夏に冬にと大活躍のエアコン、最近では花粉やPM2.5の飛散により窓を開けられず、年中エアコンをかけているというご家庭も多くなりました。そんな私たちの生活必需品となっているエアコンですが、最近エアコンの威力が落ちたような気がする……、電気代も気になる……、そんなご家庭に朗報です!
エアコンはフィルターを掃除するだけでパワー復活、電気代もなんと最大10%節約できるのです。
そこで今回は、エアコンの電気代の節約についてと、エアコンのフィルターをお掃除する方法をご紹介していきます。
エアコンフィルターを掃除すると最大10%得?
エアコンは、室内の空気を吸い込んで設定温度にした空気を吐き出しています。部屋の空気を吸い込む際に、当然部屋の見えないチリやホコリも吸い込んでいます。このチリやホコリをキャッチし、エアコン内部に入らないようにするのがフィルターの役目。
しかし、フィルターがホコリや汚れで目詰まりすると、エアコン自体にも負荷がかかり、冷房効果が低下するだけでなく、電力量も多く消費してしまいます。その電気代の差は約5~10%。エアコンの本来のパワーを発揮させるためにも、フィルターを定期的にお掃除しましょう。なんと、2週間に一度のフィルター掃除をすれば、掃除しない場合と比較して電気代が年間約700円節約できます。
ところで、最近ではフィルターの自動掃除機能付きのエアコンも販売されていますが、実はこの機能、フィルターのホコリだけを掃除しているのです。キッチンから入る油分や料理の臭い、ペットや人の汗やタバコのヤニなど生活の汚れは落としてくれません。自動掃除機能付きのエアコンでも、最低でもシーズンに一度は汚れ具合をチェックしましょう。
因みに、設定温度を1℃上げることで消費電力量を10%減らすことができ、電気代にすると年間約670円、お得になります。また、1日の冷房の時間を1時間短くして、必要な時以外はエアコンの電源をOFFにすることで、年間約400円の節約に。「チリも積もれば山となる」と言いますが、フィルター掃除と併せて是非心掛けてみましょう。
エアコンフィルターを掃除する6つの手順
エアコンのフィルターの汚れを放置したままにしていると、電気代がかさむだけでなく、ホコリとエアコン内の湿気でカビが発生し、エアコンを使うたびにカビの臭いがしてしまうことになってしまいます。更にそのカビの胞子が漂うことで人の肺に入り、喘息やアレルギーの原因になることもあります。節電や健康のためにも定期的にフィルターのお掃除をしたいもの。
そんなトラブルを予防するためにもフィルターをお掃除したいのだけれど、フィルター掃除って難しい? 素人でも出来る? 掃除の方法は? と感じ、エアコンの管理は手付かずなご家庭も多いのではないでしょうか。実はフィルターの掃除は、コツさえつかめば意外と簡単なのです。2週間に1度、定期的にフィルター掃除をすることで、作業時間もさほどかからなくなり、水洗いだけで簡単に済ませることが出来るようになるのです。
ここでは、エアコンフィルターのお掃除の手順を紹介していきます。
《準備するもの》
・安定した足場(グラつかない椅子や台など、エアコンに十分に手が届くもの)
・軍手かゴム手袋
・掃除機
・中性洗剤
・古歯ブラシなど(フィルターを傷つけずに汚れを落とせるもの)
・タオルなど雑巾代わりになるもの
・マスク
■1、エアコンのパネルを外し(開けて)、フィルターが見えるようにする
エアコンは部屋の高いところに設置されています。作業を安全に行うためにも、しっかりした足場を準備しましょう。場合によっては、足場を誰かに支えてもらうのも良いでしょう。
ホコリよけにマスクをし、怪我や滑り止め防止の意味で軍手やゴム手袋をはめて身支度が出来たらいよいよエアコンからフィルターを外す作業です。
まず、エアコンのフィルターの前面に取り付けられているパネルを見てみましょう。パネル下部にロック解除ボタンがついていたら解除し、エアコンパネルの両サイドを持ち上に開けます。その際、パネル上部(両側)に引掛け部がある取り付けパネルの場合なら、作業しやすいように、外してしまいましょう。もともと本体に固定されているタイプなら、無理して外さずに、パネルを全開にするだけにします。
■2、エアコンのフィルターを外す
次はフィルターを外す作業ですが、その前に、エアコンにフィルターが取り付けられた状態のまま掃除機をかけて、ホコリや汚れを吸い取ります。高さがあるので、落下には十分注意しましょう。
次にフィルターを外します。フィルターを押さえるためのロックがついていたら解除して下さい。エアコンのフィルターはとても薄く、枠は柔らかい樹脂で作られています。フィルターを外す場合には、壊さないようにゆっくりと外しましょう。
■3、いよいよフィルターのお掃除
フィルターをエアコンから外したら、再度外側(室内側)から掃除機をかけます。
