愛ってなんでしょうね。
パートナーとの関係が当たり前の関係になってしまった方に観て欲しい映画を集めてみました。
はじめに
年末年始には映画を沢山見るって方も多いと思いますが、もしよろしければ紹介する作品を考慮に入れてみて下さい。
ハッピーエンドで終わらない映画を集めたわけじゃありませんよ。
紹介するのはほぼ2000年代の映画です。
Amazonプライム・ビデオに入っている作品はそちらへリンクを貼っておきます。入ってない作品はカエレバを貼っておきました。
1.(500)日のサマー
こんな恋愛に心当たりのある人は多いんじゃないかな・・・?セフレを好きになったけど、振り向いてもらえなくて・・・。みたいな映画です。
きっと監督さんの恋愛体験そのままに映画化したんでしょ?違う?
ラストに現れる女性の名前も秀逸。
「運命の相手」ってなんだろう?
Amazonプライム・ビデオに入っていたので、Amazonプライムの会員の方は無料で見られます。
最初にこの映画を挙げたのはズーイーのファンだったからと告白しておきます。
彼女は全てにおいてユニークですよね!ドラマ「new girl ~ダサかわ女子と三銃士」も好きです!でも邦題つけた奴はレゴでも踏んで悶えたら良いと思う。
She & Himもいいよ!Stay Awhile 聞きながら読んでくれたら嬉しいです。
2.ミリオンダラーホテル
ビルの上を走り抜ける衝撃的なオープニングから始まるこの作品は、「ベルリン天使の歌」や「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」で有名なヴィム・ヴェンダースがメガホンを取った一作。U2のボノが原案と音楽を担当したことでも話題になったんですよ。
ロサンゼルスのダウンタウンにある安宿「ミリオンダラー・ホテル」には、ひと癖もふた癖もある住人たちが住み着いていた。その中のひとり、トムトムは知的障害を持つ心優しい青年。彼は住人のエロイーズに密かな恋心を寄せていた。
ある日、トムトムの親友イジーが屋上から転落死し、調査のためFBI捜査官スキナーがホテルを訪れる。高圧的に容疑者探しを進めるスキナーに対し、住人たちはしたたかな態度で応対する。
やがて、トムトムはエロイーズと心を通わせあうが、気の弱さが災いしてイジー殺しの犯人に仕立てられ、警察に追われる身となる。一緒に逃げようというエロイーズを残し、トムトムは彼女への至上の愛を感じながら屋上を駆け抜け、軽やかに宙へと舞う。
当時の記憶を頼りにあらすじを書こうと思いましたが、あやふやな部分があったのでWikipedia先生から引用を・・・。
無垢な愛とは一体なんだろう?
現在、この作品はオンラインでも見られところが少ないし、レンタルで借りられるところも少ないと思います。U2やヴィム・ヴェンダースが好きなら観て下さい。
来年の2月にHDリマスター版が出るようなので、それを観ても良いかもしれません。
3.マディソン郡の橋
これは、映画も見たけど最初に触れた小説の印象方が強い話。
10代で初めてこの物語を小説で読んだ時、50代なんて遠い先の事だと思っていたけれど、今や自分は中年真っ只中。時間経過は年々加速して行くように感じるので、あっという間にロバート(クリント・イーストウッド)の年齢(52歳)に達してしまいそうだなぁって思ってしまいます。
中年の不倫の話なんて陳腐なメロドラマと言う人もいるけれど、つまらない話かと言われると決してそんなことは無い物語です。
メリル・ストリープ演じるフランチェスカの選択をどう見るかは、年齢や自分の恋愛状況によって違うと思います。
結婚生活も知らない直情的な大学生の頃の自分は、彼女の行動や選択に疑問を覚えたけれど、結婚して10年以上経った今なら少し違った見方も出来るようになった気がします。
幸せってなんだろう?
