シウマイといえば、崎陽軒。
シュウマイではなく、シウマイ。そんなの常識。
新幹線に乗る前にいつも当たり前のように、シウマイ弁当を買ってしまうのは、私だけではないはずです。
前から気になっていたんですよ、第三京浜の港北インターを出たところにある、崎陽軒の工場。入り口のところに何やら売店のようなものがあって、シウマイが買えるっぽい?
それどころか、工場見学までできるらしいって!?
楽しい工場見学
そこで、さっそく行ってきました! 工場見学!
工場の入り口には、崎陽軒の製品やオリジナルグッズが買えるプチミュージアムショップがあります。
崎陽軒・横浜工場の工場見学は電話予約制です。3カ月前の1日から申し込めるのですが、2017年4月からは工場の増改修のためしばらく休止。再開時期は記事末にある崎陽軒の公式ウェブサイトでお知らせされます。再開後はさらにパワーアップした工場の見学ができるようです。
工場見学休止中も、プチミュージアムショップでは、工場できたてアツアツメニューをいただけますよ。
さあ、エレベーターに乗って工場見学へ向かいます。
シウマイの売り子さんとシウマイ娘がお出迎えです!
崎陽軒の創業は明治41年(1908年)、横浜駅構内で営業を始めました。
そして、初代社長の「横浜に名物を作ろう」の掛け声のもと、レシピに工夫を凝らして冷めても美味しいシウマイを開発して販売を開始したのは昭和3年(1928年)です。
発売当初、シウマイは駅のホームで売って列車の中で食べるのがメイン。そこで、初代社長は飛行機からビラをまいたり、シウマイの無料引換券を配ったりのキャンペーンを展開しました。
その後生まれたのが、キャンペーンガール兼売り子さんのシウマイ娘。女性の働き先が少なかった当時の憧れの職業で、映画のモデルにもなったりしたそうです。
この衣装は、子供用、大人用と揃っていまして、
あなたもシウマイ娘になって、記念写真が撮れます! あ、男性向けの法被もありますよ(見学の後の時間でどうぞ)。
まずは、ホールで崎陽軒の歴史などのビデオを見て、説明を受けます。
そして、いよいよ工場へ!
奥に工場が見えます!
そして、左側にはシウマイの原材料の展示があります。
見学者は15人くらいのグループに分けられて、ガイドさんが案内をしてくれます。ここでは、シウマイの原材料の説明をしてくれました。
シウマイの原材料は、豚肉、たまねぎ、干帆立貝柱、グリーンピース、そして調味料の塩、胡椒、砂糖、澱粉、皮に使用する小麦粉、これだけです。化学調味料も保存料も一切使っていません。
そして、ここに展示してある原材料の模型、実は、この干帆立貝柱だけは本物なんですよ! 匂いを嗅いでみてください。
代わる代わる干帆立貝柱の匂いを嗅いでは「うわ〜! いい匂い!」と盛り上がる見学者たち。
干帆立貝柱を戻した水=貝柱スープも練り込むのが、冷めても美味しい秘訣の一つだそうですよ。
そして、右側には崎陽軒商品や、代々の醤油入れの「ひょうちゃん」が展示されています。
これは平成27年に、還暦を迎えた時(登場してから60周年)に作られた赤いちゃんちゃんこの「ひょうちゃん」。シウマイの箱にランダムに入っていて、大当たりの金色「ひょうちゃん」もあったとか。
そして、いよいよ、窓から工場内を見学します。
おお〜。
まさに、シウマイの中身!
これは、混ぜられた練り肉をシウマイに成形する機械です。
そういえば、崎陽軒のシウマイって、グリーンピースが上に乗っていない、って気づいてましたか?
一般的なシュウマイと違って、崎陽軒のシウマイのグリーンピースは、練り肉全体に混ぜこまれているのです。
えっと、それでは、グリーンピースの入っている数にばらつきがあるのでは?
そうですね。2つ入っていることもあれば、時には入っていないことも……(広報・マーケティング部 高井さん)
それも、くじ引きみたいで楽しいかも!
こちらの機械からは、さっきの練り肉が成形されて皮に包まれて出てきます!
皮ももちろん、この工場で作られています。皮は、小麦粉と水で練った生地を押し出し、それをローラーで段階的に伸ばしながら作っています。
この辺りの機械は企業秘密で写真が撮れないものもあったのですが、空中のレールにそって走り回り、練り肉が足りない場所に自動で補給してくれる機械なんかもありました!
