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退位で3氏「退位後も陛下」2カ月ぶり再開

 安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(座長・今井敬経団連名誉会長)は22日午前、第10回会合を首相官邸で開き、皇室や医学などの専門家4人から個別に意見を聞いた。退位した天皇の敬称について3人の専門家が「陛下」を提案し、退位後の再即位や摂政就任、皇室会議の議員就任には否定的な見解を示した。

     有識者会議の開催は1月23日以来。4月4日に次回会合を開き、同月下旬にも提言をまとめる。

     本郷恵子東京大史料編纂所教授(日本中世史)、君塚直隆関東学院大教授(英国政治外交史)、新田均皇学館大教授(神道学)は「陛下」の敬称を主張。退位後の称号は「太上天皇」と、その略称の「上皇」の2案が出た。本郷氏は「太上」は無上、至上などの意味があるため、天皇との上下感を生まないよう上皇が適切だと述べた。

     3氏は天皇の墓所である「陵」について、「天皇を経験した方が、天皇より低い待遇を受けることは考えられない」(本郷氏)として、退位後も「陵」にするよう提唱した。

     皇太子さまが新天皇に即位した後、皇位継承順位が1位になる秋篠宮さまの扱いを巡っては意見が分かれた。本郷氏が「皇太弟」の称号を提案したのに対し、君塚氏は「海外では『皇太弟』は一般的ではない」と述べ、「皇太子」が妥当と指摘した。

     秋下雅弘東京大大学院教授(老年医学)は「負担の考え方は個人によって違う」と述べ、年齢による退位の要件化は難しいとの見解を示した。【田中裕之】

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