美少女コミックの表紙から消された服とは！？
サムネイル画像は特に関係ありません（笑） とりあえず作って見たかったのと、載せてみたかっただけです。
さて、まったりと書いているこのコラムですが、嬉しい事に「フォロアー」さんが何故か増えてます。18禁のエロ〜い絵など一切ない、文字系のコラムなのに本当にありがたいですね。とりあえず無料で読めるのがいいんでしょうかね？ でも、少しだけ不満があります。フォロアーさん増えたんですが、やっぱり反応が少ないことでしょうか。よろしければ、感想、ご意見などもいただければ、より小躍りしてコラムが書けると思いますので、よろしくお願いいたします<(_ _)> 「いいね」でも全然OKですよ(=ﾟωﾟ)ﾉ
今回の内容ですが、相変わらず小ネタです。
皆さん、下の昔の美少女コミックの表紙を見て下さい。これは「ウェイク」という1995年に発行されていた美少女コミック雑誌です。エロゲー情報誌の「パソコンパラダイス」（メディアックス）の増刊として発行されていました。懐かしいですね！
皆さんは、この表紙を見て、なんか気づいた点はありますでしょうか？ 懐かしい！絵柄が古い！ なども感じられると思いますが、注目点は別の所にあります。実は、この表紙、今の美少女コミック雑誌では使えない表現が入っているんです！ えええ〜全然普通じゃん！？どこに？ と思われるかもしれませんが、意外なところに謎の自主規制の影響が出ているのです。そうです、勘のいい方はすぐ解ったと思いますがセーラー服がいけないのです。
厳密に言うと、コンビニ誌におけるレギュレーション（販売基準）です。「18禁」、「成年向け雑誌」というマークが入っている書店売りの美少女コミック誌では適応外になります。例えば、かつての「COMIC 絶空」では、セーラー服が脱げ、乳首までモロにでています。
なので、そもそもコンビニ売りと、書店売りではいろいろ基準が違うのです。書店売りだと乳首を出してもOK、下着もOK、体液表現もOKと、表紙に描くことができる題材が増えます。このへん、細かく言うと本当にややこしいんですよ。実のところ絶対的な決まりでもないので微妙なものがあったりもします。
では、何故こんな自主規制があるかというと、これもちゃんと書くだけで本１冊書けるぐらいなんですが、ざっくり言うと、規制要望団体（警察や東京都、コンビニ、その他）からの要請に出版界が自主規制というルールを作って（と言っても明文化はされてない）ざっくりと、そうしていきましょう(=ﾟωﾟ)ﾉ と言う感じで決まっていくのです。
そういうルールが決まりはじめたのが、雑誌に「18禁」「成年向け雑誌」マークがつき始めた1997年頃からです。皆さん以外と知らないと思いますが、結構新しいんです。今では「18禁」マークのほうが多い感じですね。こんな感じです。
ちなみに、コンビニの18禁コーナーができて、雑誌に小口止めシールなどがついたのは2004年頃からです。
と言うわけで、コンビニ売りのエロマンガはこの時期（1997年あたり）を堺に、いろいろな表紙にはかけない制限が増えてきます。
最近の失楽天の表紙ですが、服の中に着ているんですが下着ではなく「水着」なんですよね。そう、コンビニ誌には下着が描けないんです。なので、服の下に着ていても常に水着！ 下着姿の表紙は水着よりエロい！という事がここに証明されているわけです（笑）
じゃ、これは下着じゃないの？ むむむ、難しいですね。上から服を着ていればOKみたいな謎のルールもあったりしますし、このようなエロ下着、一般的な下着でなければOKという謎な認識もあります。一般的な下着じゃない、エロウェディングドレス、裸エプロンなどもOKです。ホント謎です（笑）
さて、セーラー服の話に戻りましょう。じゃ、制服ならなんでもNGなのかというとそうではありません。微妙なヒエラルキーがあり、その頂点にセーラー服があるのです。ブレザーや、その他の制服は結構いい加減な取り扱いなんです。世の中の基準で、セーラー服が一番エロい制服だと認知されたわけです！
2009年の姫盗人の増刊「コミックキャー！」です（誰も覚えてないと思いますが）セーラー服以外の制服だと大丈夫なようです。
こ、これはどうなんでしょうか？ 制服っぽいですよね。セーラー服じゃないですが、半分脱いでいると大丈夫みたいな謎なルールも存在するようです。一般的ではない状態だと、非現実的で大丈夫、みたいな風潮がありますね。このへんはホント曖昧でよくわかりません(^_^;
最後に、今まで表紙に描かれてきた、セーラー服ギャラリーを載せて締めましょう！ 今ではもう見ることのできない、セーラー服表紙ギャラリーですぜ！
最後に、ザッと確認した中で、美少女コミック誌（マーク無し）の表紙に最後に登場したセーラー服がこちらになります。ふゅーじょんぷろだくと発行の「パイク」（1998年）という雑誌になります。
でも、きっと探せばもっとあると思いますので、皆さん、見つけたら是非ご一報ください<(_ _)>
