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ピピピピピの爽やかな日記帳

親の経営コンサル会社で働く20代後半、社内ニートの話

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「不倫の合意書」が一般化するべき 慰謝料も離婚も不要 合法的な浮気へ

自己主張

金と依存が結婚を成り立たせている

 夫婦間で合意形成が完了している事例はいくらでもあるのだから、「ゲスの極み」「ポストベッキー」「第二の乙武」などと、全てを焼き払うように不倫バッシングを行うのは間違っている。
 日本は、3組に1組は離婚する傾向があり、その理由の第一位は、性格の不一致である。
 逆に夫婦生活を継続している人々は、何にモチベートされているかといえば、男は寂しさの解消や将来的な介護の安心、女は流れてくるマネーだ。
 とどのつまり、金と依存が結婚を成り立たせている。

無期懲役の判決を受けたように、本音を抑圧する人々

 結婚をすることで人は、根源的な欲望を破壊することを強いられ、道徳心があろうとなかろうと誠実の仮面を被らされ、夫(妻)に隷従させられることになる。
 一部例外は存在するが、大方の人間は、妥協、諦念、悟りをむやみやたらに使い回し、歯を食いしばらなくてはならない。
 脱獄可能な刑務所の中で暮らすようなもので、胸奥では新しい世界へ踏み出したいと思っているのに、「俺は囚人だから……」という理由で堪え忍んでいる人だらけなのである。
 そうした自縄自縛の息苦しい生き方をしているもんだから、「不倫は許すまじ」という本能や本音とは別物の言葉が捻り出されるのであり、それゆえに己とは無関係な遠くの家庭問題に対しても口を挟んでしまうのだ。
 不倫や離婚などは、それぞれの夫婦――小さな世界の事件でしかない。
 にも関わらずこれだけ騒がれるのは、妥協の生き様のせいで不満足な連続の中にいる人々が存外多く、そうした浮かばれない者たちは、ちょっとの刺激で嫉妬に駆られてしまい、幸福な快楽を享受している者を叩きのめすことでメンタルコントロールを図ろうとする。
 離婚理由の上位に、「相手が浮気をした」があるのは、ここぞとばかりに隙を突いて慰謝料を奪い去ろうとする男(女)がいるからであり、決して純愛がうんたらかんたらの絆が関係した問題ではない。
 繰り返すが、結婚生活の目的は金か依存であるから、チンパンジーと結婚して10億円貰えるなら、一つ屋根の下(安全な檻付き)で共同生活することを決意する人は、多々いると思われる。
『介護の時期が来たら復讐してやろうと考えている妻はけっこういます*1
 このように、自分のことを悲劇のヒロインだと信じて疑わない民衆がごまんといて、彼らは虎視眈々と復讐・憂さ晴らしの機会を狙っているから、不倫に成功した人々を発見した際に、深い考えもなしに攻撃行動に打って出るのだ。
 であるから、婚外恋愛を承諾し合っている夫婦でも、理不尽な白い目を向けられてしまう社会になっている。
 こうした歪みを是正するためには、「不倫の合意書」を一般化する必要がある。
 LGBTなどのように、浮気についても、汚らしいことなどない守るべき価値観だという風潮を広げなくてはならない。

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不倫で経済を活性化させるべき

 みんなで偉い子ぶっちゃって、小綺麗に生きようとしているから、金回りの悪い社会になってしまうのだ。
 常々、新規の愛すべき人を発見しようとする競争社会になってこそ、人々が好戦的になって、アドレナリンやテストステロンなどを分泌させ、勝利するための行動に打って出るようになる。
 どれだけ娯楽が増えようとも、人々の欲望をなにより膨らませるのは男女関係であり、そこを抑え込むようなことばかりしていたら、モノが売れなくなるなんてのは若手の猿でも分かることだ。
 特に金持ち連中の派手な色恋を、みんなで応援するようになれば、不倫トリクルダウンも望むことが出来、不倫マネーによって保育園が建ち、希望を見出した中間層に悦楽至極の子だくさん家庭が増え、「日本好き!!!」という意識が醸成される。
 今の日本社会で良くないのは、欲望は汚い、汚いものは排除しろ、という潔癖症を悪化させてしまっているところだ。
 たとえば2016年・世界幸福度ランキングのチャンピオンであるデンマークは、浮気・不倫率でも2位であり、本音を貫いた人生がどれほど満足感を伴うものかを教えてくれている。
 不倫の合意書を作成し、快楽という名の社会貢献をしよう。

