世界最大写真コンクールの最終選考作品 それぞれの物語
- 2017年03月7日
世界最大の写真コンクール、「ソニーワールドフォトグラフィーアワード」の最終選考に残った作品がこのほど発表された。22万点以上がエントリーしたコンクールの最優秀作品は、4月20日に発表される予定だ。最終候補の一部を紹介する。最終候補と受賞作品は、ロンドン・サマセットハウスで開かれる展覧会で展示される。
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Ann Ric
この富士山の写真はアン・リクさんが撮影。毎年11月に開催される富士山マラソンの最中に撮ったという。
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Vito Leone
イタリア南部のサレントにあるビーチの様子をとらえたこの色彩豊かな写真は、ビト・レオネさんが撮影した。
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Ami Vitale
アミ・ビターレさんの写真は、中国の臥龍自然保護区で撮影された。幼いパンダが人間との接触に慣れてしまわないよう、飼育員はパンダを模した格好をする。
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Anisleidy Martínez Fonseca
アニスレイディ・マルティネス・フォンセカさんは、キューバに住むカルメン・サヘラスさん(85)を撮影した。スペインから移住した家族に生まれたサヘラスさんは、革命前のキューバが懐かしいと話す。
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Emrah Karakoc
エムラ・カラコチュさんは、イラン北部のアルダビールでムハッラムの殉教祭に集まった大群衆を撮影した。
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Beniamino Pisati
ベニアミノ・ピサティさんは、ジョージアのトビリシで、グルジア正教会で行われていた幼児洗礼の様子をとらえた。
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Mahesh Shantaram
インドの人種差別に関するシリーズを制作中のマヘシュ・シャンタラムさんは、若いカップルを撮影した。シャンタラムさんはこの写真についてこう話す。「ハムザさん(写真の男性)は、ナイジェリアからはるばるインドの人権について研究しにきた。私にとってこれは驚きだった。ここで人権について学ぶとすると、それがいかに見事に欠落しているかの研究になるはずだと思ったので。インドを訪れるアフリカ人を訪ねて回った中で、ハムザさんはだれよりも繊細だった。壁紙で飾られた彼の部屋で写真撮影を頼むと、看護学生の恋人、シュクラさんと一緒に撮ってほしいと言われた」
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Christina Simons
6歳のサルバトーレ君は「トレーロ」、すなわち闘牛士になる見習いをしている。サルバトーレ君はベッドに座って、メヒコ広場で開かれる午後の闘牛に出かけるのを待っている。
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Julien Chatelin
ジュリアン・チャテリンさんは、中国の重慶市にある屋外プールの様子を撮影した。背景には建築中の高層ビルがそびえ立っている。
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Yulia Grigoryants
ユリア・グリゴリャンツさんは、アルメニアのギュムリで、廃材の下で雨風をしのぐ9歳のシュザンナさんを撮影した。撮影の10日前に彼女の父親は借金を苦にして自殺したばかりだった。
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Andrés Gallardo Albajar
アンドレス・ガヤルド・アルバハルさんは、スペイン東部のアリカンテで見つけた建物を撮影した。アルバハルさんは写真を撮影した時の状況をこう語る。「その場所に着いた時、小さなヤシ同士のけんかの現場に踏み込んだような気がしたんです。彼らは何もなかったようなふりをしているけれど」。
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