ここから本文です

賃上げ額 中小、大手を初逆転 金属労協「底上げ春闘」体現

産経新聞 4/5(水) 7:55配信

 自動車や電機など主要製造業の産業別労働組合で構成する金属労協は4日、3月末時点での平成29年春闘回答状況を発表した。給与水準を一律に引き上げるベースアップ(ベア)などの賃上げ額で、中小が初めて大手を上回った。連合や金属労協が強調してきた「底上げ春闘」を体現した回答状況になっている。

 金属労協は28年春闘(3月末時点)で、中小の賃上げ額が大手を上回ったと発表。だが、大手の集計でミスがあり、4月下旬になって、実際には大手の方が中小を上回っていたと修正していた。このため、7年の統計開始以来、中小が大手を上回ったのは29年春闘(同)が初めてとなる。

 3月末時点で、1370組合が経営側から回答を引き出し、全体の賃上げ額は1195円と4年連続の賃上げとなった。組合の規模別でみると、組合員千人以上の大手組合が1126円、300~999人の中堅が1107円なのに対し、299人以下の中小組合が1268円と最も大きな賃上げ額を獲得した。

 金属労協の相原康伸議長は「中小企業の経営者にとっては、人手不足の中で賃上げを実施せざるを得ない状況が強まっている。29年春闘は歴史的にも大きな意義を持つ春闘になった」と評価した。

最終更新:4/5(水) 11:33

産経新聞

本文はここまでです このページの先頭へ

お得情報

その他のキャンペーン