プロデューサー・プランナー向け「ビジネスモデル発想 基礎講座」開催(2017年6月講座)

本講座は、次のような方のためにご用意させていただきました。

  • 会社案内やコーポレートサイトの制作など、クライアントの事業に直接関わるコンテンツを提案するスキルが必要なプロデューサー
  • 顧客と新規事業を企画し、それをホームページや販促物に展開し、営業に役立てるスキルが必要なプランナー
  • WEBプロデューサーとして起業したいクリエイター
  • すでに起業しているが、WEBプロデューサーとしての力を身に着けたいクリエイター

本講座が、上記のような方々にどのようにお役に立てるのか、これから説明させていただきます。

ビジネスモデルがわかれば「強み」は導き出せる

例えば、コーポレートサイトを制作するとき、その会社の特徴を捉えたコンセプトを決め、キャッチコピーやデザインに反映させる必要があります。

そこで担当者に「御社の強みは何ですか」といったような質問をしますが、担当者からは「顧客にソリューションを提供することです」とか「社員の人間力です」のような、その会社でなくても良さそうな回答をもらうことがしばしばあります。

そこで、あなたは別の角度から質問したり、全ての部署から話を聴いたり、あるいは現場を半日くらい見学させてもらったりして、その会社の「強み」となる手掛かりを集めます。そのうち、その会社の事業の特徴がぼんやり見えてきて、コンセプト作りに取り掛かるわけですが、とても時間も労力もかかる調査で、気が付いたら一ヶ月くらい経ってしまうことが良くあります。

この時、もしあなたがその会社の根幹をなす事業の骨格を、レントゲン写真のように見ることができたらどうでしょう。おそらく、全ての部署周りや現場見学をしなくても、もっと簡単にその会社の特徴を把握できるのではないでしょうか。

そのような方法の一つとして、顧客のビジネスモデルを理解するということがあります。その会社のビジネスモデルが競合他社とどこが違うのかをすぐに把握できれば、「強み」は自然に見えてきます。あなたが手掛けるコーポレートサイト作りのためのコンセプトはすぐに決まるでしょう。

もしあなたが全てのビジネスモデルを知っていたら・・・

例えば、あなたがオリンピックで床体操の演技を見ていたとします。

最初の選手がバク転をし、きれいな着地を決めました。二番目の選手もちょっと違うバク転をし、きれいな着地でした。

素人目には「両者すごかったけど、バク転のとき、なんか違ったな」くらいにしかわかりませんが、そのとき審判は、最初の選手は「後方宙返り3回ひねり」、二番目は「宙返り4回ひねり」であることを瞬時に判別しています。さらに着地の成功・失敗だけでなく、最初選手の技はD難度、二番目はF難度といった具合に、一瞬で採点できるのです。

どうして審判がこのように判断できるのかというと、体操の全ての床技とその難易度を把握しているからです。だからこそ選手の演技が終わり、数分後に採点結果が出せるのです。

もし審判が床技や難易度を知らないとどうなるでしょう。選手が演技を終える度に、スローモーションで再生しながら動きを分析し、正確さと難易度を審判間で話合い、時間をかけて採点しなければなりません。しかも、難易度がランク付けされていないせいで、各審判の主観が入る恐れがあり、採点の正当性が揺らいでしまうでしょう。

ビジネスの分析も同じです。

担当者との打合せの最中、あなたが全てのビジネスモデルを知っていたら、必要最小限の質問だけをし、その会社の事業がどのようなビジネスモデルであるかすぐに判断できるでしょう。さらにその業種の競合他社のビジネスモデルと比較し、どの部分が「強み」となっているのかも苦労せずに導き出せるはずです。

あたかも体操の審判のように、全てのビジネスモデルを知っていれば、どんな会社の事業でも、ビジネスモデルの型に分類することができますあなたは担当者に必要最小限の質問をするだけで、その会社の事業を俯瞰し、特徴を見いだせるようになるのです。

ただ、世界には膨大な数の会社があります。日本だけみても約400万社もあるのです。ましてあなたが担当するのは、資本力のある大手企業よりも、ギリギリの予算で事業を失敗させられない中小企業の方が、案件として多いと思います。(日本にある約400万社のうち、中小企業の占める割合は99.7%です。)そうなると一体いくつのビジネスモデルを覚えれば良いのかと、心配になるでしょう。

ビジネスモデルは一体いくつある?