成形されたシウマイはこちらの機械で蒸されます。
さて、こちらのゾーンでは真空パックシウマイが箱詰めされていきます。
シウマイのパッケージの仕方は大きく分けて2種類あります。
1.「昔ながらのシウマイ」(消費期限:製造から17時間。但し、11時間以内に冷蔵保存した場合は40時間)
2.「真空パックシウマイ」(賞味期限:製造から5カ月)
こちらは、昔ながらのシウマイの箱詰め。「移載ロボット」がシウマイを15個ずつ持ち上げ、箱に詰めていきます。
この箱も工場内で折られています。
シウマイの箱に醤油入れのセットを入れていくのは手作業です。
ここでは、「特製シウマイ」が箱に詰められていきます。
「特製シウマイ」は干帆立貝柱が「昔ながらのシウマイ」に比べてより多く入り、サイズも大きく、コクのある味わいが特長のシウマイで、贈答用に人気があるそうです。
真空パックのものは、まずここで袋に差し込まれ、
この「ひょうちゃん」のついた機械で、空気を抜かれて封をされます。
真空パックができて、ベルトコンベヤーを流れていきます。
シウマイは、蒸しあがった時、パッケージされた時など、各段階で何度も人の目でチェックされています。
そこで取り除かれたシウマイは、肥料にリサイクルされています。
最後には、おなじみの包装紙で包まれます。これは「昔ながらのシウマイ」です。
シウマイってこんなに、丁寧に作られているんですね! 美味しさの秘密が分かった気がします。
工場で作りたてのシウマイが試食できる!
さて、工場見学の後は、お楽しみの試食タイムです。
これが一人前の試食セット。
「特製シウマイ」1個、「昔ながらのシウマイ」2個。お菓子はその時によって違うのですが、この日は、「横濱月餅」の宇治抹茶味1/2個、「PINE CUBE(パインキューブ」)2個。
オリジナルグッズの「ひょうちゃん小皿」に乗ってきます。
醤油入れなどのセット。
小皿はこのように使います。そして、頭のてっぺんのところにからしを入れます。
工場直送の「昔ながらのシウマイ」!
うん、美味しい!
いつも美味しい崎陽軒のシウマイだけど、なんとなくいつもよりさらに美味しい気がします。
工場でできたものをすぐに各店舗に配送しているので、どこでも同じ美味しさをお届けしています。(同・高井さん)
のはずではあるんですが、ついさっきまで丁寧に作られているシウマイたちを見ていたせいか、より一層、親しみと愛おしさが増していますよ。
使い終わった醤油入れを持ち帰るための袋も用意されてます。さすがマニア心がわかってますね。
「横濱月餅」は普通の中華の月餅よりも小さく軽く、手軽に食べられます。
「PINE CUBE(パインキューブ」)は、台湾のパイナップルケーキを参考に、20代の女性社員が開発したもの。一口サイズで中のパイナップルジャムがジューシーで軽いデザートにぴったりです。
崎陽軒のさまざまな魅力に改めて気づいた、楽しい工場見学でした!
定番の「昔ながらのシウマイ」と「シウマイ弁当」
横浜工場の入り口のところには、売店(港北インター店)もあって、そこでは各種シウマイやシウマイ弁当を買うこともできます。こちらも、もちろん工場直送です!
▲昔ながらのシウマイ(15個入) 620円
やっぱり定番は「昔ながらのシウマイ」ですよね。
箱にも、こだわりが!
やっぱりほっとする、この姿。
▲シウマイ弁当 830円
新幹線のお供に最適なシウマイ弁当。
このお弁当ってご飯がもちもちですごく美味しいですよね。
これは蒸気炊飯方式で炊いているのでお米が一粒一粒立っているんです。あと、この経木のお弁当箱におひつのような効果があって、冷めても美味しくお召し上がりいただけます。(同・高井さん)
シウマイ以外のおかずも盛りだくさんです! このおかずのラインナップはわりと独特で以前から、「なぜ肉がかぶる唐揚げが?」などと疑問を持っていたんです。
おかずはシウマイ弁当が誕生した時から、何度か変更しているのですが、その度に、お客様の意見をいただいて、現在は人気のある定番ものに落ち着いております。(同・高井さん)
今年で62年目になるシウマイ弁当には昔からのファンが多く、90歳代のお客様からお声をいただくこともあるとか。
まさに、ハマっ子のソウルフード、崎陽軒のシウマイ。
ちなみに、広報の高井さんもハマっ子なので、
崎陽軒のシウマイは、子供の頃から夕食なんかによく食べていましたよ。出かけたついでに買ってきたりとか。(同・高井さん)
シウマイのことを真剣に考えていたら、私もハマっ子気分になってきました。
崎陽軒の工場見学、おすすめです!
工場見学は4月からはしばらく休止ですが、再開のお知らせは崎陽軒公式ウェブサイトで案内されるので、そちらをご覧ください。
工場見学が休止の期間も、売店(港北インター店)とプチミュージアムショップは営業しているので、ぜひどうぞ!
お店情報
崎陽軒 横浜工場
住所:神奈川県横浜市都筑区川向町675番1号
電話番号:045-472-5890(工場見学は電話予約制。予約方法は崎陽軒公式ウェブサイトをご参照ください)
営業時間:港北インター店 7:00〜19:00、プチミュージアムショップ 10:00〜16:00
定休日:無休
ウェブサイト:崎陽軒の工場見学
※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。