「さ~て、ひかえるだべ~!お前らに早速仕事をさせるのだべぇ~!!」
「はぁ~はぁ~!これはこれはドクロベェ様!喜んでやらせて頂きますぅ~❤」
今回のお前らの仕事は「大工さん用の究極の作業用ライト」を探してくるのじゃ~!
お金はどんだけかかってもいい!
ただし、お金はお前らが準備するのじゃ~!
(あ~あ…! また、あのおっさん好きな事言ってますよドロンジョ様!)
(本当だねぇ~ まぁ、毎回の事だから慣れちゃってるけどねぇ…。)
(ほんとでやんす~!)
「なんか言ったかアンポンたれども!さっさと探してこないと~」
さっさと探して来ないと…!?
ボカ~ン!
「ま~た、これより凄い“お仕置き”をしてやるんだべぇ~!」
(ボヤッキー、トンズラーさっさと出かけるよ~! あらほらサッサ~!)
ズズーンズズーンズズーン!
「それじゃ取りあえず、作業用ライト売ってる店まで出発だ~!さっさと終わらせて持って行かないとまた“ドカーン”って、やられちゃうよ~!」
「あらほらサッサ~!」
(と、やって来たのは近所のホームセンター。)
「さぁ~お前たち、さっさと探して来るんだよ~!」
「え~っ、オレ達だけでいくんですか?」「あったり前だよ!私に分かるわけ無いんだから~!」
トンズラー「あっ、ほらほらっ ボヤッキーはん、こんなん売ってはりまんねんけど~?」
ボヤッキー「ああ~このタイプのは明るいんだけどなぁ… だけど、消費電力が大き過ぎて現場の電気ブレーカーがとんじゃうからダメなんだよね~。」
トンズラー「んじゃこれはどうまんねん?」
ボヤッキー「これは明るくて消費電力も少ないんやけど…床置きで光が一方向だけしか照らさないタイプだから、大工さんの作業用としてはイマイチなんだよなぁ~。」
トンズラー「ほんじゃらこれは?」
ボヤッキー「これは作業用ライトだから、定番なんじゃけど…残念ながら“蛍光灯”だから落としちゃったら簡単に「パリーン」って割れちゃうし…
下手したら自動車に乗せてるだけでも振動で壊れてるんだよねぇ~。」
トンズラー「ほんなら兄貴、蛍光灯じゃなくて“LEDライト”のタイプはどうでっしゃろ?」
ボヤッキー「確かに割れにくくなるけど、いかんせん明るくないんだね~!
光の量を表す数字が810ルーメンって書いてあるでしょ?最低でも1500ルーメンは欲しいんだよね~。」
トンズラー「ほんなら何がありまんのん?」
ボヤッキー「う~ん、ハッキリ言って無いんだよねぇ。だからあのおっさん探してこいって言ったのよ…」
ガンちゃん、ガンちゃ~ん!!
「な、なんだい?どうしたん?おぼっちゃま。」
「また“ドロンボウ達”が変な事していたよ!」
「へ、変な事ってなんだよ~?アイちゃんのお着替えでも覗いてたの?」
「大工さんの“究極の作業用ライト”ってのを探してるみたい!そこらじゅうのホームセンター荒らしてるみたいよ!」
「大工さんの“作業用ライト”? 何のためにドロンボウ達がそんなの探してるんだろ?
ガンちゃん「う~ん分かんないケド… もしかしたら超大型の“極悪ロボット”造る作業の為に必要なのかも…」
アイちゃん「あっ、そっか! それじゃ大変だわ!ガンちゃん、ヤッターマンに変身してあいつらを止めなくちゃ!!」
ガンちゃん「ああ、そうだな!」
「ヤッター!」
「ヤッターマン2号!さぁ、ガンちゃん行くわよ!」
「ああっ!この世に正義があるかぎりっ、悪は必ず滅びるのさっ!!」
「さぁっ!ヤッターワンに乗って出発だぁ!!」
アイちゃん「ところでガンちゃん、どこ行くの?」
ガンちゃん「取りあえず、“サンバー大工”のおっちゃんの所に行ってみるさ!