私が所属している一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクールでは、10年間で1,061個の成功モデルを調査しました。しかも、調査したビジネスモデルは、資本に余裕のある大手起業ではなく、小資本でスタートアップし、長年成功している中小企業に絞り込んだものです。

その結果、ビジネスモデルには7種類22分類しかないことが判明しました。

その「ビジネスモデル7種類22分類の型」の全体体系図は、次の通りとなります。

ビジネスモデル7種類22分類の全体体系図

この講座に出ていただくことで、「ビジネスモデル7種類22分類の型」の全貌を知ることができます。

サービスと商品、顧客の流れを図示した7種類22分類体系図

この「7種類22分類の型」は、小資本でスタートアップし、長年成功している中小企業に絞り込んだビジネスモデルから判明したものですが、だからといって大手企業に使えないかというと、全くそんなことはありません。いろいろ話題になっているメルカリのような新しい形で急伸している企業だったり、GoogleやAppleといった世界的有名企業、ベンチャービジネスの代名詞にもなり、日本法人も立ち上げているAirbnbなど、大手企業の分析にも適用できる「型」なのです。(参照:当サイト「ビジネスモデル研究」)

本講座に参加できないけれども、ビジネスモデルの型だけでもお知りになりたい方は、一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクール代表理事の中山 匡(なかやま ただし)が書いた書籍「失敗をゼロにする 起業のバイブル」をお読みいただくと、7種類の型がどういったものなのか、お分かりになると思います。

自分のビジネスにも活用できる

本講座で学ぶ手法は、経営コンサルタントが取り入れるほど、クライアントの事業分析に有効活用できるものですが、それだけでなく、あなたご自身のビジネスにも活用いただける内容となっています。

実際にこの手法は、ここ10年の間に5,000名以上の起業家や経営者に導入されてきました。

参加者や「起業のバイブル」読者からいただいた感想

ツールを手元において常に考えていきたいです。

最後に新しいアイデア「10個じゃあ少なすぎる」とありました。10個も思いつきませんでした。でも具体的でなく、なんとなく喉まで出てきている感じのアイデアはあります。

もっと読んで視点を簡単に頭で変えていくことができれば、自分でもどんどんアイデアは出せるものだと自信が出てきました

造船材卸売商社 主任  山口次郎様

事業モデルをここまで体系的に分かり易くまとめた例はなかったのではないか?!

7種類22分類の手法を活用ににつれて、事業アイディアがボンボン浮かんできて、メモしながらの購読になりました。

たけのこのごとく出現してきている情報起業家に対する警鐘もしっかりと受け止めようと思います。

浮かび上がった事業アイディアは100を超えましたが、実現できそうなもの・継続して収益が上がりそうなものは10個以下でした。

起業は遊びではないことを肝に銘じつつ、事業案のブラッシュアップ・新プランの作成なども進めて行こうと思います。貴重な手法に巡り合えたことに感謝します!

起業準備中  渡久地準様より

電車の中で読んでいたら、途中からメモが止まらなくなった!

今まで漠然と小資本のビジネスアイデアを考えていたのですが、やはり体系化されたものを読みますと、今までの断片化されていたアイデアや考え方が、頭の中で結びついてきているのを感じます

私事になってしまいますが、私が経営している店も、もともとはボロボロの空家を見つけ、それをお店に改装して始めたものですので、7つの視点で捕らえますと「引用型の(5)用途変更提案」と言えるかもしれません。

始めた時にはそんなことはまったく考えずに、お金が無かったのでただ必死に安く店を出せることを考えていただけなのですが・・・。

結果として、物件取得費は0円でした♪

これからは7つの視点を使い、もっと戦略的に考えていきたいと思います

boogalooCafe(ブガルーカフェ)  橋本博司様より

また、マスコミ各社では、次のような代表的なビジネス誌で7種類22分類の手法が紹介されています。

(商業界では、小坂裕司氏、藤村正宏氏等との特集記事を、当スクール代表中山が担当致しました。)

