この記事には、ネタバレが多く書かれています。
2017年冬アニメ『亜人ちゃんは語りたい』3話の感想、あらすじ、オススメ記事を纏めました。
サキュバスの朝は早い
朝の支度をしている佐藤先生は、何か団地妻みたいでした。このシーンの背景の作画には、やたら生活感が出ていましたね。
毎日、始発に乗る前に起きて、終電近くまで家に帰れないって相当大変だ。
それに、男性と擦れ違う度に緊張感を覚えるんじゃ、一日中気が休まらないな。
まぁ、数秒間居眠りしただけで、周りの男性を全員催淫させてしまうのだから、仕方がない事なんですけど。
でもここまでの影響が出るなら、国か自治体が援助すべきだと思う。
モテ過ぎるのも大変
いくらでも好き勝手に作れる亜人の設定だけど、ちゃんとした意味付けをするのが、この作品の魅力の一つだと思います。デミちゃん達が性質の所為でどんな生活を送っているのかを、しっかりと描写してくれるのはありがたい。そのお陰で、感情移入し易くなります。
ひかり「先生オハヨー」
ひかり「モット元気ヨークッ」
ひかり「オハヨウ・ゴザイマス!!」
ひかり「ゴウカーク!!」
イノキ系女子・ひかり…ではなく、高橋先生を見て後悔する佐藤先生。
佐藤先生「あんなに、強く言うつもりはなかった…」
佐藤先生「催淫は相手を魅了し、性欲を亢進させる事」
佐藤先生「だが、サキュバスは自制がきく。なるべく性を想起させない身なり振る舞いをし、常に気を確かに持つ事で…」
普通の服装をするだけでも、催淫してしまうとは日常生活に支障でまくりですね。24歳の若い女性が、ジャージ姿を半強制される訳だし。その年齢で集合住宅にも住めないのも、経済的にかなりの痛手だ。
恋愛に関して潔癖すぎる事も、余計に負担となっているんでしょうね。催淫して誘えば、いくらでも寄っては来るんだろうけど。
佐藤先生にぶつかる男子生徒・佐竹。
佐竹「なんか、メッチャエロイ人に当たった気がしたんだが…」
なにその、メッチャ具体的な感覚w
日頃のストレスによって、帰宅と同時にオッサン化する佐藤先生。
佐藤先生「ゴクッ、ゴク、ゴクゴク、ゴク、プハァ~ァッ」
犬「ァウォォォオオオォォォン」
犬の鳴き声と相まって、とても切ない…。
佐藤先生、ごく自然に「性欲が少ない」とディスる
「ははっ、お疲れみたいですね。生徒のことも大事ですが、ご自愛もなさって下さい」
しかし、我らが高橋先生は、そこいらの男性とは違った!! 不意に佐藤先生と肌が接しても、顔色一つ変えません。
佐藤先生「考えた事もなかった」
佐藤先生「性欲の亢進がサキュバスの性質なら、元々性的な欲の浅い人は、その影響を受けづらいのでは?」
佐藤先生「恋愛において対等な立場にあるのでは?」
我慢しとるんやでw
佐藤先生「変だな。脈なしと思える反応ほど、胸が高鳴るなんて!!」
高橋先生「ダァッ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
高橋先生「サキュバス、メッチャエロイなぁ。平静を保てて良かった~」
足をガクガクしながら動揺する高橋先生。
掠れた声で、「エロイなぁ~」というの止めて下さいw
セクハラ教師、口撃で生徒を追いつめる
原作を読んでいた時にも思ったんですが、この作品は男女間のスキンシップが多いですね。しかもそれが、教師と生徒の間にもあるから、少し驚いてしまう時があります。
高橋先生のパソコンを見ていた時のひかりも、殆ど密着していましたし。
高橋先生「色々と語ったもんだ。吸血行動と恋愛観の関係が興味深かった」
高橋先生「あんまり、言わん方が良かったか。やっぱり恥ずかしいよな」
ひかり「別にぃっ。ゼンゼぇン。むしろ、語り足りないくらいですよ~」
ムキになるひかり。
高橋先生も高橋先生で、子供みたいに足をブランブランさせる彼女に、
高橋先生「じゃぁ、せっかくだから聞くけどさ、吸血って、バンパイアにとって性的なニュアンスも含んだ行為らしいけど、それってどれくらいなのかなぁ~って」
女子生徒に向かって、何を平然と訊いてるんだw 高橋先生は、催淫にかかったままなのでは?w
高橋先生「例えばキス以上とか、セックス未満とか(ニッコリ)」
アウトォ!! 彼は、教師として越えてはならない一線を越えてしまいました。
高橋先生「セックス、せっくす、SEX(ネットリ謎エコー)」
高橋先生「でもドラマや映画でそういう(SEX)シーン見るだろ?」
誤魔化そうとしたひかりを、更に追撃するしw
この人はホント、亜人の事を考え出すと他の事がおろそかになりますね。
高橋先生「ん、マテヨ?」
高橋先生「人によっては、失われつつある伝統的な文化として、セックスと比べられない」
ひかり「に、二回目!!」
その内、首が飛んでデュラハンの仲間入りしそうだな。
