【GW中に1冊はよみたい】新社会人必読!国内有名企業経営者の書籍16冊
今年の春、社会人としての一歩を踏み出した新卒社会人の皆様はそろそろ、ビジネススーツにも馴染んできた頃でしょうか。
研修期間を終えて本格的な業務に携わりはじめると、「まだまだ学生気分が抜けていない」と卑下してしまったり、「同期の方がデキるように感じる」など、心の内にモヤモヤを抱えしまうことがあるかもしれません。
成長するためには、実践と学習の繰り返しが不可欠です。
社会人としての基本スキルを早く身につけたいのであれば、実際に仕事をしながら良質なビジネス書をできるだけ多く読むといいでしょう。
なかでも、経営者が出した書籍には多くの学びが詰まっています。
今回は、国内の有名経営者ら16人が自らの経営方針や仕事への取り組み方をまとめた著書を、老舗企業経営者と若手企業経営者、女性経営者の3つに分けてご紹介します。
社会人の先輩であり、トップリーダーである企業経営者の思考法を知ることは、これから様々な仕事に取り組むなかで、大きな手助けとなってくれるはずです。
手本にしたい国内の企業経営者の著書16冊
国内の老舗企業経営者7人
1.生き方/稲盛和夫
京セラ株式会社・KDDI株式会社創業者の稲盛和夫(いなもり・かずお)氏が、自身の人生哲学をまとめた一冊です。経営と人生の秘訣や、仕事に対する心構えが、余すところなく語られています。夢を実現するうえで、まずは「人間として正しいこと」を追求、徹底する稲盛氏の姿勢は、明日からでも真似できるポイントになるかもしれません。
2.夢を力に/本田宗一郎
本田技研工業株式会社の本田宗一郎(ほんだ・そういちろう)氏が、日本を代表する巨大自動車メーカー「HONDA」を一代で築き上げるまでを回顧した著書です。「私の履歴書」と副題にある通り、本田氏がモノづくりへ傾けた情熱や創意工夫に対する思いがしたためられています。好きなことを出発点にした仕事への姿勢は、見習う箇所が多くあります。
3.ダントツ経営/坂根正弘
株式会社小松製作所前会長の坂根正弘(さかね・まさひろ)氏が、コマツ会長時代に取り組んだ経営改革を例に、世界で勝つための方法をやさしい文章で語られています。建設業界での取り組みではありますが、グローバル化が進む現代において、坂根氏の着眼点からも学ぶことが多くあります。
4.情熱・熱意・執念の経営/永守重信
情熱・熱意・執念の経営~すぐやる!必ずやる!出来るまでやる!
日本電産株式会社代表取締役会長兼社長の永守重信(ながもり・しげのぶ)氏の著書です。永守氏が28歳のとき、3人の仲間とともに創業した日本電産。日本電産は積極的なM&Aを展開し、いまや精密小型モータで世界トップシェアを誇る企業にまで成長しました。「攻めの経営」で知られる永守氏が仕事への情熱を保ちつづけるための方法を伝えています。
5.安売り王一代/安田隆夫
株式会社ドン・キホーテ創業会長兼最高顧問の安村隆夫(やすむら・たかお)氏が2015年に出版し、当時、日本最大級の総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」が26期連続増収増益を成し遂げるに至った独自の経営哲学を綴った一冊です。「ドンキ」を飛躍させるために経験した挫折や成功の数々、そして安村氏持ち前のハングリー精神からは、仕事へのエネルギーをもらうことができます。
6.売る力/鈴木敏文
株式会社セブン&アイ・ホールディングス名誉顧問の鈴木敏文(すずき・としふみ)氏の著書です。コンビニ業界のトップを走り続ける「セブン・イレブン」の創業者、鈴木氏が身近な話題を引き合いに、どうすれば物は売れるのか、人の心を掴む仕事術を紹介しています。
7.働く君に伝えたいこと/岩田松雄
働く君に伝えたいこと~プロフェッショナル経営者の父から息子への28通の手紙~
スターバックスコーヒージャパン株式会社元代表取締役最高経営責任者の岩田松雄(いわた・まつお)氏が自身の息子たちにあてた、仕事論です。仕事で苦しい状況に立たされたとき、どのような工夫を取り、実績を残してきたのか。親身な語り口で綴られている人生訓は、自然とやる気を取り戻すことができます。
若手企業経営者8人
1.たった一人の熱狂/見城徹
