週刊少年ジャンプ 45号 感想
 
 ここのところずっと、ガーデンが歌ってた「ミラクルガールズ」の主題歌「キッスの途中で涙が」が頭の中で鳴り続けているんですが、どうしたものか。
 アニメの「ミラクルガールズ」、イマイチだったよ。原作は好きだったのに……。
 ……って、ぜんぜんジャンプと関係ないってばよ。
 しかし、ここまでは調子に乗って更新してきましたが、自分に使える時間を考えると、今のペースでの更新は、やっぱ辛いっすね。
 分量の加減というのが、昔からどうしてもできないのだなあ。今週は、とにかくセーブして、余計なことは極力書かない感想を心がけてみよう(前にも同じようなことを言った気もするけど……)。

アイシールド21
 先週の表紙といい、今週のトビラといい、ムサシはもう完全にデビルバッツのレギュラーになってますね。エイリアンズ戦に出場という展開が、本気でありそうなんですが(というか、願望)。
 どこまでもいやな性格のアポロ氏は、自由と平等という旗の下で、今も隠然とアメリカ社会にはびこる根深い差別主義を、いささか露悪的に擬人化してカリカチュアライズしたものという理解。っていうか、要するにこのオッサンだけがむかつくんだよ、ってことで納得してスルー。
 ケン○ッキーおじさん(道頓堀より引き揚げ)をタックルでぶっ壊すってのは、いろんな意味でヤバくない?と思いながらも、多分に時宜ネタであり、さほどの他意はないってことで、これもスルー。
 つまりはですね、四の五の言わんから、最高にナイスで熱い勝負を見せてください!ってことです。

テニスの王子様
 「シクヨロ」……そういうのにいちいちツッコむのは、思うツボだと悟った今日この頃。
 ボレーのスペシャリスト、丸井ブン太の必殺技は、綱渡りでした。
 いきなりかくし芸で決勝第1戦の緊張感をほぐされてもなあ。
 というより、今さらこの程度の小技ではぜんぜん驚かないよ、このマンガ。
 来週はせめて、世界1週とか犬の散歩ぐらいは見せてほしい。
 あと、風船ガムがパチンと弾けて、顔に張りつくギャグとか見せてもらえると最高かも。

ONE PIECE
 トビラの連載、まだ続いてたのか……。
 雷迎によるエンジェル島消滅、思わず「アキラ」の冒頭を思い出してしまいました。
「ひし形のおっさんの先祖は、ウソなんかついてなかった!!!」……ああ、なんか泣けてくる。
 かなわなかった願い。届かなかった思い。けれど、見果てぬ夢。いまだ朽ちぬ誓い。
 すべてが託された黄金の鐘を、その手で世界に打ち鳴らせ! ルフィ!

神撫手
 ハウステンボ○……行ってあげてください。経営、大変みたいですから。
 少年の正体、「その筋のデータベース」ではバレバレなんですね。そりゃまあ、素顔もさらしてるしな。「怪盗やってます」って看板出しても問題ないな。
 神撫手の力、ひと眠りすれば回復するそうで。「1日1回ルール」、やっぱりというか、すでにぐずぐずですね。だったら「大量に精神力を消耗するから続けざまには使えない」くらいにしときゃいいのに。
 いちいちあげつらっていたらキリがないくらい、設定やシノプシスの細部が適当というか、
ウソが多すぎます。勿論、マンガなんて全部ウソです。でも、だからこそ、いかにうまくウソをつくか、いかにうまく読者を騙してくれるかで勝負するのがプロというものでしょう。
 作者の堀部さんは、ウソがへた、というより甘い。
 一番気になったのが、4年前、少女のために彰人の母が「ドガの少女」を描いたという話。彰人の母は、軟禁中も出張してパスティッシュの依頼を受けるようなことをしていたのでしょうか。プライベートで描かれたはずのパスティッシュが〈本物〉扱いになってしまったのはなぜ? 楓花の祖父も例の一味の関係者だったのでしょうか。
 こういったことをきちんと説明しないと、「小生意気なハッカー娘は、彰人の母を慕っているけなげな少女だった」という
ウソにしてはいけない話までウソになってしまう。
 伝えたいもののためにどうウソをつくか。それができなきゃ、創作の意味なんてありません。
 それと、「速馬彰人(はやまあきと)」が「こどものおもちゃ」の羽山秋人とかぶってることについて、これまでスルーする方向でいました。しかし、「楓花(ふうか)」まで「風花」とかぶるとなると、ちょっと考えざるを得ません。
 堀部さんは、小花先生のお友達か何かで、「メジャーデビューしたら『こどちゃ』から名前を使わせてもらう」お約束でもなさってたのでしょうか。こういう〈お遊び〉の線引きには、確かに難しいものがあります。しかし、連載デビュー作の、自分の命にも等しい主人公とヒロインの名前が、他のマンガからの借り物だというのは、僕にはちょっと理解できない。それとも、この漫画自体が、堀部さんのおっしゃるパスティッシュなんでしょうか。
 こういった疑問が起こってしまうのも、マンガ全体の甘さと無関係ではない気がします。どうもこの方、同人マンガを描いているような気分の延長で、作品をつくってらっしゃるのではないのでしょうか。そんな気がしてしかたありません。
 そうではないというなら、まず「レンブラント」や「ドガ」を、いかにも適当な絵で「まあ、ドガだと思ってください」みたいにごまかさない。毎回必ず、「なるほど、こりゃドガだ」とうならせるような絵を、ババン!と大ゴマで描く。そのくらいのハッタリ、根性、プロとしての意気込みを見せてください。


