公開 2017年3月31日
喫煙者に風当たりが強い昨今、禁煙しようと思ってる人も多くいるかと思います。禁煙すると太るなんて話も聞きますが、実際にアメリカとカナダの大規模調査によると、禁煙後一年で、約5キロ太ったそう(禁煙の次はダイエットと、可愛そうになってきた…)。
人間はストレスを受けると誘惑に弱くなるんで、禁煙のストレスによって食べ過ぎて太ったって可能性もありますが、今回は、禁煙前後で食事量は変わっていないのになんで太るのかってとこをみていきます。
〇目次
禁煙前後で食事量が変わらないのに太った人は、元から食べ過ぎていた
禁煙を経験した人のなかには、「食べる量が増えた実感はないけど太った」って感じてる人もいるんじゃないかなあと思います。で、食べる量は変わらないのに太った謎を解き明かすカギになるのが、腸内環境なんですねー。
スイスのチューリッヒ大学病院の研究では、「禁煙した人の腸内フローラは、肥満になりやすい腸内フローラに変化した」んだと(腸内フローラってのは、腸内細菌たちがつくる生態系のこと)。
(詳細はまたどこかでお話ししますけど、肥満になりやすい腸内フローラとかあるんですよ)
ということは、「禁煙して太りやすい体になるんなら、かえって不健康やん!」ってなっちゃいますよね。ところがどっこい、そんな単純な話でもないんですよねー。
実は、腸内フローラの多様性が高いほど健康だと考えられておりまして、禁煙した人の腸内フローラは多様性が上がる傾向を示していたんですよ。つまり、禁煙前と比べて禁煙後は、腸内環境が健康になるということ。
そして、腸内環境が健康になるということは、禁煙前より食べ物を分解・吸収しやすくしてくれる(腸内細菌は食べ物を分解・吸収しやすくする働きを持っている)。
つまり、禁煙前と食事量は変わらないのに太るのは、
腸内環境の改善によって、食べ物を吸収しやすくなっているから
です。
禁煙前は禁煙後と比べて、腸内フローラのバランスが崩れていて、腸内細菌たちがうまく働いていない。喫煙中は食べ過ぎてもうまく吸収されないから、太りにくいだけ。
まとめ
・禁煙前後で食事量が変わらないのに太るのは、より効率的に栄養を吸収できるようになったから
・禁煙後、食事量は変わってないのに太ったのなら、もともと食べ過ぎていた可能性がある
参考文献