VLOOKUP(ブイ・ルックアップ)関数はメジャーなExcel関数ですが、引数の指定が複雑で、困ってしまいがちです。よく知られているだけに今さら人には聞きにくい、VLOOKUP関数の使い方をマスターしましょう。
【エクセル時短】今さら聞けない「VLOOKUP」。複雑な「4つの引数」を理解する
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「VLOOKUP」(ブイ・ルックアップ)はExcel関数の1つで、表を縦方向に検索し、特定のデータに対応する値を取り出すことができます。よくある例としては、以下の表のように「顧客コード」から「氏名」や「性別」を取り出すという使い方があります。
顧客コード「T002」を表(顧客リスト)から検索し、対応する行にある氏名や性別の値を取り出しています。
VLOOKUP関数をマスターすれば、値を目視で探したり何度も検索したりする手間が省け、業務効率は格段にアップします。そのため、Excel関数の中でも屈指の人気を誇るのですが、引数の指定が複雑という困った面もあります。
今回は「ちゃんと使える自信がない...」という人のために、VLOOKUP関数の使い方をおさらいしましょう。
引数は最初の3つがポイント
まず、VLOOKUP関数の構文を見てみます。
VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)
VLOOKUP関数には4つの引数がありますが、ポイントとなるのは最初の3つで、
- どのデータで [検索値]
- どこを検索して [範囲]
- どの列にある値を取り出すか [列番号]
を表しています。4つ目の引数[検索の型]は、とりあえず置いておきます。
先ほどの顧客リストを例にすると、[検索値]には、探したい顧客コードが入力されているセルB1を指定します。そして[範囲]には、顧客リスト全体(セルA10〜F109)を指定します。顧客リストの見出し行を含める必要はありません。
1つ目の引数[検索値]と2つ目の引数[範囲]を指定します。
ここで注意したいのが、[検索値]の検索対象は[範囲]の左端の列である点。左から2列目や3列目を検索することはできません。仮に[検索値]として「氏名」を指定したいときは、[範囲]の左端の列が「氏名」となるように、あらかじめ表を整えておく必要があります。
[列番号]には、[範囲]で指定した表のうち、取り出したい値がある列の番号を指定します。顧客コードに対応する「氏名」を取り出したいときは、2列目の「2」を指定する、といった具合です。
3つ目の引数[列番号]には、左から数えた列の番号を指定します。この例から「氏名」を取り出す場合は「2」になります。
4つ目の引数は「FALSE」と覚える
最後の[検索の型]は、検索したデータが見つからなかったとき、どのように処理するかを決める引数です。「TRUE」または「FALSE」で指定し、省略した場合は「TRUE」と同じ扱いになります。
[検索値]に一致するデータが見つからないとき、「TRUE」では[検索値]を超えない最大値を該当のデータとします。「FALSE」ではエラーになります。
通常は完全に一致するデータを探すことが多いので、少々乱暴ではありますが、[検索の型]は「FALSE」にすると覚えてください。「TRUE」にするケースとしては、成績や予算などの表で一定の基準値を超えない最大値を探したいときなどが考えられます。
以上を踏まえると、例のセルB3に入力する数式は以下のように表せます。
VLOOKUP(B1, A10:F109, 2, FALSE)
セルB3〜B6の数式をそのまま表示したところ。VLOOKUP関数の働きによって、冒頭の画面にある値が求められています。
関数の使い方を覚えるには、自分で使ってみるのがいちばん。「4つの引数」を実際に入力し、VLOOKUP関数の働きを確かめてみましょう。
【エクセル時短】は「少しでも早く仕事を終わらせたい!」というビジネスパーソンのみなさんに、Excelの作業効率をアップするワザをお届けする連載です。毎週木曜日更新。
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