今回は株主優待銘柄の注意点について書きたいと思います。
人気の株主優待銘柄を持っていて1番怖いのはやはり株主優待の廃止及び改悪でしょう。
これは最悪ですね。
もともと株主優待目当てで買ってるのにそれがもらえなくなるうえにほぼ間違いなく株価は急落します。
当たり前ですよね。
人気の株主優待銘柄ほど業績への期待でなく優待と配当目当てで買われてるのですから。
手元に残るのは買った値段より値下がりし、株主優待も出さなくなった魅力を感じない銘柄です。
卵を産まなくなったニワトリみたいなものですね。
業績成長等値上がり要素がないのなら、売って損を確定させるのが1番良いでしょう。
大切な資金を死なせておくよりはマシです。
株を買うからにはこういった最悪のケースも考えておくべきでしょう。
次に気をつけるべきことは損切りのタイミングが遅れやすくなる点です。
業績が悪化したり日本株市場全体が下落して株価が下落していくケースを考えてみましょう。
魅力的な株主優待は継続してくれているとしましょう。
ただし株価は連日下落していくんですよね。
仮に50%株価が下落したとすると、総合利回り5%としても回収するのに10年かかるんですよね。
それでなんとかチャラです。
(ちなみに総合利回りとは株主優待+配当の利回りを指します。)
あなたの貴重な資金を使って10年でやっとチャラでは投資の効率が悪すぎます。
株主優待が魅力的でなかなか売りずらいかもしれませんが、何%下がったら売って損失を確定すると決めておいたほうがよろしいかと思います。
最後に利益確定のタイミングが掴みづらい点です。
最後は贅沢な悩みです。
あなたが買った株主優待銘柄が仮に大きく値上がりした時にそのまま放置しておいて良いのか考えてみたいと思います。
例えば相場全体が上昇し、あなたが購入した株主優待銘柄が50%値上がりしたとしましょう。
総合利回りが5%の銘柄だとしたら単純計算でその値上がり分を回収するのに10年かかるわけです。
2倍になったとしたら値上がり率100%です。
その場合は回収するのに20年かかります。
20年は気の遠くなるほど長いですよね。
20年あれば赤ん坊が成人します。
その20年分の利益が目の前にあるのに見過ごしていいのでしょうか。
投資の効率からいって利益確定の売りをする基準も設定しておくことも必要かと思います。
今回書きたかったことは株主優待銘柄だからといってあまり特別扱いしすぎないほうが良いという事です。
株主優待の魅力に惹かれすぎて利益確定のタイミングや損失を確定するタイミングをおろそかにしないようにしたいという内容でした。
株主優待を突然やめるケースもありますので。
今回の記事はあくまで私の考えを述べたものですので投資は自己責任でお願い
致します。
また優待内容は変わりやすいので最新の情報を調べて買うことをおすすめします。
株主優待内容のチェックに便利です。