「サイボウズで複業しませんか?」 複業採用のQ&Aを社長に直接聞いてみた

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「サイボウズで複業しませんか?」

2017年1月17日、サイボウズが「複業採用」を発表し、多くの反響がありました。新しい働き方に対する共感もあれば、本当に複業採用ができるの? なんて声も。そこで、ソーシャルメディア上でいただいた反響を直接、サイボウズ 代表取締役社長の青野慶久にぶつけてみることにしました。

副業ではなく「複業」採用──「そもそも誰もが複業している」ことが前提

「人は会社1社にフルコミットしなければいけない」ではなく、誰もが「複、複、複」で生きている

もしも弁護士が、サイボウズの法務に複業採用で入社したとして、M&Aのディールが緊迫している時期に 「明日は副業の大事なお客と面談するので会社に行きません」となったらどうするのか。

サイボウズで仕事をするかしないか、というゼロイチでは考えていない

「サイボウズは単純に利益、給料が低い会社なので、身の丈に合った報酬では雇えない人材を副業でディスカウントしたり、時間売り的な形で採用したりしたいのだろうと思います」

長時間労働との兼ね合いは? 「本業の時間を短くして複業をするのも1つ」

「過労死を問題視しつつ、副業を歓迎している方のアタマの中身を見てみたいものだ(笑)」

業務委託・アウトソーシングと複業採用の違いって?

「フルタイムでの雇用は企業、人材ともにコミットへの責任が重い。一方でアウトソーシングだといくらいい仕事でも完全にその場きりの関係になってしまう」
「副業=主が疎かになる。という発想って、社員を「意思を持たない駒/歯車」としてとらえる企業側の論理な気がする。それが幸せな人は、会社に入ることが目的=ゴールの人。副業を収入目的以外で望む人もいるはず。例えば成長したい人、多角的に活動したい人。どちらがこれからの時代に優秀な人材と言えるのか?」

サイボウズの複業採用について、気になった点があれば、ソーシャルメディア上でコメントを付けてぜひお知らせください。また直接、社長の青野に聞いてみたいなと思います(サイボウズ式 編集部)

写真:すしぱく(PAKUTASO)

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