4.太陽と月に背いて
実在した美形で早熟の天才詩人、アルトゥール・ランボー。彼が詩を書いたのが15歳から19歳の間ですから、いかに早熟だったかがわかるかと思います。
その彼を一番美しかった頃のディカプリオが、文字どおり体当たりで演じた作品です。
ランボーはヴェルレーヌと言う妻子ある中年の詩人を誘惑し、奥さんから略奪、そして色欲の逃避行へと及びます。
これは天才同士の剥き出しの才能と、愛と嫉妬と暴力の物語
ゲイのカップルの映画で、セックスのシーンも出てきます。苦手な方はご注意下さい。
面白い映画かと問われるとそうでも無いかも知れません。しかし事実に即した作品である事は間違いなく、そう思うと興味深い作品でもあります。
彼の詩に興味があれば、図書館へ。必ず詩集があると思いますよ。三島由紀夫始め、日本の文学界にも多大な影響を与えた人物です。
この映画もDVDは高騰し、レンタルで用意しているところは少なく、オンラインでの配信も無いので視聴が困難な作品の一つだと思います。
5.ショコラ
ラッセ・ハルストレム監督作品は、元々そんなに重くは無いけれどその作品群の中でもライトに仕上がっている一作。
彼の作品に出てくる人物は、何か重いものを抱えています。比較的ライトなこの作品も例外ではなく、そこがまたこの作品の良いスパイスになっていると思います。
ジュリエット・ピノシュを見たのは、多分これで三回目だったと思う。「トリコロール三部作の青」と「イングリッシュ・ペイシェント」で見て、そしてこのショコラ。
全部イメージが違うんだけれど、この作品の彼女が一番幸せそうで好きです。
本当は不倫をテーマにした愛の映画を考えた時に「マディソン郡の橋」より「イングリッシュ・ペイシェント」が先に思い浮かんだけれど、「ショコラ」を紹介しようと思ったのでそちらは見送りました。
様々な愛の形を通して出来る絆とは・・・?
ラッセ・ハルストレム監督の映画についてはまた、別なエントリーで綴れたらなと思います。好きな映画が多いです。「ギルバート・グレイプ」とか「サイダー・ハウスルール」は何度も観たし。
6.恋人までの距離(ディスタンス)、ビフォアサンセット、ビフォアミッドナイト
こちらは三作品を一つに数えてエントリー。予告編は一作目を貼っておきました。
この映画のすごいところは、18年かけて作られたこと。
1995年恋人までの距離ディスタンス、2004年ビフォアサンセット、 2013年ビフォアミッドナイト。
俳優たちそれぞれ歳を重ね、キャラクターの人生も年を追うごとに変化していく様が妙に生々しくてリアルです。歩いて話すシーンが多いのが特徴かも知れませんね。特に二作目はずっとそんな感じ。
さすがにもう続編はない・・・かな?
時間の経過で変遷していく愛の形とは・・・?
この3作品は妻のえむふじんが特に好きなので、いつかイラスト付きの紹介記事を書くと思う。
7.きみに読む物語
老人ホームに入所している認知症になったおばあさんに、毎日ノートに書かれた物語を読み聞かせに来るデューク。実はデュークの読むそれは二人の昔の話で、認知症になったおばあさんが・・・。
と言うような感じの映画です。
先の予想しやすい映画なのですが、それでもなお心を持っていかれてしまうのは、二人が別れ別れでいた間に起きていた出来事にも、リアルさを感じるからかも知れません。愛は一途だけど、彼らは現実もちゃんと見ているんですよね。
命がけの愛ってなんだろう?
妻のえむふじんは介護の経験があるので、特に思い入れの強い作品です。
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8.愛しのローズマリー
グウィネス・パルトロウが好きな人は迷わずこの作品を見ましょう。
「エマ」「スライディング・ドア」も好きなので、そちらを推そうかとも迷ったけど、ロマンティクコメディも一本紹介したくてこれを選びました。
「メリーに首ったけ」で有名なファレリー兄弟が撮った作品です。
コメディ要素が強いので、一見ふざけた作品のように思えます。ですがこの映画を本気で笑えないのは、その瞬間自分が軽蔑の対象になってしまう事を気付かされるからです。
あなたは、自分のパートナーをどう見てますか?
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9.恋人たちの予感
多分今回紹介した中では一番有名な作品。
大学時代から、物語が進んでいくんですが、チャプターが変わるときにインタビューが挟まるんですよね。物語も好きなんですけど、あのインタビューも大好きです。
男と女は、セックスが邪魔をして、本当の友達にはなれない?
Huluに入っていたので、もし良かったら無料体験でいかがでしょう。
10.ブルーバレンタイン
離婚直前の状況に、幸せだった頃の二人のエピソードが挿入されていくという、なんとも苦しい映画。ラストシーンは本当に辛すぎる。
大事な人と二人で見て平気でいられる人は、聖人か神経が異様に図太い人だけだと思う。
同じような喧嘩や言い争いをした事がある人は沢山いるはず。
これはある意味でホラー映画、嫌いなわけじゃないけど多分もう二度と見ない。
観た事がない人は、一度は観てみると良いと思います。
夫婦ってなんなんだろう?
まとめ
いかがでしたでしょうか、愛の形はいろいろですね。
いくつか浮いている作品もあるかも知れませんが感じ方は人それぞれという事でご容赦を。
ここに入れなかったですが、以前のエントリーで推したリービング・ラスベガスもオススメです。
ではでは・・。
今回紹介した映画の何本かはAmazonプライム・ビデオかHuluで見られますよ。年末年始にいかがでしょうか。
2週間の無料体験もあります。もしよかったら、チェックしてみてください。