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シリアにミサイル攻撃…アサド政権基地に50発超

米軍によるシリアのミサイル攻撃について説明するトランプ米大統領=米南部フロリダ州で2017年4月6日、AP

 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は6日午後10時(日本時間7日午前11時)過ぎ、米軍に対してシリア国内の空軍基地を攻撃するよう命じたと発表した。米主要メディアによると巡航ミサイル59発が使用された。標的は4日にシリア北部イドリブ県で多数が死亡した空爆に使われた基地。トランプ氏は「独裁者のバッシャール・アサド(シリア大統領)が罪のない市民に猛毒の神経剤で恐るべき化学兵器攻撃を行った」と断言。シリアは化学兵器禁止条約に違反しており、米軍の攻撃は「米国の枢要な国家安全保障上の利益を守り、致死的な化学兵器の拡散と使用を防止するためだ」と説明した。

「化学兵器」に対抗

 今年1月のトランプ政権誕生後、シリアへの直接的軍事攻撃は初めて。

 トランプ氏は米中首脳会談のため訪問中の南部フロリダ州で声明を発表。「シリアでの惨劇に終止符を打ち、テロを撲滅することを、全ての文明国家に呼びかける」と述べた。

シャイラット空軍基地の位置

 米主要メディアによると、地中海の洋上に展開する2隻の米艦船が59発の巡航ミサイル「トマホーク」をシリアに向け発射。CNNはシリア西部のシャイラット空軍基地が標的になったと伝えた。駐機中の戦闘機に加えて、シリア軍による空爆能力を無力化するため滑走路も爆撃の対象になったという。

 ロイター通信によると、標的になった基地にはロシア軍部隊も駐屯していたが、米軍はこの部分を回避して巡航ミサイル攻撃を行ったという。ロシアには事前通告を行ったという。

 AFP通信によると、シリア国営テレビは米軍の攻撃について「侵略行為だ」と批判した。アサド政権の後ろ盾であるロシアの反発は必至だ。

 トランプ氏は、5日の記者会見でシリアでの4日の空爆について「(アサド政権は)いくつもの一線を越えた。このような極悪な行為を看過することはできない」と批判。シリア内戦や化学兵器使用への対処について「私に責任がある」と述べて介入を強く示唆していた。

 ティラーソン国務長官は6日の記者会見で、「アサド政権が化学兵器を使用したことに疑いはない。我々の情報がそのことを裏付けている」と指摘。「適切な措置を検討中だ」と述べていた。

 米メディアはミサイル攻撃に先立ち、シリアでの化学兵器使用を受け、国防総省がトランプ氏に対して、シリア空軍基地や化学兵器の生産拠点を対象にした攻撃の選択肢を提示したと報じていた。

 また、共和党のマケイン上院軍事委員長は同日、CNBCテレビのインタビューで、米政権がシリアへの軍事行動をとるにあたって「議会の事前承認は必要ない」との考えを示していた。

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