何か“究極の作業用ライト”について教えてくれるかもしれないからさ!」
アイちゃん「そのサンバー大工って、誰?」
ガンちゃん「オレもよく知らねぇのよ~!」
「あっ、こんにちは!サンバー大工です。
えっ?究極の作業用ライト?そんなの探してるって?」
「はいっ!突然で、すみませんけど…お力を貸して頂けませんか?」
「分かりました。私で良ければ…。取りあえずこちらを見て下さい!」
「これは“作業用ライト”の定番で、ごく普通にどこにでも売ってますよね?蛍光灯タイプだから消費電力は少ないんだけど、うっかりしてよく割っちゃうんだよね。」
まぁ、明るさもこんなもんかな?化もなく不可もなく…。
だけど、私はしばらく前から「LEDライト」を使ってるんです。
「あれ?サンバー大工さん… 作業用ライトのLEDタイプってのは、あんまり明るく無いじゃないですか?」
そうなんだよね~!よく知ってるね?
だけど、それって“作業用ライト”として売ってる商品の話なんだよね。
普通の家庭用の
“白熱球タイプLEDライトの100ワット級タイプ(実際の消費電力は30ワットくらい…?)”
ってのを使えば…
お値段はそれなりに高いけど、とっても明るいんだよね!
あっ、ついでにこの作業灯って“ランプカバー”がワイヤーで出来てて、すぐにグチャグチャに壊れちゃうから~
外しちゃって~
プラスチック製のカバーに替えたら
落下させても壊れにくいライトの出来上がりなのさ!
そっか~!!
100ワット級のLEDランプに換えちゃって、カバーもより弾力のあるプラスチック製のに換えちゃえばいいのか~!!
まぁ~、この“改造ランプ”が、お手軽だよね~!とにかく一番簡単だよ~っ!
(と、突然笑い声が…)
ア~ッハハハハ~!!
「今のお話、ぜ~んぶ聞かせてもらったわよ~ん! さぁ、命が欲しかったらその改造ランプを、さ~っさとこっちに渡すんだよ~!」
「バカ言わないでっ!ヤッターマンがいる限り、あんたらの好きにさせないわよ!」
「わああ~っ!!ドロンジョさん!?いいですよ、あげますあげます!差し上げます!私、ドロンジョさんの大ファンなんです~❤」
「あらっ?話が早いじゃない? んじゃありがたく頂いてくわね。」
「ヤッターマン、お疲れ様~!ほんじゃ、おおきに~❤」
「ちょっとちょっとサンバー大工さん!どうしてあんな奴らに大切な“作業用ライト”あげちゃうんですか!?」
「大丈夫!このパピコと一緒で、もう1つ奥の手があるのさ!!」
「え~っ!?それじゃさっきのは本当のランプじゃ無かったの?」
「そうだよ…❤ “奥の手”ってのは最後の最後にスッと出すものなのさ!」
「この現場の写真を見てくれる?
40ワットの蛍光灯を天井に吊るしてるよね?
ハッキリ言って、こういうのが一番作業用ライトとしては明るくて最高なんだけど…」
「残念ながら持ち運びには、とってもデカイから“かさばるし~割れちゃうかも~”だから~ちょっと不便なんだよね?」
まぁ、大きな自動車を持ってる大工さんなら問題無いけど…
私みたいな「軽トラ」大工さんだと辛い!
そこで…
じゃん!!
大きさがたったの手のひらサイズの「天井灯」!明るさが100ワットタイプっていうLED照明ね。
本来は、お家の“廊下”とかの天井に取り付けて、使うものなんだけど…
それをこんな風に改造して、現場用に使っちゃうわけ!
