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 視覚障害の子どもたちに囲碁の魅力を知ってもらおうと、触って分かる碁盤「アイゴ」を使った初の全国盲学校囲碁大会が14日に開かれる。国内と台湾の盲学校5校の生徒が参加する予定で、実行委員会は、生徒たちの交通費や宿泊費への支援をクラウドファンディングで募っている。

 大会は、景勝地「碁石海岸」のある岩手県大船渡市で開かれる「囲碁まつり」(日本棋院など後援)のメイン行事。まつりは震災復興を目指して3年前に始まり、囲碁界の重鎮だった故木谷実九段の三男、木谷正道さん(69)が実行委員長を務める。二人三脚で盲学校を回り、囲碁の指導をしてきたアマ四段、柿島光晴さん(39)が企画した。

 柿島さんは20歳で進行性の網膜色素変性症になり、24歳で失明。その後始めた囲碁で、視覚障害者用の碁盤アイゴに出会った。

 碁盤の線が立体的に盛り上がり…

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