ガンガンONLINE連載中
『魔法陣グルグル2』 衛藤ヒロユキ
めずらしくギャグ漫画を紹介します。
前作『魔法陣グルグル』の続編です。
前作は、世界征服を狙う魔王ギリを倒す為に勇者ニケと、グルグル使いのククリが旅に出るという話で、コミックは新装改訂版として発売されているみたいです。
魔法陣グルグル 新装版 コミック 全8巻完結セット (ガンガンコミックスONLINE)
- 作者: 衛藤ヒロユキ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2014/05/22
- メディア: コミック
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前作で登場したキャラクターが、今作でも出てくるので、とても懐かしいです。
もちろん前作を読んでいない人でも楽しめる内容になっています。
あらすじ
前作から続編が出るまで約9年。
でも、魔法陣グルグルの漫画の中では2週間しか経っていない設定です。
前作で魔王ギリを倒し、世界が平和になったのに、また魔王が復活し、再びニケとククリが旅立つというお話。
今回もジミナ村から、ゆるーい感じで冒険出発。
おすすめポイント
衛藤ヒロユキワールド
(出典:魔法陣グルグル 2巻)
前作から変わらない世界観。
この世界観の漫画は、この人にしか描けないんじゃないかなーって思います。
主人公が勇者と魔法使いっていうRPGっぽい設定で冒険ファンタジーものかと思いきや、ところどころでギャグをぶちこんでくる。
しかも正統派とかシュールなやつじゃなく、意味わからないものが多め。
唐突に意味不明なものが出てきて、素直に「何これ」って思うんだけど、なぜか面白い。理解できないのになぜか面白い。
ずっとギャグで通すだけじゃなく、ストーリーもちゃんとある。
下ネタもなく、純粋なギャグなので子供も楽しめる内容です。
くっさいセリフも、もちろん健在。
爆笑するってほどじゃないけど、じわじわくる面白さで、思わず声に出して笑ってしまう。
登場人物たちのキャラが濃すぎる
(出典:魔法陣グルグル 1巻)
勇者ニケはかっこいいのに、たびたび意味のわからないボケをかまし、魔法使いククリはかわいいのに天然ボケ。
主人公2人はもちろん、他の登場人物もキャラが濃ゆい人が多め。
前作で登場したなつかしい人達が再登場し、新しく癖の強い人達も出てきます。
そしてこの漫画特有ですが変な親父が多め。
その代表がおなじみのキタキタ親父。
前作ではキタキタ親父が強烈すぎて、ビジュアルや仕草だけで笑いました。
さすがにキタキタ親父には負けますが、なかなか変わった親父達が脇役として今作でも登場します。
毎度思うけど、親父キャラの使い方が秀逸。
まとめ
グルグル使って攻撃する魔法使いって設定が面白いし、勇者も妖精もモンスターも出てきて、さらにはボスも出てきてRPGっぽいところに魅力を感じた魔法陣グルグル。
子供の頃に大好きだった魔法陣グルグルの続編なので購入しました。
あいかわらず絵はほんわかしていて癒されます。
続編になってつまらなかったらどうしようとか、テイストかわってたらどうしようとか思ってましたが、この世界観なつかしいです。
ギャグセンスも衰えず。意味のわからない感じもあいかわらず。
前作のクオリティのままで安心しました。
ギャグ漫画はあまり読まないけど、これは好きです。