2017年5月1日17時17分
労組日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は1日、今季の日本人選手(育成選手を除く)の年俸調査結果を発表した。平均年俸は前年比3・1%増の3826万円(消費税抜き)で2年ぶりに増加し、実質的に過去最高額となった。球団別ではソフトバンクが2年連続トップで、調査開始以来初めて球団平均7千万円を超えた。2位は昨年に続き巨人。DeNAは6年連続で最下位となった。
調査は選手会所属の支配下選手734人の自己申告によるもので、外国人選手は含まれない。出来高払いも算入されていない。選手会が1980年から始めた年俸調査(80~87年は推定年俸)で過去最高は2011年の平均3931万円。ただ、当時は税込み額での申告が一般的だったため、実質的には今回が過去最高額になるという。
前年より平均年俸が減ったのは広島とオリックスの2球団。昨季25年ぶりにリーグ優勝した広島は、推定年俸6億円だった黒田の引退が影響したとみられる。
全12球団の年俸総額は約281億円。年俸1億円以上の選手は昨年より8人増えて72人となり、そのうちソフトバンクが最多の13人。巨人が11人で続き、最少のDeNAは1人だった。また、500万円未満が18人増えて62人。球団間、選手間の格差が広がる傾向が出ている。
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