先日の記事、 ハーボニー偽造品が出た件で奈良のチェーン薬局会社が判明
が非常に多くの方に読まれた事を受けてこの事件の関心の高さを改めて実感するけいしゅけです!
まぁ、大事件だわ。
そんなこの事件だけど、
関西メディコ(サン薬局)で5本。
あれから東京でも9本の偽造品が見つかった。
さらに、新たに都内の卸業者にて1本。
合計15本の偽ハーボニーが見つかったわけや。
今回はその中でも関西メディコが購入した卸業者が判明したのでお伝えする。
東京都において、どうやって業者は偽ハーボニーを手に入れたのか?
そして、偽ハーボニーのあのお粗末な錠剤の中身は何だったのか!?
全て公開していくで!!
Contents
☆関西メディコ(サン薬局)はどこの卸から購入した??
医薬経済社と検索すると、RISFAXって情報サイトが見つかる。
ここに明記されていたんよねぇ、関西メディコ(サン薬局)が購入先にしていた卸が。
- 株式会社グローバルネットエルズ・・・大阪
- 株式会社和光薬品・・・大阪
- 株式会社三井薬品・・・東京
- 野川薬品有限会社・・・東京
この4社とのことだ。
一方で、
PMDAが発行している関西メディコ(サン薬局)への偽造ハーボニーの流通ルート
では大阪の卸業者は1社しか書かれていない。
ちょっと謎が残る。
検索すると、株式会社グローバルネットエルズは許可番号をきっちり載せたホームページが見つかるねんけど、株式会社和光薬品はヒットしないねん。
厚労省の発表では「サン薬局に偽ハーボニーを売った業者は医薬品販売許可を得ていた。」
とのことだから、株式会社和光薬品は無関係なのか??
まぁ、憶測で話を展開しても仕方ないから、「?」が残るとだけ記しておこうか。
■現金問屋はどこから仕入れたのか?
個人から購入した-卸業者のコメントはこのようなものやったらしいね。
10人ほどの男女から購入という報道もあった。
市場価格(1錠55000円)の4割引きで現金問屋は買い取ったってさ。
個人から買い取る現金問屋、コレは取り締まらにゃならんのじゃねぇか?
売った個人も最低。
買った現金問屋も最低。
箱も添付文書もないホンモノかどうかも確認しないで患者さんに薬を渡した薬局も最低。
この流通システム、最低や!
●サン薬局のなんて店に卸された??
このあたりの卸業者(現金問屋)から
サン薬局平群(へぐり)店:奈良県生駒郡に偽造品は渡ったみたいやな。
平群(へぐり)店では2本を在庫していた。
また、この店舗から
- サン薬局平松店:奈良県奈良市・・・2本(うち1本が患者さんに渡る)
- サン薬局三室店:奈良県生駒郡・・・1本
へ移管されたことが判明してん。
もはや店名まで明らかになってるんやねぇ。。。
●で、気になるあのしょうもない偽造品の中身はなんだったのか?
厚生労働省がしっかりと発表したね。
- まだら模様の薄い黄色の錠剤 ➡ 複数のビタミン類を含有する錠剤
- 薄い紫色の錠剤 ➡ 鼻炎、感冒などの時に服用する漢方製剤
- 「ソバルディ錠400mg」と外観が類似する錠剤 ➡ 「ソバルディ錠400mg」ホンモノ(でもハーボニーではない)
- 「ハーボニー配合錠」と外観が類似する錠剤 ➡ 「ハーボニー配合錠」ホンモノ
こんな内容だったらしいわ。
って記事でニセモノの錠剤の写真は載せているので併せてみて頂くとわかりやすいよ。
まぁ、予想通りやったよね。
☆最後にまとめよう
そんなわけでけっこう明るみに出て行ってますね、
ハーボニー偽造品事件。
とりあえず、規制強化と徹底的な捜査が必要やで。これは。
何度でも言おう。
医薬品の安全をおびやかす
大事件なんや、これは!
マスコミさん、どうでもいい芸能人のケツ追いかけてないで、
こういう医薬品の安全について、もっと、もーーーーーっと大きく取り上げてくれよ!