BLEACH
「一護さんが死んじゃう!!」……無条件に「だって古代君が死んじゃう!」を思い出してしまう世代なり。
 一護の霊圧を極限まで磨き上げた刀より、剣八さんが無意識に垂れ流す霊圧のほうが強いそうです。
 なんか……スライムベス対トロルキングくらいの差があるみたいなんですが。いっちーとか呼ばれてるし。
 もしこれが本当に平均的な隊長クラスの強さなのだとすれば、対死神戦は、バトルとしてまったく成立しないことに。
 一方チャドは、どっかで見たようなギャグ展開でザコを軽く一蹴したあと、フラワーなカブキ者、京楽と対峙。
 数寄者、というか、風狂という言葉がえらく似合いそうなオッサンですね。このオッサンがどのくらいの強さを見せるかで、隊長クラスの真のレベル、そして今後の戦いを見定めることができそう。注目です。

BLACK CAT
 ほとんどどうでもいい話でした。そういえば、マロさんはどうしたかな。

サラブレッドと呼ばないで
 もうすでに、誰もサラブレッドとは呼ばない状況になってますが……。
 フカキョン登場。名前でウケを狙わないように。しかも、フキダシの中の深田恭子、ぜんっぜん似てないぞ。描けないなら描かないように。黒い顔、目もとにほくろ……もしかして、海南大付属の牧さんの弟?(多分、作者がそう言ってほしいのだろうと判断) でも、登場のしかたは、某マンガのさわやかパティシエさんにちょっと似ているぞ。
 脇役を動かしてるときは、ほんとに生き生きとしてるんですよね、このマンガ。今のところ、脇役たちの面白さがこのマンガを引っ張ってることは間違いありません。
 さて、ヘタレのレッテル貼られた主人公は、いきなり土下座でフカキョンに入門志願。ちょっと素直(=必死)になった模様です。千回投げられて、受身ばかりではなく、大成の柔道に対する姿勢そのものに変化が現われることを期待。

 ていうか、フカキョン柔道教室で練習場使わせてる最中、わざわざ「立入禁止」の張り紙で扉ふさいでるあたりに、誰かさんの策謀が見え見えなんですけど。

ボボボーボ・ボーボボ
 アニメとのコラボ。旬のマンガの特権とも言うべきこの手のお祭り企画は、やはり楽しいです。
 内容は、君に薔薇薔薇って感じ、でした。……トシちゃん、どうしてるかな。
 強敵を前にしてボーボボが遊びすぎ。なんとなくギャグも消化不良ぎみですが、その分、来週の阿波烈婦理(いきなりすごい変換になったぞ)に期待ってことで。

戦国乱破伝サソリ
 サソリ一族を知っている鷹丸に驚き、もしや父のことも知っているのでは、と期待を抱く無太郎。しかし、1回目から読んでる印象では、サソリ一族って、この世界ではけっこうあっちこっちで知れ渡ってるような気もするんですが。第一ここまでのところ、無太郎がサソリ一族の存在を隠してる様子、まったくないんですけど(笑) 
「戦うばっかりが乱破やない」さすがは、諜報の達人イタチの韋助。第5話にして、初めて「そのとおり!」と言える意見です。でも、ぜんぜん貸す耳を持たないむーちゃん。「オイラの目指す乱破にゃなれねぇ!!」なんて大見得切って、びしっとキメたつもりが、しっかり割符盗られてます。バカです。
 とか言ってる間に、いきなり街中でバトル勃発。乱破は隠密行動が原則……ではぜんぜんないな、このマンガ。
攻撃に人ごみ利用してるし。
 でも、このバトル自体は、かなりよい出来。新連載3作の中で、マンガとしてのストレートな面白さに関しては、この作品が一番のような気がします。

