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準備本格化 首相、任期延長に布石か

 政府は明治維新150年に当たる2018年に向けて、関連行事の準備を本格化させている。安倍晋三首相は幕末に多くの志士を輩出した山口県の出身。18年9月に自民党総裁任期を終える首相が、任期延長に向けたイメージアップを図る演出ではないかという見方もある。

 菅義偉官房長官は昨年10月の閣僚懇談会で、明治150年の関連施策を準備するよう指示した。内閣官房の推進室が有識者の意見を聞きながら具体的プランを検討している。18年度予算の概算要求が示される17年8月までに概要をまとめる予定だ。

 ただ、菅氏の指示が、自民党の党・政治制度改革実行本部役員会が「連続2期6年まで」の総裁任期を延長する方針を確認した2日後だったため、「長期政権への布石」(党関係者)という臆測が広がったのも事実。過去には佐藤栄作首相(当時)が1968年10月に明治100年の記念式典を成功させ、同年11月の党総裁選で3選を果たした。

 初代首相の伊藤博文に続き、明治維新50年の1918年に首相だった寺内正毅、100年の佐藤はいずれも山口県出身。安倍首相は15年に山口市で講演した際、「私が何とか頑張っていけば18年も山口県出身の首相となる。恥ずかしくない実績を残したい」と意欲を語った。【梅田啓祐】

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