稲田防衛相は14日午前、閣議後の記者会見で、大阪市の学校法人「森友学園」が2004年に起こした民事訴訟の原告代理人弁護士として出廷したと示す裁判所作成の記録があったことについて、出廷していたと推測できると説明した。ただ出廷の記憶はなく、国会答弁は虚偽ではないと強調。出廷が確認できれば答弁を訂正するとした。自身の政治責任については否定した。
稲田氏は、学園理事長退任の意向を示している籠池氏を巡り「事件を受任し顧問弁護士だったということはない。裁判を行ったこともない」と国会で答弁していた。民進党は「国会答弁と百八十度違う内容」と反発。国会で追及する構えだ。