人材は「人を巻き込むエネルギー」がすべて。「頭のよさやスキルは誤差、エネルギー量は100倍差」──メタップス 佐藤航陽さん

DSC_2813.JPG

就職活動をしていると、会社ごとに求められる人物像が違うことに気づきます。求められる人物像だけでなく、昨今では働くスタイルも多様化へ。ますます時代を先読みすることが難しくなっています。自分たちはどのような人材を目指せばいいのか、わからない人も多いのではないでしょうか。

先読みに必要な思考体系を教えてくれる本のひとつに『未来に先回りする思考法』があります。著者はメタップス代表の佐藤航陽さん。

未来を先読みしている佐藤さんから見た「優秀な人材」とはどのような人なのでしょうか。佐藤さんが熱意をもってひっぱりこんだというMetaps ChinaのCEO、Richard Zhengさんといっしょに聞きました。

「優秀な人材」とは……エネルギー量がすべて

DSC_2851.JPG

株式会社メタップス 代表取締役社長 佐藤 航陽(Katsuaki Sato) 1986年、福島県生まれ。早稲田大学法学部在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2011年に人工知能を活用したアプリ収益化プラットフォーム「Metaps」を開始、アジアを中心に世界8拠点に事業を拡大。2013年より金融プラットフォーム「SPIKE」の立ち上げに従事。2015年8月に東証マザーズ上場。2015年のフォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、2016年「Under 30 Asia」に選出。

エネルギーは湧き出るもの。見たら分かる

DSC_2907.JPG

株式会社メタップス 執行役員 / Metaps Greater China CEO 鄭 希 2006年東京大学全額奨学金で入学。2008年三菱商事東京本社に入社し、鉄鋼国際貿易を担当。2010年リクルート東京本社に入社し、2Q目で営業目標の860%を達成し、同社史上初の非日本国籍MVPを獲得。その後グローバル部門の立ち上げに参加し、9か月連続トップセールスを獲得。2011年に子会社BOLE(中国最大のヒューマンリソースカンパニー)に出向し、ジャパンデスク総責任者として、半年で事業黒字化を実現。2013年よりメタップスに参画。

30年先を先読みしながらビジネスができるか

年齢を重ねると「資産」で仕事をしがち。まったく新しいことに飛び込める人か?

DSC_2912.JPG

エネルギー量はあげることができるのか?

エネルギー総量が高くて、チームはぐちゃぐちゃ。自分が育った環境がスタンダードではないと気づける強み

DSC_2869.JPG

失敗しなければ成功しないくらい、失敗は重要。人工知能に仕事を奪われないために

DSC_2887.JPG

人の仕事は奪わずに任せる。その人の才能に応じて確保する方がうまくいく

DSC_2865.JPG

「みんながいい」は間違っている。「確実」に70%、「ダメだよね」に30%を賭ける

文:ミノシマ タカコ/写真:尾木 司

やりたいことを諦めかけているあなたに伝えたい──自分の中に眠るミッションの掘り起こし方
志の大小はどうだっていい。人と比べずに、信じた道を進める人が強い──ヤフー伊藤羊一さん
2016年の「働き方」はどうだった? 副業や多様性をテーマに編集部で1年を振り返ってみた

Comment