プログラミング最高

僕の小学生時代の将来の夢は「パソコンを使う仕事」をすることでした。(サブとして、宇宙飛行士という夢もありました)

今は「パソコンを使う仕事」がほとんどですが、当時はそんな時代でも無く、単に魅力を感じるコンピューターに接していたい、という思いでした。

中学校進学時に、お祝いでパソコンを買ってもらいました。それまでパソコン持っていなかったのに、「パソコンを使う仕事」をするのが夢だったのが、今思い出しても謎です。ただ、パソコンが手元に無い時でも、日経コンピューターを毎号読んでいたため、使うこと自体は買ってもらってすぐスラスラ出来ました。中1ですでにタッチタイピングしてました。ただ、中学に入ったらパソコンクラブに入ろうと思っていましたものの、なぜか入らずでした。ちょっと後悔してます。

そんなこんなでコンピューターやガジェット大好きにも関わらず、プログラミングはほとんど出来ない状態で20歳くらいになってしまいました。2005年くらいですね。「機械情報学科」というところに所属だったので、スターリングエンジン作ったりと機械学科的なことしつつ、情報系の演習などもあり、プログラミングについて学び、それに惹かれてきました。(「宇宙飛行士という夢もありました」と書いたことに関連しますが、当初は「航空宇宙工学」希望でしたが、「機械情報学科」選んで良かったなと思います。)

その後大学院進学直前に、確か大学のどこかにあった張り紙を見て、情報基盤開発 でのアルバイトに応募しました。昼寝から起きて寝ぼけた感じの方と壁越しの謎面接をしていただきながら、当時まだまだ未熟でしたが採用していただき、そこでプログラミングの奥深さだったり、Java・.NET開発の実践的な知識・経験など学びました。

そのアルバイトや院時代の研究などでプログラミングや開発の楽しさなど味わいつつも、就職ではヒヨって一般的な就活をして、大手SIerに入りました。研究開発部門に配属だったので、就職前に想像してた感じよりかなり自由で楽しかったです。Windows系部署でしたが、当時Windows 8やWindows Phoneが出始めた時で、その開発環境の良さに惚れ込んで、個人でもWindows系のアプリをストアにリリースするなどしてました。今でも開発環境などはとても高く評価していますが、いかんせんユーザーが少ないのがつらいですね(´・ω・`)
当時のMSのマーケティングのダメさにかなり失望しました。今は日本ではiPhone全盛ですが、当時は努力次第でそこに付け入る隙があったのにと思っています。今から勢力図を変えるのはかなり大変そうです(´・ω・`)C# + XAMLでの開発はかなり快適ですし、Metro UI良い感じなのでそういう世界来て欲しいと思ったりはしますが。

Windows系が微妙という理由はゼロでしたが、なんとなくフラフラしてたら、Ripplexというベンチャーに興味を持ち、何とか採用していただけました。(かなり採用面接厳しかったです…。) 大手からベンチャーという決断はけっこう勇気入りましたが、その葛藤を乗り越えて転職しました。ちょくちょくシビアなところがあったり最年少だったこともありで、時折ビクビクすることもありつつ、色々経験させていただきました。Sceneという写真共有アプリには企画段階からリリース・アップデートまで携われてかなり勉強になりました。

そこで2年半ほど働いた後、ookamiに転職し、Player!のiOS版開発を担当しました。2月に転職して4月1日リリースという鬼畜スケジュールを乗り越えたのが自信に繋がりました。過去学んだことやookamiで開発しながら得た知見や思いをQiitaに投稿したらかなり反応が良く、たくさんのStockをいただいて財産になりましたし、これからもライフワークにしていきたいと思っています。

さらに転職をし、現職ではJOIN USを作っています。こちらも、作り直した方が良いと主張しながらジョインしたので、10月半ば入社で11月12日にリリースというきつい感じでした。スケジュール的には今振り返ってもキツい感じですが、何となく普通に達成出来る自信もあったので、それまで利用経験の無かったRealmもついでに導入しちゃったりと多少の余裕もあった気がします。

そんなこんなで、20歳くらいから、特にベンチャーに転職してからはさらに高密度でずっと開発・プログラミングしていますが、小学校の時に夢見ていた「パソコンを使う仕事」とはこういうことだったのかな、と振り返る程度には仕事・開発作業が楽しいです。「あー、今日も楽しかったなあ。明日はこれやってみようかな。でもこれについてもっと勉強しなきゃまずいなあ。」などと毎晩振り返られるのはとても幸せなことだと実感してます。正直、学生時代はそんなに面白く無かったですが、最近は好きなことを出来る時間が支配的なので、とても楽しいです。

「プログラミングが好き」でその適正もある人は、今後しばらくは需要が絶えないと思うので、大手への就職に固執せずに、ベンチャーや起業など挑戦してみるのも良いと思います。この職に関しては、いくらでも軌道修正出来るのでリスクはほぼゼロだと思っています。僕も就活時にこういうアドバイスもらえたら今よりさらにベターな選択取れていたかもしれない、と思いながら書いています。(これまでの変遷も全く無駄には思っていませんが)