弁護士の仕事ってなくならないなくならないと言われていたけど、そんなことなくないか?
と思ったのでまとめてみた。
弁護士さんよりむしろエンジニアさんとかに読んで意見がもらいたい。
1 弁護士の仕事
例えば民泊(Airbnb等)をCASEに考えてみる。
<相談内容>
「民泊して稼ぎたいと思っているのだけど、法的に大丈夫?」
<弁護士の仕事>
(1)事実の正確な把握
相談者が言っている内容が、実際にどんな内容なのかを把握する。
たとえば、
・ここにいう「民泊」ってどういうことだ?
・持ち家なのか、借り家なのか?
....etc...etc
(2)法令・判例等調査
事実が正確に把握できたら、これがどんな法令・判例等と関連があるか調査する。
たとえば、
・旅館業法に抵触するのでは?
・マンションの賃貸借契約に転貸禁止と書いていないか?
・管理規約はどうなっているか?
...etc...etc
(3)結論
民泊は、●●という状態だったら大丈夫だけど、☓☓という状態だったらダメ、みたいな結論を出す。
だいたいこれが、弁護士の仕事である。
紛争系とか、刑事事件とかだともう少し複雑なところもあるんだけど(納得感とかも含めて)、まあ大枠は一緒。余裕があったら今度はそっちを書きたい。
※なお、民泊の法律系とかに興味が出た方はこんな記事ではなく、下記のような記事で正確に把握してください。おもしろいですよ。
参考:「実際のところ、Airbnbって法律的にどうなの?」ホームシェア“民泊”の課題と規制緩和
2 人工知能(AI)
これさ、普通に人工知能で一瞬で答え出そうじゃない?
※人工知能の細かい定義等は割愛。これはこれで議論があっておもろい。弱いAIとか強いAIとかの話も。
<相談内容>
「民泊して稼ぎたいと思っているのだけど、法的に大丈夫?」
<人工知能(AI)の仕事>
(1) 言葉の分析
たとえば、「民泊」という言葉を打ち込むと、「旅館」「ホテル」「賃貸」みたいな言葉にベクトル変換していく。
※これ、Word2Vecで出来るっぽい!未来キタコレすげー。
参考:Word2Vec:発明した本人も驚く単語ベクトルの驚異的な力
(2) 法令・判例等調査
上記の関連ワードから、相談内容に関連する法令・判例等をリストアップする。
たとえば、
「旅館」→「旅館業法」→旅館業法関連判例
(3) 適用の可否判断
当該法令の適用があるか否かを、相談者に追加の情報をもらうことで検討する。
法令の構成は(ざくっと)
「要素Aと要素Bがあれば、効果Cが生まれる」
となってて、
判例等は(ざくっと)
「過去の●●は、Aと判断された」
「過去の●●は、Bと判断された」
等の集合体なので、
たとえば、
「自己所有の建物を賃貸しますか?」
「貸し出す建物の部屋数を教えてください」
等質問することで、本件は要素A、要素Bを充たす充たさないが判断できる。
(「本件は、●●ですか?」と自動で聞けばいいだけ!)
(4) 結論
民泊は、●●という状態だったら大丈夫だけど、☓☓という状態だったらダメ、みたいな結論が出力される。
曖昧なものもあるだろうけど、これは人間の弁護士でも一緒で、過去の●●のケースに近いからこっちだろうとか考えているにすぎないので、人工知能(AI)だとその揺れの部分を%で表せばいいと思う。どうせわかんないんだし。
「あなたが民泊をすると違法になる確率●%、問題ない確率●%。以下の様な場合、違法になりやすい。このような対処をしてはいかがでしょうか?」
みたいなのが最終output
どう?できそうじゃない?
誰か一緒に開発しようよw
てか既にどっか取り掛かってんのかな?
あり得るとしたら弁護士ドットコムさんとか?
いやー、楽しみですね。
まーいきなり弁護士がなくなることはないけど、まずは弁護士が便利に使うサービスとして提供されて、徐々に一般の読解力がある人が使い始め、あるときから
「あれ?これ普通に俺らでも使えね?」
となって一般に広がり、最終的にはGoogleと同じくらいの使い勝手になっていくんじゃないかなー。
そんな未来が来るといいですね。
ということで、おあとよろしいようで。
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