続いて水洗いです。フィルターはこまめに掃除をしていれば、水洗いだけで充分きれいになります。作業をしやすいように浴室など、広いスペースで行いましょう。
ポイントは、掃除機をかけた面の反対側からシャワーをかけるということです。掃除機だけでは落としきれなかった細かなホコリを洗い流してしまいましょう。
汚れがひどいようなら、古歯ブラシなどを使い中性洗剤を薄めたものでこすりましょう。
浴槽に水を張り、中性洗剤を薄めてエアコンフィルターを付け置き洗いするのもおススメです。
最後に洗剤成分が残らないようによくすすいだら、フィルターをタオルで拭き、日陰で完全に乾かします。
■4、エアコンにフィルターを取り付ける
フィルターが完全に乾燥したら、エアコンに戻しますが、取り付ける前にエアコンの中も掃除しておきましょう。エアコンの内部のホコリが見える部分を掃除機で丁寧に吸い取っておきます。エアコン内部にホコリが付いたままだと、フィルターを戻してもまたすぐに汚れが着いてしまいます。掃除機をかけて、ささっとお掃除してしまいましょう。
掃除機をかけ終わったら、ついでにエアコン全体(金属部分以外)をタオルなどで拭いて、きれいにしてからフィルターを取り付けます。外した時と逆の手順で取り付けますが、ロックなどがあった場合は忘れずにかけましょう。このときもフィルターをゆっくり取り付けましょう。
■5、エアコンのパネルを閉める
フィルターがエアコンにしっかり取り付けられたなら、パネルを閉じます。エアコンから外せたパネルであれば、きちんと引掛部にパネルがはめ込まれたことを確認して閉めます。
パネルを外さなかったエアコンも、パネル下部がきちんと固定されるまで閉めましょう。
■6、最後の確認
エアコンにパネルを取り付けたなら、エアコンを四方から見て、しっかり取り付けられていることを確認してください。パネルが確実に付いていないと、動作不良の原因にもなるので、不自然な隙間などがあれば閉め直しましょう。
プロの掃除業者という手段も
フィルターをエアコンから外す時、エアコン内部がしっかり見えます。あまりにもカビだらけだったり、近づいただけで嫌な臭いがして、とてもじゃないけど素人には手におえなそうな汚れだったら、思い切ってプロの掃除業者に依頼してみても良いでしょう。
業者に依頼すると一般的には1万~3万かかりますが、ここは値段だけではなく、信頼できる掃除業者にお願いしたほうが良いと言えます。エアコンは精密な機械です。クリーニングで故障した際、責任をきちんととってくれるところを選びましょう。
街の電気店は、夏はエアコンが売り切れ続出になるほど繁忙期。この時期は掃除業者に頼んでも、予約待ちとなるでしょう。エアコンのトラブルを避けたいなら、シーズンオフの時期に来てもらうのがおススメです。自分の掃除では多が行き届かない、見えない部分まできれいにしてもらえるのですから、その後のフィルター掃除も当然簡単になります。
経費は気になりますが、1ヵ月約830円ずつ貯金すれば3年で3万円になります。労力と時間を使って自分で大掛かりなエアコン掃除をすることを考えれば、3年に1度はプロの業者に頼むなど、ペースを決めて、完璧にエアコン掃除をしてもらうのも良いかも知れません。
フィルター掃除の注意点
エアコンのフィルター掃除をやったことがない場合、一見難しそうに感じるかも知れません。しかし、要点さえ気をつければ、素人でも簡単に掃除作業ができるのです。
以下の注意点を是非守りながら、お掃除してみましょう。
■・エアコン本体の金属部分には触れない
エアコン内部は精密な部品がいっぱいです。故障してしまったら大変! エアコン用のお掃除スプレーなどが販売されていますが、この洗浄スプレーに関しては賛否両論。金属部分のお掃除はプロの業者にお任せするのが無難でしょう。
■・フィルターは完全に乾かす
フィルターをせっかくお掃除しても、水気が残ったままエアコンに戻せばその湿気がカビのモトになってしまいます。フィルターは完璧に乾かしてからエアコンに戻しましょう。
■・漂白剤、タワシ、熱いお湯は使わない
エアコンのフィルターの枠は柔らかい樹脂で作られています。更にフィルターの網目は、部屋のホコリをきちんとキャッチするために、とても細かい網目となっています。
漂白剤・タワシ・40℃以上のお湯などをフィルター掃除に使うと、フィルターが変形したり網目が破けてしまう可能性があるので、使わないようにしましょう。
■・暑くなりそうな場所を避けて乾燥させる
乾かす際も、フィルターの変形を防ぐため、乾燥させる温度に気をつけ、直射日光・ドライヤー・ストーブなどに当てないようにしましょう。
まとめ
注意点さえ守れば、簡単に出来そうなエアコンフィルターのお掃除ですが、節電や健康のためには定期的なクリーニングが大切です。サボらずに続けてみたいものですね。