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加工所を無期限の営業禁止処分

集団食中毒について記者会見する小町邦彦教育長(中央)ら立川市教委幹部=東京都立川市で2017年2月18日、竹内紀臣撮影

 東京都立川市の小学校や和歌山県御坊市の小中学校などで起きた給食が原因とみられる集団食中毒で、大阪市は4日、給食の刻みのりを加工した食品製造業「いそ小判海苔(のり)本舗」(大阪市北区)を無期限の営業禁止処分にした。加工所内から検出されたノロウイルスの遺伝子型が、東京などで給食に使われた刻みのりの型と一致した。

     大阪市生活衛生課によると、加工所内にあるのりの裁断機やトイレの便器など8カ所から、ノロウイルスが検出された。事業主の男性は市の調査に「昨年12月下旬にトイレで嘔吐(おうと)した」と説明している。

     この刻みのりは、賞味期限が今年12月1日の製品。3日現在、東京、大阪、福岡など16都府県で計780袋が流通していることが判明した。大阪市は再発防止の措置がとられるまで営業を禁止するとともに、いそ小判海苔本舗に製品の回収を命令した。

     一方、この刻みのりの袋には、いそ小判海苔本舗に加工を委託し、製造には関わっていない「東海屋」(大阪市都島区)が製造者として表示されており、市は食品表示法に違反していないかを調べている。【千脇康平】

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