「壁」の存在を無意識にでも理解しているため、それが「壁」の強度を強くしてるとも言えます。
【「壁」で売りが強くなりそうだな、「壁手前」で売っとくか。】
1. 日本人の壁
さて、日本人にとっての心理的「壁」はどこにあるでしょうか。
もちろん「300,000円」です。
30万円の壁は1度超えたかのように見えましたが、今回の暴落によって再度超えなければならなくなりました。

過去の壁(15万,20万,25万)も見てみてみましょう。
壁と壁の間は順調に右肩上がりであるにも関わらず、壁に差し掛かると何となく苦戦しているように見えますよね。
2. 米ドルの壁
日本人にとっての壁は30万円でしたが、ビットコインは当然のことながら世界中で取引されています。
したがって、壁は日本人にだけ存在するものではありません。例えば米ドル(USD)で見ればまた違った壁が現れます。
米ドルの壁は「3,000ドル」でしょう。

3,000USDは日本円で「約333,000万円」です。
たとえ30万円の壁を超えたとしても、少し上にいけば新たな壁が存在するのです。
3. 人民元の壁
中国人のビットコイン取引量も大変大きいので、それも考慮しなければいけません。
人民元(CNY)の壁は「20,000CNY」です。

20,000CNYは日本円で「約326,000万円」です。
4. ユーロの壁
ユーロも決して無視できません。
ユーロの壁は「2,500EUR」にあります。

2,500EURは日本円で「約310,000万円」です。
4つの壁
以上のことから、ビットコインが上昇するためには次の4つの壁を超えなければなりません。
- 300,000円 (JPY)
- 310,000円 (EUR)
- 326,000円 (CNY)
- 333,000円 (USD)
最後にUSDという大きな壁が存在しています。
ちなみに今まで登場したグラフを重ねてみるとこんな感じ。

今回の暴落はビットコインの分裂問題やFOMCで利上げが決定したことに起因していると考えていましたが、もしかするとこの「壁」の影響もあったのかもしれません。
一度この4つの壁を超えてしまえば一気に上昇する気がしますが、分裂問題が脚を引っ張るかもしれません。
アルトコインの価格もビットコインに依るところが大きいので、景気良く上がってほしいものです。
それにしても偶然壁がいくつも重なった部分、めちゃくちゃ顕著ですね。面白いです。

日本円だけでなく、海外の壁も考えていけば有利に立ち回れるかもしれませんね。
最後までお読み頂きありがとうございました、はまだ(@hamada_blog)でした(=^・^=)