こんにちは! ディレクターのともぞうです!
いつの間にか暑くなって外を歩くのが辛くなってきました。
毎年思うのが「去年ってこんな暑かったっけ!?」。
人間の記憶なんてたかが知れてるなーっと、毎度思います。
さて今回は タスク管理 についてです。
ディレクターという職種柄か、差し込みタスクが多かったり、連絡するなどのとても細かいタスクがあったりと、タスクが漏れててしまうことがあったりすると思います。そんな風に漏れが続いて連絡が遅れたりすると、クライアントの信頼を失うことに繋がったりと、小さなタスクでもバカにできません。
そういった事態を防ぐうえで、重要になるタスク管理。
今回は、タスク管理術の入門的な内容をまとめてみました。
▼目次
個人的に、”タスク管理ができている”というのは下記のような状況にあることを指すと考えています。
ざっくりまとめると、正しい判断ができる状態 であることがタスク管理できていると言えるのかなと思います。
そんな正しい判断ができる状態になるためにいろいろ学んでいたところ、最近 GTD というものに出会いました。
GTD とは Getting Things Done の略で、生産性向上コンサルタントのデビッド・アレンという人が提唱している、タスク管理術です。
GTD は 5 つのステップで構成されたフレームワークです。
ところどころ例を交えて各ステップを紹介していきます。
まず最初に やること、やるべきこと、やろうと思ったこと を書き出します。
ここで重要なのは、頭の中で「あれをやらなきゃなあ……」と気になっていたことをとにかく書き出して、自分がどういう状況にいるのかを把握します。そして、頭の中を開放してやるのが狙いです。
生産性低下のひとつに 頭の中にタスクが複数ある というのがあります。例えば、「タスクAをやっているのに、タスクBが気になって集中できない」といったような状態を指します。そんな状態にならないために、気になっているものはメモやタスク管理ツールに書き出して、頭の中から追い出します。
どういったものを書き出すかというと……
など、ひたすらタスクだと思ったものや、気になっていること(目標なども)を書き出します。
また、「提案書をつくる」などの大きくて具体的な作業が整理されていないタスクについても、このときに思いつく限りのタスクを考えて因数分解してみます。例えば、提案書をつくるのサブタスクとして「市場調査をする」があったりとかです。
気になることを洗い出したら、何をすべきなのかの判断をしていくことを見極めと呼びます。
どんな基準で見極めるかというと……
といった基準をもとに判断していき、仕分けを終えたら見極めは完了します。
実施すべきだと見極めたものを整理します。
タスクをそれぞれカテゴライズしていくイメージです。
例えば……
という感じに仕分けをしていきます。
明日やる必要があるものはカレンダーやリマインダーをセットして、覚えておかないでもいいようにします。
また、1 つのタスクが複数のタスクによって構成されるものであれば、専用のリストを作成します。
GTDでは専用のリストをプロジェクトと呼称します。
例えば、提案書を作成するというタスクは複数のタスクから成り立つものなので、プロジェクトを作成して取りかかることになります。
今までのステップで作成されたリスト(プロジェクト)のレビューを指します。
ここでの目的は常にリスト(プロジェクト)を最新の状態に保つということです。
毎朝、毎週といった頻度で更新をおこないます。
タスクの整理整頓が完了したので、実際に着手するタスクを選択します。
実は、GTD に優先度という概念はありません。
個人的にはすぐに完了できそうで、期限が当日中のタスクを消化していき、時間のかかりそうなものは後回しにすることが多いです。
メールもひたすらに溜まっていくものですよね。
放っておいたらいつのまにか 100 通も溜まっていたり……と悲惨なことになりがちです。これを GTD のフレームワークで整理をしてみます。
これを実践して、常にメールボックスが 0 件になるように保つのです。
GTD を実践するうえでぼくが利用している Remember The Milk というアプリを紹介します。このアプリのいいところは、キーボードだけで完結できること です。タスク登録時にタイトルを入力しながら、期日や開始日、プライオリティまでを設定できるので キーボードで完結 できるのです。
有料は年間 $39.99 です。1 日あたり $0.1!
課金をすると サブタスク の登録ができるようになったり、スマホアプリにもリマインドしてくれます。無料でも満足できていたのですが、大きなタスク(提案書つくるなど)が現れた際にどうしても必要になり、課金しました。
タスク管理ツールは、有名どころだと Trello や Todoist も人気ですね。
なんとなく LIG 社内は Trello 使いが多い気がします。
GTD を知ってから以前よりもタスク管理に迷いがなくなり、捗るようになりました。フレームワークなので、これに則ることで考えることも少なくなり、タスクに集中して取り組むことができます。
GTD を実践するうえで気をつけたいのは、「最初から自己流でやったのに何だ全然使えないじゃん!」ってなってしまうことです。そもそも GTD が合っていなかったのか、自己流にしたせいなのかの問題の所在がわからなくなってしまうからです。まずは紙とペンでやってみて、その後自分にあうアプリやツールを取り入れるのが正攻法です!
余談ですが、最近は手ぶらで出社しているんです。カバンを持たないことで気にすることが減ったのか、読書が捗るようになりました。私服 & 手ぶらで電車に乗っているというのは職業不明のように思われかねませんが……。
それではよいタスク管理ライフを!