世界最長の鉄道トンネル運用開始 アルプス山脈を縦断 スイス
青函トンネルを抜いて世界最長となった、アルプス山脈を縦断する鉄道用トンネルの運用が始まり、11日、最初の旅客列車がトンネルを通ってアルプス山脈を越えました。
運用を開始したのは、スイスのアルプス山脈を縦断する全長57.1キロの「ゴッタルドベーストンネル」でこれまで世界最長だった本州と北海道を結ぶ青函トンネルを3.2キロ上回っています。
現地時間の11日午前6時、最初の旅客列車がおよそ500人の乗客を乗せ、アルプス山脈の北側にあるスイスのチューリヒ中央駅を出発しました。列車はトンネルを通ってアルプス山脈を越え、およそ2時間後に山脈の南側にあるルガノ駅に到着し、駅のホームで音楽隊や大勢の人たちに出迎えられました。
完成まで17年、日本円で1兆3000億円余りの総工費をかけて完成したトンネルによって、このルートは、山脈をう回する従来のルートに比べ30分以上時間が短縮できるほか、貨物列車によって物流が大幅に伸びると見込まれています。
最初の旅客列車に乗った女性は「世界で最も長いトンネルを走る列車に最初に乗れたのはとても特別な経験です」と話していました。
現地時間の11日午前6時、最初の旅客列車がおよそ500人の乗客を乗せ、アルプス山脈の北側にあるスイスのチューリヒ中央駅を出発しました。列車はトンネルを通ってアルプス山脈を越え、およそ2時間後に山脈の南側にあるルガノ駅に到着し、駅のホームで音楽隊や大勢の人たちに出迎えられました。
完成まで17年、日本円で1兆3000億円余りの総工費をかけて完成したトンネルによって、このルートは、山脈をう回する従来のルートに比べ30分以上時間が短縮できるほか、貨物列車によって物流が大幅に伸びると見込まれています。
最初の旅客列車に乗った女性は「世界で最も長いトンネルを走る列車に最初に乗れたのはとても特別な経験です」と話していました。