神田昌典氏「世界に例を見ない」と絶賛

さらに、ダイレクトレスポンスマーケティングとマインドマップを日本で普及させた公益財団法人 日本生涯教育協議会 理事の神田昌典氏からは、「世界に例を見ない」と言われ、次のようなお言葉をいただきました。

「ビジネスモデルには型がある!」
それを知るだけで、
普段使われていない脳が突然動き出し、
あなたの可能性は無限に広がっていく
勝てるマーケットで起業する

「ビジネスモデル発想 基礎講座」概要

では実際に「ビジネスモデル発想 基礎講座」についてご説明します。

講座時間および内容構成

講座時間 1.5時間
内容構成
  • 競合ゼロのビジネスモデルをデザインしていくための7ステップとは?
  • 起業テーマを明確にするためには、なぜ、自分の強みを見つけること(内観)から開始してはいけないのか?!
  • 「ビジネスモデル」とは何か?!
  • ビジネスモデルは何をどこからどういう順番で設計していくものなのか?(ケーススタディ)
  • ビジネスモデルをデザインするための2つの方法
  • 「外観」に基づくデザインと、「内観」に基づくビジネスモデル・デザインの違い
  • 「ビジネスモデル7種類22分類」の全体像と活用法
  • そもそも、何の分野で起業して良いのかが全く明確でない場合、どこから初めていけば良いのか
  • なぜ、起業のアイデアが出ないのか? アイデアが出ない人の中に存在してしまっているメカニズムとは?!

講師紹介

杉﨑 晃広(すぎさき あきひろ)

  • 内閣府 (財)日本生涯学習協議会 認定ビジネスモデルデザイナー®
  • 一般社団法人ウェブ解析士協会認定初級ウェブ解析士
  • 一般社団法人Read For Action協会 リーディング・ファシリテーター

プロフィール

  • クリエイター支援 nook代表
  • 学習院大学人文科学研究科卒業後、技術系書籍を扱う制作会社に入社。
  • 高校まで理系、大学で文系という学びを生かし、テクニカルライターとして、100を超える国産電子機器製品マニュアルを手掛ける。紙媒体だけでなく、製品マニュアルや書籍のXML化、HTML化プロジェクトに携わる一方、ECサイトの構築やマーケティング手法を学ぶ。国内大手電子機器メーカーにてゲーム機の開発プロジェクト終了後、独立。
  • マニュアルやプログラムなどの制作工程で出会った下請け個人クリエイターたちが、元請け以上にスキルや知識を持っているにも関わらず、下請けという立場上、元請けの言い値で仕事をし、苦しんでいる姿に出会う。さらに2次請け、3次請けといった多重下請け構造を目の当たりにし、業界カーストともいえる状況に矛盾を感じ、下請けクリエイターを支援。

開催概要

テーマ ビジネスモデル発想 基礎講座
開催日時 2017年6月12日(月)19:30~21:00
開催場所 東京 日本橋
※講習会会場の詳細については、お申し込み完了後にお知らせいたします。
講師 杉﨑 晃広(すぎさき あきひろ)
定員 4名
※少人数制となりますので、お早目にお申し込みください。
受講料 5,400円(税込)
※お申し込みいただいた後、受講料のお支払い方法をお知らせいたします。
お申込み方法 下記の電話番号またはお申込みフォームよりお申込み下さい。
協賛 一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクール
この1.5時間の講座修了後には、講座受講後のご支援、サービスご説明の時間(説明会)が約30分ほどございます。講座の終了時刻が少し後ろ倒しになる可能性や、今後のサービスご説明の時間を含めて、当日はトータルで2時間~2時間半ほどの講座になるとお考えの上、予定をご調整頂けますと幸いです。

講座お申し込み

電話でのお申し込み

下記の電話番号までお申し込みください。(受付は平日10:00~20:00、休日10:00~17:00となっています。)

当サイトからのお申し込み

下記フォームよりお申し込みください。(送信される前に「個人情報の取扱いについて」をご確認ください。)