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36億円公用地を無償譲渡 “第2の森友”スピード着工の奇怪

 日を追うごとに怪しさが増す「アッキード事件」の陰に隠れる形で、こちらの疑惑プロジェクトは密かに進行していた。愛媛県今治市が所有する約36億円相当の土地が、安倍首相の“お友だち”に無償譲渡された「第2の森友事件」のことだ。

 今治市議会は今月3日、学校法人「加計学園」(岡山市)に大学獣医学部の校舎建設用地として、16.8ヘクタールの土地の無償譲渡を可決した。学園の加計孝太郎理事長は、安倍首相とは40年来の旧友として知られる。

 異例とも言える「開会初日採決」の強行から、わずか5日。本紙記者が8日、渦中の今治市の現場を訪れると、ビックリ仰天だ。すでに2、3台のショベルカーが土を掘り返すなどして、基礎工事に着手していた。採決強行から1週間足らずのスピード着工とは聞いたことがない。まるでハナから「工事ありき」で進んでいたとしか思えない素早さだ。ある市議もこう驚いた。

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