「甘党無宿」の長谷川です。
今年もあと僅かですね。来年も身体の許す限りスイーツハンターの旅に出たいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
さて先日、主婦の方と話をしていてこのような話題になりました。
「毎年お正月用のお餅が消費しきれなくて困っているの。名前が思い出せないのだけど、皮が伸びる大福のようなお餅のアイスを作れたら一年幸せに過ごせそうだわ」
うーん、名前がわからないと難しいですが、なんとなくイメージはわきました。そのやわらかい食感の餅にくるまれた小ぶりのアイスを作れば良いのですね。どういったものかは全然わかりませんが作ってみましょう!
というわけで、「お餅アイス」の材料はこちらになります。
お餅ひとつに対して
- グラニュー糖:30g前後(色はつくがきび砂糖などでもOK)
- 水飴:15g前後
- 牛乳:50ml前後
- アイス:適量
- 片栗粉:適量
およその目安なので混ざり具合で、調節してあげてください。
道具は、耐熱容器に耐熱ヘラ(スパチュラ)、クッキングシートを使います。
まずは、耐熱容器に餅を入れ、肩がつかる程度に牛乳をそそぎます。
そして、電子レンジに入れます。500wで1分半ほど様子を見ましょう。
上の画像のようになるまで加熱をします。
ただし、お餅は膨らむため、膨らんであふれそうになったら一旦中止します。ラップをするとラップにお餅がくっついてしまうため、適度にヘラで混ぜつつ加熱を繰り返しましょう。
ヘラについたお餅が伸びる程度になったらOKです。
ここにグラニュー糖と
水飴を入れて混ぜ、再度電子レンジで加熱します。
なんだか投入された糖分の量が多いように見えますが、これはとても重要なのです。といいますのも、水分に溶けているものの量が多いほど、凍る温度が降下します。
簡単に言うと糖度が高くなると凍りにくくなり餅がやわらかいままである、ということです。
なんて、ウンチクを垂れつつ電子レンジから目を離した一瞬
イヤァァァァァ!!!
ァァァァ……。……これは、その、あれです。
悪い例を再現したのです、はい。……ええ……うそです(涙目)。
気を取り直して。
とにかく、このようにドロドロに混ざれば大丈夫です。
クッキングシートに乗せていきましょう。
もう一枚のクッキングシートで挟んで伸ばしていくと楽です。
ここでのコツは破れない程度に薄く伸ばすことです。
伸ばし終え、多少冷めたら冷凍庫に入れましょう。
温度にもよりますが、画像のように極寒の場合なら2時間程度で大丈夫だと思います。手にくっつくようなら時間も伸ばしてあげてください。
冷凍庫から出したらすぐに片栗粉を両面に振りかけましょう。
上手く出来ていると生地がやわらかいため、時間が経つにつれ手にくっつきやすくなってしまいます。
ここにアイスを投入し、生地でくるみます。
生地が餃子の皮っぽいですが大丈夫です。
カタチを作る時はラップにくるむとやりやすいですよ。
もちろん、このままでも食べられますが、アイスが溶けやすくなっているので、再度冷凍庫に入れましょう。
1時間ほど経ったら……。
完成!!

多少歪なカタチであるものの、断面図はアイスが入った大福そのもの。
餅のやわらかさは健在で、餅自体の甘さもそれほど気になりません。
この雪のように白いお餅アイスはアレンジも可能です。
そこで、正月のめでたさにあやかって牛乳の代わりにトマトジュースを使ってみました。
紅白アイス!
なんだかおめでたいですね!
偶然にもちょうど良い大きさの容器があり助かりました。
これで一年幸せに過ごせそうですね!
2017年も『メシ通』および甘党無宿をよろしくお願いいたします!