前回は、扉なしの可動棚について書きました。
引き続き今回は、扉ありの可動棚について公開します。
こちらも色々な種類があるので、ひとつひとつ見ていくことにします。
画像大量注意です!
玄関の靴箱
靴箱は全景が撮れなかったのですが、
以下のハウスメーカー取り扱い品を設置しています。
可動部分は、プラスチック製の差し込み型棚受(棚ダボ)。
前からパッと見た感じでは本棚のものと変わらない印象かと思います。
ただし、下から見ると一目で違いがわかります。
特徴は、棚板がレールのようになっているところ。
本棚の方は棚受部分のみくぼんでいましたが、
こちらは一直線にくぼんでいます。
縦揺れに対しては、あまり強くなさそうなものの、
吊戸棚と縦長の鏡付扉は耐震ラッチつき。
戸を閉めていれば、あまり中身が飛び出してくるようなことはなさそうです。
※耐震ラッチ:地震の際、扉が中から開かないように取り付けるストッパーのことです。
下の段はラッチなしです。
頭に落下物がぶつからない位置だからでしょうか。
リビング・ダイニングの収納
こちらも全景が撮れなかったので、
ハウスメーカーのページから引用させていただきました。
※画像の出典:耐久性・省エネ・耐震性、住まいの基本性能を標準搭載したbjの新エディション | セキスイハイム
LDKに入ってすぐの場所にある、我が家のメイン収納。
天井まであり、上中下の3つのエリアに分かれています。
真ん中のカウンターは扉がついていません。
中央カウンター部分
可動部分は、金属製の差し込み型棚受(棚ダボ)です。
棚受を好きな高さの穴に差し込んで、棚板の位置を調整する仕組みになっています。
びっくりしたのが、
4箇所の棚受のうち、3箇所はただ乗せているだけになっていること。
左右4か所の棚受です。
1枚目、向かって左側の棚受のみ突起が出ているのがおわかりになるでしょうか。
その他の3箇所は平たいお皿状になっています。
スライドさせるだけで、片側はすぐ動きます。
爪付き棚ダボも爪の部分がそれほどないので、驚くほど簡単に外れます。
入れ替えは簡単ですが、
ちょっと地震の時に大丈夫なのかどうかには、不安が残ります……^^;
上棚
棚受の仕組みは同じですが、耐震ラッチがついています。
ラッチ付き扉があることで棚板の飛び出しは防げそう。
この点は安心かもしれません。
下棚
こちらには耐震ラッチがついていません。
下段とはいえ、中のものが飛び出したりする恐れがあります。
小さなお子さんがケガをしないよう、注意が必要かもしれません。
我が家の場合は間取り上この収納の前に長居することは少ないのですが、
地震のときはあまり近くにいない方がよさそう^^;
リビングのニッチ収納
壁厚を利用した収納で、可動部分も本棚と同じ。
金属製の丸い差し込み型棚受です。
本棚と構造が同じため縦揺れにはあまり強くなさそうにも思えますが、
耐震ラッチがついているので安心かも?
我が家の収納の中では、珍しく下段なのにラッチがついているパターンでした。
キッチンの食器棚
キッチンメーカー、クリナップの「ラクエラ」という商品の食器棚です。
扉の内側はすべて可動棚になっています。
可動部分は差し込み型棚受ですが、L字の爪がついたつくりが特徴的です。
これが棚板をしっかりホールドしていて、簡単にはズレません。
私の力だと、動かすにはけっこう頑張って力をいれる必要がありました!
地震には強そうです。
さらに、食器を入れる部分と吊戸棚には耐震ラッチつき。
安心です。
下の扉にはラッチがついていないので、ここも重いものを入れないほうが良いかもしれません。
今のところ後付けの耐震ラッチをつけられそうなスペースがあるので、
夫と取り付けを検討中です。
余談・こんなところも可動棚
テレビボードの中
モモナチュラル製のテレビボードです。
リビング・ダイニングの収納のカウンター部分と同じ、爪付き棚ダボ。
ですが、棚受は4箇所とも爪付きなので、カウンターより格段に外れにくいです。
縦横両方の動きに強いので、安心できます。
洗面所の鏡裏収納
ここも可動式でした。
洗面所の鏡裏はマグネット式の開閉です。
奥行きもなく、重いものは入れていません。
が、万が一開いてしまったらハサミなどの尖ったものがガタガタして怖いかな?
マグネット式なので、そう開かないかもしれませんが……。
扉ありの棚についてのまとめ
なぜかハウスメーカーのものが危ない傾向にある気がします。
建物の構造と同じくらい、その辺りも安全なものになっていてよさそうなものですが^^;
扉のある棚は、ラッチがついている場所は安全性が増すと思われます。
棚受・棚板に不安があるところも、ラッチがあればだいぶ安心。
その反面、ラッチがないところは扉自体が急に開いたりするリスクがあるので、
要注意かもしれません。
特に下の方の棚にはラッチがないケースがしばしばあるようなので……。
次回は、ここまで載せてきた全種類をおさらいしながら、
地震対策についてまとめていきたいと思います。
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