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ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフカメラ・D7100で撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

静岡のローカル鉄道「岳南電車」と富士山を一緒に撮影してみました

旅行 朝の風景 昼の風景

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静岡・富士のローカル線「岳南電車」へ

 

静岡・沼津へ一人旅をしてきました。先日の休日出勤の代休が金曜日に取れたのと、奥さんと息子くんが名古屋の実家に帰っているということもあって、思い立って一人旅に行こう!と。いろいろ候補はあったのですが、ピンと来たのが沼津。じゃらんで沼津のホテルを予約して、1泊2日の一人旅へ。

1日目、最初の目的地は東京から見て沼津の少し先、富士市の「吉原(よしわら)」。東京から新幹線で三島に出た後、東海道線で沼津を超えて数駅というところ。住所は沼津市から富士市になります。

googleマップで観光スポットを探していた時に、富士山の南を走るローカル鉄道「岳南電車」があることを見つけたのがきっかけ。全長9.2キロ、約20分ほどで始発から終点まで走り切ってしまうというとても小さな路線なんですね。富士山もよく見えるだろうし、岳南電車と富士山を一緒に撮影することもできそう。

 

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岳南電車の吉原駅にあった岳南電車沿線マップ。岳南電車はすべての駅から富士山が見えるんですね!さすが富士山のふもとを走る電車。

 

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吉原駅にも「富士山ビュースポット」がありました。スニーカーのイラストがかわいい。 

 

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ビュースポットからは工場や民家の屋根の隙間から富士山が見えました。しかしすべての駅から富士山が見えるというのはすごい。 

 

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岳南電車はいまや珍しくなった硬券を使っています。ハサミの入った切符を思わず写真に撮ってしまいます。

 

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ホームで写真を撮りながら待っているといよいよ電車がやってきました。緑色の車体のヘッドマークには愛称の「かぐや富士 がくちゃん」 がついています。どうやら通勤用の車両のようですね。

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いよいよ出発です。岳南電車の車窓からは富士山が見えています。

 

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吉原から一駅「ジャトコ前」駅で下車しました。ここにも富士山ビュースポットがあるので電車とあわせて撮影してみました。

ジャトコ前駅は、その名の通り日産自動車のグループ会社である自動車部品メーカー。その本社と工場があるためわかりやすいこの名前。

今回ジャトコ前で降りたのは、この近くに富士山と岳南電車が一緒に撮影できる絶好のスポットがあるという情報をネットで見つけたから。ジャトコ前と吉原の間の区間にあるということで、ここから歩いてその場所を探していきます。 

 

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岳南電車と富士山が一緒に撮影できるスポットは数あれど、おそらく最も有名な構図と思われる「富士山の方へ延びる線路を走る岳南電車」という構図で撮影できるスポットを探していきます。ジャトコ前から吉原の方へと歩いていくと、富士山は背後になります。振り返れば富士山。

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そんな感じで線路沿いを歩いていると近くの踏切が鳴り出しました。カメラを構えて列車の到着を待ち、撮影してみたもののどうやらこの構図じゃないみたい。街路樹で富士山隠れてしまっています。

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もう一度iphoneで検索した画像を見てみると、どうやら線路を挟んで反対側にある細い水路沿いの小道が撮影スポットのようです。ファインダーから覗いた構図はだいぶ近くなってきました。

 

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地図を見ると「岳南富士地方卸売市場」とあります。どうやら建て直しをしているのでしょうか。工事中で小道の途中から先は立ち入り禁止になっていました。

列車の到着を待ちながら、レンズを交換。AF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gを装着して、127.5mmの焦点距離で圧縮効果で富士山をぐいっと寄せてみます。 おお、なんかちょうどいい感じかも。

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近くの踏切が鳴り出しました。電車がやってきます。到着するまでの間「だいたいこの辺りに電車が来たらシャッターを切ろう」とイメージしながら待ちます。ファインダーを覗きながら、構図に入ってきたところを夢中でシャッターを切ってみました。イメージに近くなってきた!

電車が再びこの場所を通過するのは20分から30分後。再び電車が来るのを待ちます。

 

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20分後、再び電車がやってきました。ジャトコ前から吉原へと向かう電車。向こうからやってくるのでまだ撮影はしやすいですね。電柱から地面に伸びるワイヤーがかかってしまっていますが、3枚目がポジション的にもいいかな。

あとは、富士山の山頂にかかる雲が晴れた写真が撮れればなぁ、と一度スポットを離れます。

 

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時間を改めて再度スポットへ向かってみると、ちょうど雲が切れて山頂が姿を見せてくれました!このタイミングで電車もやってきました!夢中でシャッターを切っていきます。

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電車のポジション的にはワイヤーにかかっていない2枚目の方がよかったのですが、興奮のせいかカメラのポジションがずれてしまい、山頂が切れるという・・・無念。

電車が来るタイミングは限られて、天候もその時次第。自然と電車の撮影はかくも難しいものだということを痛感した撮影でした。

 

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少し場所を変えると縦構図で撮影しやすいポイントを見つけました。踏切そばに「松屋」があったのですが、その脇の小道から撮るとちょうど縦構図で富士山と岳南電車が入りました。富士山に電線がかかってしまいますが、これもまたよし。

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岳南電車の撮影、楽しい。すっかり満喫しました。 お決まりの構図かもしれませんが、そのお決まりの構図を自分のカメラで撮影できるとうれしいものです。

 

あと、私の手持ちレンズの都合なので仕方ないのですが、やっぱりこういう撮影はズームレンズがあると捗りそうですね。自分の手持ちの単焦点の焦点距離・画角とばちっとはまるスポットを見つけ出すのも楽しいのですが、こういう撮影にはズームレンズ推奨ですね。

 

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本当なら岳南電車の終点まで行ったり、途中下車しながらほかの撮影スポットを巡りたかったのですが、時間の都合もあって今回はこれでお開き。沼津へと向かうため、吉原へ向かいます。

富士山のふもとを走るローカル鉄道「岳南電車」。めちゃめちゃ満喫できました。岳南電車、また遊びにきます。