 三河に「イゴ」という人がいるらしい。多分、最初の挨拶は、「イゴ、よろしく」。誰にも使われないうちに言っちゃっときます。

シャーマンキング
 復活したと思ったら、もう死ぬ気か?マルコ。
 何気にカウンタックも登場。マジで魔界のプリンスと首都高バトルするかと思った。
「世界がこの島に気付いた」……そうか、モアイも気づいてしまったか。
 それにしても、この見開きページ、ちょっと東武ワールドスクエアみたいです。
 これが武井先生の「世界」のイメージなんですね。やっぱり、世界に誇る日本の塔といえば、通天閣ですか。エッフェル塔の陰に、ひっそりと横浜マリンタワーみたいなのも見えますが。やたら目立ってる、コテコテなSFマンガに出てきそうなタワーは、上海にある東方明珠広播電視塔だそうな。
「夢の終わり」……なるほど、つまりここにある世界は、所詮メタフィジカルな夢――虚構の上に乱れ舞う夢想だと。ひとたび現実と虚構を隔てる壁が壊され消えるなら、その夢もまた、たちまちのうちに霧消せざるを得ない。
 このマンガの壮大なハッタリ、なんだかだんだん好きになってきました。

いちご100%
「二人っきりの延長戦へ突入…!!」……このマンガ、編集さんも相当ふっ切れてますね。
 西野さんの思い出話、いわゆる「いい話」ではないところがミソなんでしょうね。第一印象でバカ、単純、スケベを植えつけ、なおかつ好感を持たれてしてしまったわけだから、こりゃある意味無敵ではあります。
 すっかり舞い上がってる真中ですが、でも、どちらと先に出逢ったとか、どちらが先に自分を気にしてたとか、そういうことってそんなに大事ですか。すっかり立つ瀬のなくなった東さんが、なんともお気の毒。というより、いちごパンツはもうどうでもいいのか。
 それにしても、マンガの中の学校ってほんとに簡単に侵入できちゃうなあ。各部屋の戸締りもしてないし。あ、このあとのことは、警備員さんが来て大慌てとか、悪霊と戦ってる謎のセーラー剣士登場とか、そういう予想しかしてないので、来週休載でもぜんぜんOKです。

武装錬金
「黒く熱く甘く」……正しくは「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、恋のように甘い」ですね。
 言葉の主は、タレーラン。ナポレオン時代の大立者にして稀代の快楽求道者。このフレーズは、随分昔にインスタントコーヒーのCMでキャッチコピーに使われてたのを憶えてます。
 今回、もうひとつサブタイトルを勝手につけるとすれば、
ずばり「グロと狂気と変態と」でしょうか。
 いやあ、やってくれましたね。和月先生のマンガはさわやか、と勘違いしてる皆さんに、堂々の「エログロ変態」宣言。はっきり言って「やりすぎ」です。でも、こういうのは、「やりすぎ」と言われるところまでやらなきゃ意味がない。まだまだ迷いは感じられますが、かなりふっ切れたご様子。あえて言いましょう。お帰りなさい、和月先生。
 ちなみに、巷で話題の家紋入り黒ビキニですが、あのパンツは、蝶野家の家訓か何かで決まってるんじゃないかと思うんですよ。きっと各々自分の色も決まっている。みんな蝶の家紋入りです。勿論、お父さんも履いてらっしゃるはず。色は多分、金色です。次郎くんがパンツを見せずに食べられてしまったのは、かえすがえすも残念ですね。
 その他、ナース・コスプレ決まりすぎのまひろ、志々雄巻きの斗貴子さん、ブシュウ!ゴパァ!、ん・まあ〜い!!……などに関するツッコミは、とりあえずよそのサイト様にお任せします。
 僕としては、あえてまじめに今後の展開を考えてみたいと思います。蝶野とバトルなしで和解→蝶野仲間入り、というパターンをまったく考えなかったわけではありませんが、やはりジャンプでそれはありえませんでしたね。
 となると、蝶野のホム化とその後のバトルは避けられなかったわけですが、でもカズキとしては「ホム化しちゃったから鷲尾との約束は無効=殺してもOK!」とは単純にいかないはず。ポイントは、ホムが不完全であったということでしょう。つまり、完全ホム化失敗、蝶野とホムが分離ということはまだありうる。
 だとしても、今回の人食いは、これまでの「蝶野生き残りフラグ」を全部ぶっ壊してしまうくらいの衝撃がありました。つまり、普通に考えれば、もう人間の世界には帰ってこられない、その最後の一線が「人食い」だったんじゃないかと思うわけです。
 それとも、カズキは「弟を食ったことさえ、人として生きることで償え」と言うのでしょうか(なんだか、カズキなら言いそうな気もしますが……)。あるいは、食われた弟が実は死んでいないということがありうる?……うーん、難しいかな。犠牲が、弟だけにとどまるかどうかも疑問な展開だし。
 さらに、蝶野とホムが分離したとして、恐らくは瀕死の蝶野を救う方法は核鉄を使う以外に考えられない。現に今、核鉄をふたつ持っているカズキ。しかし、それは……恐らくは、これが最後の難題です。
 結局、予想がつくようでつかないこのバトルの行方。ともかく、和月先生の本気に括目したいと思います(とかいいながら、蝶野の股間にばかり括目しそうですが)。