 

人はなぜ不倫をするのか (SB新書)

人はなぜ不倫をするのか (SB新書)

  • 作者: 亀山早苗,上野千鶴子,丸山宗利,竹内久美子,島田裕巳,福島哲夫,宋美玄,山元大輔,池谷裕二
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2016/08/06
  • メディア: 新書
  • この商品を含むブログを見る
 

『離婚後、養育費を受け取っている母子は2割にも満たない』とあるように、経済的な困窮に襲われる恐怖によって、がんじがらめになりやすい状況が出来てしまっている。極限まで我慢をしてしまうことによって、心の奥底に穴が生まれ、そんな時に、「ココロのスキマ、お埋めします」と優しい言葉を掛けられたら、「ドーン!」と刹那の快楽世界に吹き飛ばされるのも無理からぬ話だ。防衛本能。『一夫一妻という形をとる動物は、ほ乳類で3~5パーセント程度しかいないといわれています』ともあるが、動物と比べるまでもなく、人間の歴史を見ても、複数恋愛は当たり前であった。現代の一夫一妻制の方がイレギュラーであり、ありとあらゆる不倫を内情を調べるまでもなく叩きまくる社会は常軌を逸している。この本の表紙に、『興味深かったのは学者が誰ひとり 不倫を否定しなかった』と力強く書かれていて、浮気・不倫推進派の僕には、心底楽しめる本であった)

きずなと思いやりが日本をダメにする  最新進化学が解き明かす「心と社会」

きずなと思いやりが日本をダメにする 最新進化学が解き明かす「心と社会」

  • 作者: 長谷川眞理子,山岸俊男
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2016/12/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

(この本は最近読んだ本の中では一番面白かった。昨今、ネットで行われている過剰な叩きに辟易している人は、それに関する知見を得られて少なかれ生きやすくなるのではないかと思う。『むしろ貧しい時代のほうが子供が多い。避妊方法がなかったということもあるし、子どもは労働力にもなるし、老後の面倒も見てくれるのでむしろ多いほうがよかったとも言えます』と書いているのだが、これは昔の人たちが思いやりではなく、利己的な動機の延長に子だくさんの未来があったという感じの主張であり、とても面白かった。欲望が、社会を発展させてきたのは間違いないのに、その結果生まれた便利だと謳われるもののせいで、欲望を抑圧するって間抜けにもほどがある。それと、『すべての生物は「勝利者」である』という話も素晴らしい。ここまで生き延びている種は、例外なく勝ち上がってきたことを証明しているということだ。せっかく人類は、覇者として地上に君臨しているんだから、もっと遊び狂わなきゃ損だよね)

ドナルド・トランプ、大いに語る (講談社+α新書)

ドナルド・トランプ、大いに語る (講談社+α新書)

 

『綺麗なだけのモデルではなく、中身のある女性がいいと言う奴がいる。そんな奴らは美人モデルに相手にされていないだけだ』などのように、歯に衣着せぬ発言を連発する有名人が好きな僕は、トランプ本を見掛けるたびに衝動買いしてしまう。本当の美人って少数派であるから、彼女たちの真意に触れられたことがある男なんてほとんどいないはずなのに、世の男たちは、僕も含めて分かったかのように語り始める。それだけ人々は、莫大な妥協によって心をやられているということであり、不平不満で絶命してしまうリスクを減らすために、美女と遊んだという空想を、あたかも現実で体験したかのように話すことで、どうにかこうにか自我の崩壊を避けているのだろう。やはり本音の抑圧は、不健康。僕は妄想の世界ではなく、現実世界で気が狂うほどに遊び回りたい

 余談だが、僕は浮気や不倫どころか、当分彼女も出来ない気がする。ただでさえモテないのに、未読の本が自宅と会社に山積みになっているから、読むだけで一日が終わってしまうからだ。経営者である父親のデスクPCでAmazonにアクセスし、勝手に100冊単位の注文をしても、書籍に限っては怒られない。父も母も読書が好きだから。それが諸悪の根源。

*1:人はなぜ不倫をするのか (SB新書)  亀山 早苗

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