多摩川に少年の遺体 周辺で衣服や所持品見つからず

多摩川に少年の遺体 周辺で衣服や所持品見つからず
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川崎市の多摩川で衣服を身に着けていない状態で遺体で見つかった18歳の少年について、現場周辺では少年の衣服や所持品などが見つかっていないことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、さらに衣服などを探すとともに、少年が何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もあると見て調べています。
今月2日の午後5時半前、川崎市多摩区の多摩川で横浜市に住む18歳の少年が遺体で見つかり、警察が調べた結果、少年は溺れて死亡したことがわかりました。これまでの調べで、少年は衣服を身に着けておらず、遺体が見つかった今月2日の午後8時すぎ、少年の母親から「息子と連絡が取れなくなっている」と横浜市内の警察署に届け出がされていました。

その後の調べで、遺体が見つかった多摩川の河川敷周辺では、警察の捜索の結果、少年の衣服や所持品などが見つかっていないことが捜査関係者への取材でわかりました。

警察は、さらに衣服などを探すとともに、少年が何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もあると見て調べています。

「人が集まる場所で遺体見つかり驚き」

18歳の少年の遺体が見つかった多摩川の河川敷を毎日散歩しているという近所の男性は「今週のはじめ、警察が川に棒をさして何かを探しているのを見かけました。その時は何を探しているのかわかりませんでしたが、きのう、ニュースを見てそうだったのかと驚きました」と話していました。また、この男性は「この河川敷には、近くのファーストフード店やコンビニエンスストアで食べ物を買った高校生や大学生が集まったりする場所です。ほかにもお年寄りがゲートボールをするなど、さまざまな人が集まる場所で、こんなところで遺体が見つかって驚いています」と話していました。