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温泉好きのお湯

主に北関東・甲信越の温泉のことを書いています。宿の記録、乗り物のこと、その他諸々。

温泉旅とローカル線 野岩鉄道

乗り物 栃木県 東北地方

野岩鉄道(やがんてつどう)は、栃木県の新藤原駅と、福島県会津高原尾瀬口駅を結ぶ、ごつい名前のローカル線です。

www.yagan.co.jp

社名はごついのですが、愛称は「ほっとスパ・ライン」ということで、沿線は温泉がたくさんあります。(ダジャレのつもりはありません)

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野岩鉄道の概要 

鬼怒川温泉の先、東武鬼怒川線の終点「新藤原」駅から先が、野岩鉄道です。ここで乗り換えるか、直通列車でそのまま野岩鉄道に入っていきます。

新藤原からは、龍王峡、川治温泉、川治湯元、湯西川温泉中三依温泉(なかみよりおんせん)、上三依塩原温泉口(かみみよりしおばらおんせんぐち)、男鹿高原(おしかこうげん)と駅が続き、会津高原尾瀬口駅が終点です。(何度も乗ったので覚えてしまった)

普通列車と、快速「AIZUマウントエクスプレス」が走っています。快速は、快速と言いつつ秘境駅「男鹿高原」以外の各駅に止まります。

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会津高原尾瀬口駅から先は、別会社「会津鉄道」になります。野岩鉄道線内のみを走る列車もありますが、東武野岩鉄道会津鉄道と3社にまたがって走る列車も多いです。
AIZUマウントエクスプレス」は、東武日光もしくは鬼怒川温泉から、野岩鉄道会津鉄道を抜けて、会津若松もしくは喜多方まで走っています。

ちなみに、運賃は結構高い気がします。2駅乗っただけで普通に300円とかします。あと、電子マネーは使えません。

2017年からは、浅草から野岩鉄道を経由して、会津鉄道まで乗り入れる特急「リバティ会津」が走り出す予定です。

yu-snfkn.hateblo.jp

 

野岩鉄道の良いところ

やはり、温泉への便がいいところでしょう。
あとは、全列車がクロスシートで、普通列車でも旅気分を気軽に味わえるのもいいところかなと思います。

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yu-snfkn.hateblo.jp

 

ただ、有名な鬼怒川温泉を通るからなのか、温泉に向かう大人数の観光客が車内で酒盛りしていることも割と多い気がします。車内が酒臭くなります・・・

野岩鉄道に乗ってみた

東武鬼怒川線の電車は、鬼怒川温泉駅を出るとゆっくり北に向かいます。2駅先が、野岩鉄道との境目の、新藤原駅です。

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ここで乗り換えるか、直通列車としてそのまま野岩鉄道に入るかなのですが、前述のとおりSuica等が使えないので、数分の待ち時間で、急いで改札に行ってSuicaで出場して、きっぷを買う、ということをやったりします。せわしないので、おすすめしません。
野岩鉄道の駅には、たいてい駅員さんがいますので、駅員さんからきっぷを買いましょう。

最初の駅は「龍王峡」。駅の半分がトンネルの中です。そう、野岩鉄道はトンネルが結構多いです。
次の駅は「川治温泉」。温泉街へはそのまた次の「川治湯元」駅の方が、微妙に近いです。

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この男の子をどこの駅でも見かけます。温泉が好きなんでしょうね。

yu-snfkn.hateblo.jp

川治湯元を過ぎるとまたトンネルで、次が湯西川温泉。今度は駅がまるっとトンネルの中です。

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温泉街へは、駅からバスです(駅前に日帰り温泉施設もあります)。

湯西川温泉駅を出るとすぐに鉄橋で川を渡り、またトンネル。次の中三依温泉駅は、駅のそばに日帰り温泉施設があります。
その次の上三依塩原温泉口駅(長い名称!)は、塩原温泉の裏手なので、バスで塩原温泉に向かうことも可能です。

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次の男鹿高原駅は「秘境駅」として有名らしいです。駅周辺には、何もありません。

林の中を通り抜け、終点の会津高原尾瀬口駅に到着です。線路はまだ続いていて、多くの電車がその先の、会津鉄道線の「会津田島」まで向かいます。
会津高原尾瀬口駅からは路線バスが出ていて、南会津の「湯の花温泉」や「木賊温泉」「桧枝岐温泉」等に行くことができます。

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檜枝岐温泉は、尾瀬の入り口でもあり、会津駒ヶ岳や燧ケ岳といった山々の登山口も近いので、夏から秋にかけては登山客で電車も結構混んでいます。

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野岩鉄道の沿線はちょっと遠いイメージがあるのですが、いざ乗ってみると意外と近いんだなと思えるエリアです。
新しい特急列車ができると、さらに便利になりそうですね。ちょっと混むかもしれませんが。