新潟市中央区の市水族館「マリンピア日本海」で、マンボウの一種「ヤリマンボウ」が展示されている。29日まで。
ヤリマンボウは温帯や熱帯の海に生息するフグ目マンボウ科の回遊魚で、尾びれにあたる「舵(かじ)びれ」の中央がやりのように突き出ているのが特徴だ。
展示されているヤリマンボウは、24日に新潟県胎内市の荒井浜海岸に打ち上げられているのを漁師が発見した。県内ではこれまで約10体が打ち上げられたことが報告されているが、今回のように保存状態が良いものは珍しく、同館が展示するのは初めてだ。展示後は詳しく調べ、剥製にすることも検討するという。
燕市から家族で訪れた長谷川陽(あかり)さん(11)、慧(けい)さん(8)姉妹は「歯が鋭くてびっくりした」と話し、マンボウを写真に収めていた。【堀祐馬】