ヘッジファンドのエフィッシモが東芝株式8.14%保有-筆頭株主に
シンガポールのヘッジファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが東芝の筆頭株主に躍り出た。同社が23日、関東財務局に提出した大量保有報告書で東芝の発行済み株式数の8.14%を保有(報告義務発生日は15日)していることが分かった。
エフィッシモCは物言う株主として知られた旧「村上ファンド」出身者が設立したヘッジファンド。ブルームバーグのデータによると、8.14%の株式保有は東芝の筆頭株主という位置づけになる。東芝は米原子力事業が抱える巨額損失で債務超過状態に陥り現在、主力のメモリ事業の売却などに動いて再建を目指している。
エフィッシモCは、この日の大量報告書の中で保有目的を「純投資」とし、大半は「投資一任契約に基づく顧客資産運用のため」と説明している。
東芝の株価は、損失懸念が発覚した昨年暮れに400円台から200円台に急落。年明け以降は下落基調の中、2度にわたる決算発表延期のほか、メモリ事業売却や米原子力事業の見直しを巡る報道を受け乱高下している。23日は前日比6.9%高の207.3円で取引を終了。出来高は日本の市場全体でトップの約1億7900万株だった。
エフィッシモCは川崎汽船のほか、近畿車両、大阪製鉄、日東紡績の株式なども大量に保有している。
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE