10日にストックホルムで行われたノーベル賞授賞式で、米国人の詩人でパンクロック歌手のパティ・スミスさん(69)が、式典を欠席した今年の文学賞受賞者の米国のシンガー・ソングライター、ボブ・ディランさん(75)の代表曲「はげしい雨が降る」を歌った。
約7分間に及ぶ曲をギターの調べに乗せて歌う途中の2節目で声が出なくなり、「ごめんなさい」と歌い直したスミスさんは同日夜、報道陣の取材に「とても感動的だった。ミスをしてしまったけれど最善を尽くした。とてもうれしかったし、とてもわくわくした」と振り返った。
スミスさんは、10代の頃からディランさんにあこがれて音楽界に進み、半世紀にわたり影響を受け続けてきたと明かしている。そのディランさんの代表曲を晴れの舞台で披露することは、大ベテランの「パンクの女王」にとっても緊張する場面となったようだ。(ストックホルム=南宏美、渡辺志帆)
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