小さな商品の送料はできるだけ安く抑えたい!小型荷物専用の宅配サービス8選
- 栗木彩乃
- 2017年1月5日
- ニュース
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Webマーケティング事業部 ferret部 ライター
前職は千葉県にあるリサイクル関連の企業で法人営業とホームページの管理を担当。中小企業での経験を活かして、現場視点の記事を書いていきます。
ネットショップの運営では、商品の配達にかかる送料が意外と負担になります。
自社で負担する場合は経費としてかかりますし、お客様が負担する場合は商品の購入をためらう要因になります。
商品を配達する際は、全て同じ規格ではなく、商品の種類やサイズに合わせたサービスを選びましょう。
商品に適したサイズで送ることで、過剰包装を回避できます。
特にアクセサリーや書籍などの小さな品物は、できる限り送料を抑えて経費を削減したいところです。
今回は、小物類を配達するのに適した8つのサービスを紹介します。
サイズや料金の違いだけではなく、追跡サービスなどのオプションがついているかどうかも確認しながら比較してみましょう。
※掲載しているサービスの内容や価格は2016年12月27日現在のものです。
1.定形外郵便|日本郵政
http://www.post.japanpost.jp/service/standard/one_size.html
サイズ指定があって、重しが50g以内に収める必要のある定形郵便物とは異なり、定形外郵便は形状の自由度が高く、4kgまでの品物を郵送することが可能です。サイズは長辺+短辺+厚さが90㎝までで、封筒だけではなく、耐久性のある厚紙やクリアファイルなどでも郵送可能な場合があります。
ビジネスでも書類のやりとりなどで頻繁に利用する、基本的な配達サービスと言えるでしょう。
追加料金はかかりますが、オプションの内容も豊富です。
内容証明や配達証明などの配達の信頼性を高めるサービスが選べるだけではなく、現金の受け取りを行う代金引換や郵便物が壊れた際に損害額の賠償請求を行える書留など、実務に役に立つオプションも多くあります。
2.レターパックプラス/レターパックライト|日本郵政
http://www.post.japanpost.jp/lpo/letterpack/index.html
自分で封筒や入れ物を用意する必要のある定形/定形外郵便とは異なり、すでに用意されたレターパックに入れることで郵送できるサービスです。
全国一律510円のレターパックプラスは対面で受け渡しを行い、A4サイズで重量4kgまでの品物が送れます。全国一律360円のレターパックライトはポストへの投函を行い、サイズと重量はレターパックプラスと同様ですが厚さには3cmまでの制限があります。
追跡サービスとして郵便物が届いたかを確認することもできます。全国一律の価格なので、配達料の計算や管理が行いやすいでしょう。
3.クリックポスト|日本郵政
郵便局に行くことなく、自宅で宛名を印刷してポストに投函する郵送サービスです。
全国一律164円で、長辺34cm以下×短辺25cm以下×厚さ3cm以下で重量1kg以内の品物を郵送できます。窓口に行ったり切手を用意する手間もかからないので、年中無休で運営しているネットショップにとっては使いやすいサービスでしょう。
また、追跡サービスとして郵便物が届いたかどうかを確認することもできます。
利用の際にはYahoo!JAPANのIDが必要です。
決済もYahoo!ウォレットで行うので事前に登録しておきましょう。
4.ゆうメール|日本郵政
http://www.post.japanpost.jp/service/yu_mail/index.html
長辺+短辺+厚さが170㎝以内で、重量3kgまでの品物を送れるサービスです。
重量によって価格が異なるので、サイズは大きいけれど重量は軽いものの郵送に向いています。
ただし、信書と呼ばれる手紙や請求書などは送ることができません。
また、信書でないとわかるように、下記のいずれかの方法で内容を確認できる必要があります。
・封筒又は袋の納入口などの一部を開く。
・内容品の大部分を透視できるよう、包装の外部に無色透明の部分を設ける。
・内容品の見本を差出郵便局で提示する。
5.ネコポス|ヤマト運輸
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/business/send/services/nekoposu/
ヤマト運輸が提供しているサービスで、長辺31.2cm以内×短辺22.8cm以内、厚さ2.5cm以内、重さ1Kg以内の品物が送れます。
Web上で専用のラベルを印刷し、ドライバーが荷物を集荷しに来てくれるのが特徴です。
形状や数量によって取引ごとに料金が決まるシステムで、上限は1個378円となっています。
6.宅配便コンパクト|ヤマト運輸
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/compact/
専用のボックスを購入して、通常の宅急便よりも安く配達できるサービスです。
長辺34㎝×短辺24.8cmの薄型と、長辺25cm×短辺20cm×厚さ5cmの厚型の二種類のボックスを利用できるだけではなく、ご当地のオリジナルデザインのものや梱包用資材付きのボックスも選べます。
価格は発送元と届け先の地域により異なります。
例えば、東京から大阪に郵送した場合、ボックス料金込みで648円となります。
メンバー会員割引や持ち込み割引などの割引サービスも豊富なので、利用方法によっては価格を安く抑えることができるでしょう。
7.クロネコDM便|ヤマト運輸
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/business/send/services/dmbin/
長辺+短辺+厚さの合計が60㎝(長辺34cm以内、厚さ2cm以内)の重量1kg以下の品物を郵送できるサービスです。
手紙や請求書などの信書を送ることはできず、ヤマト運輸と個別の契約を結んだ企業か個人事業主のみ利用可能です。
料金は荷物の形状と数量によって、個別に決定されるシステムです。
8.飛脚メール便|佐川急便
http://www.sagawa-exp.co.jp/service/h-mail/
長辺+短辺+厚さの合計が70cm以内(長辺40cm以内、厚さ2cm以内)の重量1kg以内の品物を配達できるサービスです。
価格は全国一律で、300g以内が165円、600g以内が216円、1kg以内が319円となっています。
近くの佐川急便の営業所に問い合わせれば、配達状況を確認することもできます。
手紙や請求書のような品物は送れず、佐川急便に登録を行っている企業や個人事業主のみ利用できます。
まとめ
ネットショップの運営にあたっては、商品の適切な配達は大切な要素です。
その中でも、小さな荷物を配送する機会の多いネットショップにとっては、いかに配送料を抑えるかは悩みの種でしょう。
こちらは今回ご紹介したサービス内容を比較した図です。
サイズや重量などの基本的な情報だけではなく、送れる品物の制限にも注意しましょう。
現在は、各事業者ごとに小型の荷物専用のサービスが提供されています。
ヤマト運輸では2015年3月にクロネコメール便を廃止しましたが、それ以降も小さな荷物の配達ニーズに応えるため、新たに「宅配便コンパクト」「ネコポス」というサービスをリリースしました。
また、日本郵政でもネットオークションで取引される商品の配達ニーズに応えるためにクリックポストを2014年5月から展開しています。
これらのサービスを選ぶ際は、重いものや壊れ物など商品の性質を把握した上で選択します。配送料を抑えつつ、お客様の満足する配達を心がけましょう。