「佐川急便」(本社・京都市)の男性従業員が配送中の荷物を地面にたたきつける動画がインターネット上に投稿され、同社は26日、毎日新聞の取材に事実関係を認めた。従業員は同社の調査に「いろいろなことにいらいらしていた。猛省している」と話しているという。
動画は今月6日昼ごろに撮影されたとみられる。建物前の階段や路上で、従業員が荷物の箱を地面にたたきつけたり、台車を投げたりする様子が映っていた。同社によると、従業員は配送先が不在だった荷物を車に戻す途中だったという。撮影された場所は明らかにしていない。
荷物はその後、配送されたとみられ、同社は配送先を特定して謝罪するという。従業員の処分も検討している。同社は「従業員の軽率な行動により、ご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。モラル教育の再徹底を行い、再発防止に努めます」としている。【山本将克】