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ガソリン車、進化の歴史 トヨタ博物館でイベント

観客の前を走行する、1886年式のベンツパテントモトールワーゲン(右側)=長久手市横道のトヨタ博物館で

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 歴代のガソリン自動車の走行を見せるイベントが十一日、長久手市横道のトヨタ博物館であった。同館が収蔵する一八八六年式のガソリン車など三台を走らせ、大衆自動車の進化の過程を解説した。

 トヨタ博物館は、自動車を実際に走行できる状態で保存、収蔵することを基本としている。一月には本館の常設展示をリニューアルした。

 イベントは無料で、午前と午後の二回開いた。午前の部では、走行を一目見ようと百七十五人の観客が集まった。

 走行を披露したのは、ガソリン車の第一号といわれる一八八六年式の「ベンツパテントモトールワーゲン」や一九二七年式の「フォードモデルTクーペ」、六六年式の「カローラKE10」。

 各車の性能などの違いに関する説明もあり、年代とともに進化していくガソリン車の過程を生で観賞した観客から、拍手がわき起こった。

 同様のイベントは、十八日午前十一時十五分と同午後三時十五分にもある。雨天中止。

 十二日午後二時からは新館一階大ホールで「日本の自動車文化を育む」と題して、館長の布垣直昭さんが講演する。参加無料。

 (村松秀規)

 

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