URA BEAT
 冨樫先生とゆうき先生が好きですか。確かに、そこかしこに影響ありですね。それにしても、冨樫先生の若い世代への影響力に改めて驚く今日この頃。
 さて、一読してまず、この絵の雰囲気、誰かに似ているんだけど……あ、
とりみきだ、と。宮崎アニメに出てきそうなひげのじいさんもいますね。ポエミーな場面の描写なんかは、初期のさべあのま、あるいは、坂口尚あたりのCOM系作家の血も感じます。……って、いくらなんでも古すぎですか。考えてみたら、この作者さん、まだ20代前半だよね。とにかく、このタッチと雰囲気は大好き。非常に好みです。
 まだまだいろいろ模索中らしい作家さんですが、それでいて、すでに確固たる魅力が漂ってます。センス抜群でありながら、そのセンスに溺れてないのもいいです。
 主人公の女探偵は、現時点で魅力的なキャラづくりに成功してます。ただ、ギャグ担当である相棒(下僕?)のほうのキャラがまだ立ちきっていない感じ。
 ストーリーにはもう一工夫ほしいかな。忍者のストーカーというかなりエキセントリックな〈敵〉をもってきましたが、結局忍者という設定は、最後にバトルを持ってくるために無理やりつくったような印象。肝心のストーカーとしての設定がステレオタイプでしかないところに、特に不満を覚えました。
 伏線もすでに仕込まれているし、プロットをしっかりと練りこめば、このままの設定で連載も期待できるでしょう。久々に楽しみな新人さんの登場です。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 あの……これ、立派にドーピングだと思うんですが(笑) 
 笑いとβエンドルフィン……今頃、「脳内革命」ネタってのもどうかと。そもそも、スポーツ選手は、運動の中で自然にβエンドルフィンを分泌するので、こんなものいらんような気がします。
 ま、今回は、中川のはじけっぷりがすべて。たまにこういうことしてくれるから、圭ちゃん好きだ。

遊戯王
 ゲームの世界とはいえ、ダンジョンの中ではやっぱり飛べないらしい。そりゃまあ、そうかと。
 今週は、ハサンかっこいい!の一言に尽きると思います。
 
HUNTER×HUNTER

 生きていたポックル。でも、もうこれっきりっぽい……。
 今週は、キメラアントの思考、信条、行動規範などが細かく描写されていて、興味深いものがありました。
 女王直属護衛軍。いいですね。ぞくっときました。「背筋が凍りつく眼光」っていうのは、こういうものだよってことを、某先生に教えてあげてるような。
 カレーネタ、シュールな展開になってます。どこまで続くのか……と思ったら、次号休載。

Mr.FULLSWING  

 天国の強引なギャグ介入も、だんだん苦しくなってきたな。
 寄せ書きの旗なんか出して、これが高校野球であることを無理やり思い出させようとしてますが、そのあとにいきなり暴力野球やってたら、
まるで台なしだと思います。
 この「目指せ!!甲子園」って、もしかしたら
地獄甲子園のことですか?
 しかし……「殲滅戦」って、ほんとにそのまんまじゃないですか。あのものものしい作戦会議は何だったのやら。

ごっちゃんです!!
  いっさいツッコむところなし。ああ、もう、ほんとにすごいよ。
 先週は、ウソの思い出で笑わせてもらいましたが、今週は、ごっちゃんの自力はウソじゃないぜ!ということをしっかと見せてもらいました。
 強引な寄りで川島の罠にはまる?と思いきや、自分から回しを切って
大股!?
 ザ・ワールドよりもびっくりしましたよ。いつの間にこんな大技覚えたんだ、ごっちゃん。それとも、無意識?
「大勝利!」のアオリにクエスチョンがないから、勝ったということでいいんですよね。
 来週はなんとセンターカラーです。ジャンプなりきり隊なる企画では、しっかりジャンプヒーローの地位を獲得してるし、生き残りも決定!ということでいいんですよね。


神奈川磯南風天組
 各批評サイトでは、すでに存在していないことになってる気配。
 唐突に、極悪っぽい二人組が転校してきました。こいつらと戦って、風天組は永遠だぜ!みたいなシメでおしまい。想像力貧困といわれようと、もうそれ以外何も思い浮かびません。

ピューと吹く!ジャガー
 来週もゴム美ネタ続くのか。ゴムだけに、引っぱるなあ……………………ええと…………眠いです。

NARUTO 休載。次号巻頭カラー。

……結局、ぜんぜん軽くなりませんでした。