株式会社幻冬舎代表取締役社長の見城徹(けんじょう・とおる)氏が、トークアプリ「755」で発信していた人生論をまとめた著書です。1993年に幻冬舎を設立し、数々のベストセラー作品を世に送り出してきたなかで、見城氏が導き出した「仕事とは何か」「人生とは何か」、そして「圧倒的努力とは何か」に対する答え。その熱い思いが、51の言葉で力強くまとめられています。
2.こんな僕でも社長になれた/家入一真
株式会社CAMPFIRE代表取締役社長の家入一真(いえいり・かずま)氏が、2001年に株式会社paperboy&co.(現・GMOペポバ株式会社)を創業するまでの半生を振り返った著書です。中学時代のイジメや登校拒否を経て、どのようにして起業家として、その名を知られるまでになったのか。幾度と人生の壁にぶつかりながらも、自らの力で成功の道を掴み取ってきたストーリーは、表題にあるように「こんな僕でも社長になれるかも」と勇気をもらえます。
3.ちょいデキ!/青野慶久
サイボウズ株式会社代表取締役社長の青野慶久(あおの・よしひさ)氏が、ちょっとデキる(「ちょいデキ!」)ビジネスパーソンになるための仕事術を紹介した一冊です。明日からでもすぐに取り入れられるアイデア集はQ&A式でまとめられており、手軽に読み進めることができます。通勤電車などのスキマ時間での読書におすすめです。
4.渋谷ではたらく社長の告白/藤田晋
株式会社サイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋(ふじた・しん)氏が自ら綴った半生記です。タイトルにある「告白」の言葉のとおり、藤田氏が起業家を志して、インターネット業界に自身の旗を掲げるまでを振り返り、自社の株価低迷の際には自社内外から批判を浴びた日の真相などを語っています。いちサラリーマンが社長にのし上がるまでの姿は、夢を追うことの魅力と壮絶さを教えてくれます。
7.人生を面白くする本物の教養/出口治明
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長の出口治明(でぐち・はるあき)氏が、自身の人生を面白く過ごすために身につけた情報収集や知的生産法などをまとめた一冊です。ビジネス社会を生き抜くための最強の武器であり、人生を面白くするためのツールとして紹介している「教養」はどうすれば身に付けられるのか。仕事に留まらず、人生をも豊かにするためのヒントが詰まっています。
8.柳井正の希望を持とう/柳井正
株式会社ファーストリテイリングス代表取締役会長兼社長の柳井正(やない・ただし)氏が、元気のない日本のビジネスマンに向けて綴った仕事論集です。人生は自分が主人公という自覚を持ち、一生懸命に取り組むことで道を開けるという愚直さを教えてくれます。
国内の女性企業家3人
1.不恰好経営/南場智子
株式会社ディー・エヌ・エー代表取締役会長の南場智子(なんば・ともこ)氏の著書です。同社の創業者である南場氏が、創業時の失態や資金集めの苦労、チームがぶつかった壁など、当時の心境を交えた素直な文章で綴られています。「失敗から学ぶ」、その答えが詰まった一冊です。(この言葉を体言したような一冊です。)
2.裸でも生きる/山口絵理子
株式会社マザーハウス代表兼チーフデザイナーの山口絵理子(やまぐち・えりこ)氏の代表作ともいえる自伝エッセイです。大学卒業後、貧しい国々の本当の姿を自分の目で見たいと、アジア最貧国のバングラディッシュに2年間滞在。持続的な途上国支援に向けて奮起するなか、何度も苦汁をなめながらも、常に前を向き仕事に取り組んできた山口氏流の生き方が綴られています。
3.自分らしい人生を創るために大切なこと/経沢香保子
株式会社キッズライン代表取締役社長の経沢香保子(つねざわ・かほこ)氏の著書です。女性起業家として、様々な事業を展開するなかで確信した「誰しも、自分の人生は、自分の理想のように創り出すことができる」という思い。だからこそ、自分らしくイキイキと働こうという提案は、優しく背中を押してくれます。
まとめ
社会人になると、日々の業務や仕事で読むべき資料などに時間を奪われてしまい、読書の時間はついつい減ってしまいがちです。
しかし、いま抱えてる悩みの多くは、先人たちも似たような道を歩み、試行錯誤してきた悩みかもしれません。
トップリーダーの本を読むことで、彼らが仕事をするうえでの悩みや問題を、どのような方法で解決してきたのかを知ることができます。
ゴールデンウィークで時間がある方は、ぜひ一冊でも読んでみてください。