こんにちは!ricoです。もうすぐクリスマスですね。クリスマスプレゼントの思い出はありますか?私にも色々な思い出があるのですが、今日は友達が彼氏にプレゼントしたモノの話です。
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クリスマスには彼に手編みのプレゼント!ひとめひとめに心を込めて。もうね、早い人は10月くらいから、とりかかってますからね。手編みのマフラーやセーターをプレゼントしたこと、ありますか?
中学の時にね、めっちゃ不器用な女の子がおりました。名前は里美(仮)。里美に彼氏ができまして、初めてのクリスマスがやってきます。意外と手作り好きな私は棒編みもかぎ編みも得意でしたので、手編みのマフラーを彼にあげたいという里美に、つきっきりで伝授しましたよ。
なんせ、彼女にとっては人生初の編み物でしたからね。左手の人差し指が、ピンと立てることができなくて、毛糸が棒にかからない。どうにかこうにか編んでましたけど、順番に編み目がすくえなくて穴が空いてたり。ほどいては編み、休んでは編み。彼女にとっては断食道場かっつーーくらいの苦行でしたね。僧侶だね。
同じチカラで同じリズムで編まないと綺麗に仕上がらないんですよね。里美は生まれて初めての経験ですから、そんなことができるわけないですし。泣きながら編んでましたね。もう、やめたらいいのに。
後にはひけないって、とんだ大仕事ですよ。中学生で、すでに後にひけない事があるんですからね。家庭もちのサラリーマンくらいの責任感ですよ。
クリスマスは容赦なく近づいて来ましてね。彼女はどんどん病んでいき。世の中の長細いものが、全て編み棒に見えるという現象が里美に現れ始めましてね。お昼ごはんの時のお箸を見て、ひぃっ!音楽室の太鼓のバチを見て、ひぃっ!おいおい。もう、マフラー編むのはやめよう、と言いましたよ、私。
里美って頑固で生真面目なんですね。その時初めて知りました。とにかく完成させるんだ!って。若干14歳でここまで言う彼女を尊敬しましたよ。ありとあらゆる隙間時間をみつけては編んでました。ガッツだぜ。今考えると隙間時間を有効に使う達人じゃね?と思いますね。そして、とうとう完成の日。
クリスマス3日くらい前でしたかね、完成したというので、里美の家に行きました。里美は消衰しきった顔で「巻いたらこんな感じになるよ」完成したマフラーを巻いて玄関に出てきました。僧侶がね・・・
ゾンビになってたね。
首に長いもの巻いてる絵がおっかなびっくりスゲー怖かったし。顔は痩せこけてて、生気がなくなってるし。顔色も悪いってもんじゃなくて意味不明の影があるし。「人生初の手編みマフラーに挑んだ結果」的なブログが書けるね、今なら。
気を取り直して、ラッピングしようって事になってね。早速、買いにいきましたよ。クリスマス柄で包んで、里美から彼氏への手紙もいれてっと。辛く長い苦行の末にデコボコ可愛いマフラーのプレゼントが出来上がった瞬間でした。
クリスマスの日、里美は彼氏の家に行ったようです。とても喜んでくれたと嬉しそうに話していました。そうか、そうかと親心で私も嬉しくなったもんですよ。そんなね、手編みのマフラーやセーターなんかには、毎日の小さな積み重ねっていう、毎日コツコツやった結果が集約されてる。いやかなりの不格好なマフラーだったよ。ほんと。でも、形よりも、その心意気でしょう?
なに?手編みのセーターがダサい?え?もらいたくないプレゼントのナンバーワン?
どのクチがそんなこと言ってんだろね。いやね、自分の好みじゃないプレゼントなんて、クリスマスじゃなくても、いくらでもあるよね。でもさ、それってそのもの自体の価値よりも、探してくれたり、編んでくれたり、その時間だと思うよね。そのモノにいちいちケチつけるなんて、器がおちょこかって。
彼氏が自分の友達に「手編みのマフラーもらったけど、マジいらね~」とか話すようなヤツ最低。もし、万が一、好みでないとしても、彼女が頑張って編んだもんなんだからさ、いちいち口外するなって。オレは器が小さな男ですって公表してるようなもんだわ。お気持ちだけ、静かに受け取ってくれるだけでいいのに、騒ぐなって。
あ、里美の彼氏ね、静かに受け取って「頑張ってくれてありがとう」って言って1度だけ巻いてくれたみたいよ。もらって嬉しいものじゃなかったとしても「気持ち」をちゃんと受け取れるイイ男だったと今でも思ってる。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
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