ひかりは、一回血を吸ったのか。一回という回数に、何か意味がありそうです。
ただ彼女の思考回路も、よく分からないんだよなぁ。
彼女は、高橋先生に「セックス」と二度も言われ、照れてしまったので
ひかり「ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ」
と、呟きながらキスをしてしまいます。ひかりちゃん的には、それでいいんだろうか。
ひかり「ひひひ、引っかかったぁ。血を吸うより、キスの方が簡単かもね~」
高橋先生「?」
ひかり「ん?」
高橋先生「フッ(大人の余裕)」
このシーンの間の取り方は、絶妙でしたw
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サキュバスを追いつめると、幼児化するらしい
佐藤先生「町さんの担任も気づかない人ねぇ。荷物運びをあなた一人に任せるなんて」
本当に。
町は、佐藤先生を大人の女性だと言っていましたが、Aパートで見せられた苦労を知っていると、複雑な気持ちになります。
町「きっと恋愛経験も豊富なんでしょうね」
やめて差し上げろ…。佐藤先生が、少し精神的なダメージを受けてしまいました。
町「私、好きな人がいるんです」
町「高橋先生の事が、好きなんです」
佐藤先生「私も好き(切実)」
佐藤先生の心に、精神ダメージ中追加。
最後のセリフ、子供みたいな言い方だったw 本当に面白い人だなぁw
町「高橋先生と釣り合うには、私はその、子供っぽ過ぎるなっ…て」
恋愛経験豊富そうに見えるから、相談したという町。でも、あなたの目の前にいる人は、恋愛経験ゼロなんですよ。
佐藤先生「おうっふ!!」
佐藤先生の心に、精神ダメージ大追加。
佐藤先生「でもね、町さん。大人って案外大した事のないものよ」
佐藤先生「子供から見える大人っぽさって、結構建前なのよ。こういう仕事をしている人は、特にね…」
これは、一般論として非常に納得できます。そして佐藤先生個人に当てはめても、納得できる言葉です。というか、今恋愛関係で格好つけてますねw
町「佐藤先生もそうなんですか」
佐藤先生「ふふふ、それはどうかしらね」
佐藤先生(そうです!!)
佐藤先生は、ギャグ要員としても相当優秀な人だ。序盤の疲れきった印象が嘘のように、笑わせてきますw
高橋先生と佐藤先生は、8歳くらい離れてるのか。ハーレム系主人公としては、年齢が高いな。
佐藤先生「私から見ても、高橋先生は大人に見えるわ。自然体でのんびりしているようで、頼もしくて。誰にも気さくに接せられるけど、踏み込みすぎて傷つけはしない。あぁ、すごいなぁ。かっこいいなぁって」
生徒の前で語りすぎてしまって、恥ずかしがる佐藤先生。なので「YO YO」m9 9mと、ラップを始めちゃう。
佐藤先生「CHI、CHINAMIに、MACHISANNは、センセイの、DOうYOUところが、SUKIなの、か、しら~ぁ?」
町「やっぱり優しいところとか、頼れるところとか」
佐藤先生「わかるっ」
町「あと、腕のガッチリした感じとか」
佐藤先生「ッスゴク、わかるっ!!」
町は、手で持った頭をすべり落とす危険があるから、髪を伸ばせないらしいですね。高橋先生と髪型が似てるのは、そういう理由があったのか。
高橋先生「お揃いみたいでいいじゃないか? イイじゃナイか? イイジャナイカ…」
今回の謎エコー演出は、一体なんなの?w 無駄にセクシーでイケボだしw
高橋先生と同じ髪型だと喜ぶ町に、嫉妬する佐藤先生。
佐藤先生「いいなぁ」
佐藤先生「いいなぁ~」
「いいなぁあ~そぉれぇ~(足バタバタ)」
ついに幼児化したw
それと、彼女たちが片づけている本のタイトルに、すごく悪意を感じるw
はつ恋→百年の孤独→生まれいづる悩み
制作スタッフ、遊びすぎだw
日下部雪
男子に遊びに行こうと言われ、逃げ出してしまう雪。ハッキリと拒絶していましたね。
佐竹「なんで叩くんだよ、鉄センセ~」
高橋先生「俺が日下部に話しかけようと思ってたのに」
完全に、八つ当たりです。
そして、人前で自分の世界に閉じこもり、ブツブツ言い始めました。
佐竹「鉄センセイ変わってるよなぁ~」
確かに。
雪は、高橋先生からも逃げているようですね。
ED前に、この作品には珍しい種類の、毒を吐く生徒が登場しました。
彼女達の陰口をよく聞けば、そこまで酷いことは言っていないんだけど、雪みたいに気弱そうな子には辛いだろうな。
ひかりの悩みのなさそうな態度と、雪の怯えた態度の差がすごい。
雪が冷気を発していましたが、その量は感情とリンクしてるんだろうか。
3話はたった24分の間に、ギャグ・シリアス・日常描写があって、内容がバラエティに富んでいました。
来週は、雪回になりそうです。
陰口の感じから想像すると、これまでの作風とは違ってきそうですね。