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「宇宙ごみ」除去実証、失敗を発表 JAXA

金属製のひもを伸ばした「こうのとり6号機」のイメージ=JAXA提供

 国際宇宙ステーション(ISS)への無人物資補給機「こうのとり」6号機を使って行う予定だった「宇宙ごみ」除去実証実験について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、実験が失敗したことを発表した。今後、トラブルの原因を調べる。6号機は予定通り、6日未明に大気圏に突入してほぼ燃え尽き、役割を終えた。

 想定では、宇宙ごみは「テザー」と呼ばれる金属製のひも(約700メートル)を取り付けて電気を流すと地球の磁場との作用でブレーキとなる力が発生。高度が下がり、大気圏で燃える。

 6号機は1月28日にISSから分離。高度約380キロで、収納していたテザーを伸ばし、電気を流せるか確かめる予定だったが、ひもが伸展しなかった。電気を流すのに必要な電子の放出はできたという。

 6号機は12月9日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、ISSに国産バッテリーや食料など計5・9トンを運んだ。その後、古い機材など不用品を積んで切り離されていた。【阿部周一】

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