こうやって天井にビスで固定しちゃうの~っ❤
明るさも十分で、持ち運びにしたって自動車の助手席に3個くらいならポンポンポンって置ける!しかも
ランプの引っ掛けシーリングに、市販の「増設シーリングコンセント」ってのを取り付けてあるから…
点灯してるランプに、プラグを差し込むだけで
こんな風に芋づる式に、どんどんランプを連結していけるんだよね~!
「な、なるほど…これなら明るさも持ち運びも完璧だ!! だ、だけどその引っ掛けシーリングにどうやって「より線」の1,25ミリを接続させたんですか?」
「さすがヤッターマン1号!いいところに気が付いたね?
引っ掛けシーリングに本来接続する電線は1,6ミリとかの“固い銅線”を~
「グサッ!グサッ!」って接続端子に2本突っ込む様になってるよね!?
つまりフニャフニャな「より線」は、その接続端子に突っ込んで固定出来ない!」
フニャフニャで突っ込めないなら、固くすればいいのさっ!!そうだろ!?
ええ…分かります…!おっしゃる通りですね!
先ずはフニャフニャの「より線」の皮をむいて…
こんな電工用ペンチを使うと簡単なのさっ!
皮をむいた電線に、市販の(10個入りで150円くらいの)こんな端子を被せて
電工用ペンチで圧着したら、フニャフニャだった「より線」が、カッチンカッチンの鋼線に変身~!!
必要最小限の端子を残してテープで絶縁したら
この「引っ掛けシーリング」の裏側の接続端子に
グサッグサッって、差し込んじゃって~
そのより線の反対側には、コンセントに突っ込むための「プラグ」を取り付けて~
適当な木材に「引っ掛けシーリング」をビス止めして、さらに「増設シーリングコンセント」を取り付けて~
LEDランプをくっ付けたら出来上がりさ~!!
「なんだか分かんないケド、良さそうね~!」
まぁ~大きな声じゃ言えないケド、小さい声じゃ聞こえないからあえて言うけど…我ながら天才的ランプじゃないかしらって思ってま~す❤
(なんだか自分の才能が怖いの…最近❤)
ブ、ブ、ブタもおだてりゃ木に登る~っ!
と、その頃…
ドクロベェ様~! 例の「究極の作業用ライト」ってのをお持ちしましたよ~❤
ど~れどれ見せてみろ!?
わざわざ石川県の能登島って、すんごい田舎まで行ってきたんですよ~!
ほお~っ、これか?これが究極の作業用ライトかぁ?
ええ!明るくて壊れにくい!正に究極の作業用ライトです~!
「アカポンタ~ン!こんなもん、誰でも作られるわい!!おめえらの目は節穴か~っ!?」
約束通り「お仕置き」だべぇ~!!
「ええ~っ!そ、そんな~!ほらっ!お前たちも謝るんだよ~!!」
ドクロベェの旦那、まぁそんなお堅い事を言わずに~
(ボカーン!!)
あーあ…、またドロンボウ達が「お仕置き」されたみたいね…
それにしても…「究極のライト」かぁ~
変わった大工さんもいるんだなぁ…?
ガンちゃんだって、メカ造ってるとき作業灯使ってるじゃん!
ああ…そっか。
(だけど僕には、もっと大切にしたい「明かり」があるからね…)
「え?何?どうしたの?そんなに見詰めて…?」
なんでもないよ。
アイちゃん…、それじゃあ家に帰ろっか?
うん!!
※使用画像について
「岡田 准一」
「楽天市場」 「Yahoo!ショップ」 「ホームセンターコメリ」 「ホームセンターヤマキシ」
以下、ウィキペディアより引用させて頂きましたm(__)m。
なお、当ブログの「究極の作業用ライト」とは、あくまでも個人の感想、思い込みであって~
決して万人のそれでは無いことを、ここに明言しておきたいと思いま~す(´Д`)❤
おしまい!