東京圏への転入超過続くも人口集中のペースは鈍化
k10010860051_201702010526_201702010527.mp4
総務省が去年1年間の人口の動きを調べたところ、3大都市圏のうち東京都を中心とする「東京圏」だけが転入が転出を上回る「転入超過」となったものの、人数は5年ぶりに前の年を下回り、人口集中のペースが鈍化した形となっています。
総務省は住民基本台帳に基づいて、去年1年間の人口の移動状況を取りまとめました。それによりますと、東京・神奈川・埼玉・千葉の「東京圏」は転入が転出を11万7868人上回り、21年連続で「転入超過」となりました。
ただ、転入超過の人数は前の年を1489人下回って5年ぶりの減少となり、東京圏への人口集中のペースは鈍化した形となっています。これについて、総務省は「少子化の影響で就職や進学などで引っ越す機会の多い若年層が全国的に減っていることが影響したのではないか」と話しています。
一方、ほかの3大都市圏のうち、大阪・兵庫・京都・奈良の「大阪圏」は転出の超過が9335人、愛知・岐阜・三重の「名古屋圏」は転出の超過が2363人で、いずれも4年連続で転出が転入を上回りました。
ただ、転入超過の人数は前の年を1489人下回って5年ぶりの減少となり、東京圏への人口集中のペースは鈍化した形となっています。これについて、総務省は「少子化の影響で就職や進学などで引っ越す機会の多い若年層が全国的に減っていることが影響したのではないか」と話しています。
一方、ほかの3大都市圏のうち、大阪・兵庫・京都・奈良の「大阪圏」は転出の超過が9335人、愛知・岐阜・三重の「名古屋圏」は転出の超過が2363人で、いずれも4年連続で転出が転入を上回りました。